下屋の側面にビニールを張るDIY

下屋

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はじめに

 

今回のDIYをやる前は上の写真のように、下屋には屋根しかなくて側面ががら空きでした。
側面が空いていると雨が内側へ降り込んでくることも結構あり、保管していた道具や資材が錆びたりカビたりして、劣化してしまうことがありました。

とりあえず頭が当たらない高さの上側、三角形部分の辺りだけでも塞ぎたいと思ったのです。

 

以前、実験的に北面下屋の北側にビニールを張ってみたのですが、しばらく経っても劣化は見られず破れも発生しませんでした。
ですので農ポリ(POフィルム)を面材料とし、野地板で挟む方法は有効であると判断し、今回も同じ方法で作業していくことにしました。

 

農ポリは前回使用したものがまだ余っているので新しく購入しませんでしたが、一応通販でも売られています↓
本来はビニールハウスに使われる資材ですから、100m巻で販売されることが多いようですが…

 


下地作り

今回少しだけ工夫したのは、農ポリの下地となる水平の木材と小屋側の接続部分です。

水平材には安価なSPF2×4をタフソートで塗装したものを用いました。
下屋柱側面と小屋4隅は面が合うように設計しましたから、シンプソン金具のリジットタイを用いて簡易に接続しようとしました。

が、接続する高さの場所が漆喰を塗った場所ですから、そのままリジットタイを取り付けると、小屋内部の角材にビスが届かず、脆い漆喰や軽量モルタルに取り付けてしまうことになります。
よって少し工夫することにして、小屋外壁に白色で塗った2×4を90mmビスで小屋内部の木材と繋げ、リジットタイはその角材に取り付けることにしたのです。

金具を付ける場所は微妙に面倒で、何度も高さを変更しましたが、結局上の写真のような位置となりました。
シンプソン金具は穴の大きさが小さいものが多いため、スリムビスを多用しました。

下屋柱側はこんなもんです。
ここで大事なのは「水平にする」ということですから、2×4の上に水平器を置いてどの高さに金具を取り付ければ良いか決めました。
こういう作業は、一人だと地味に疲れるんですよね…

で、下地完成です。

下屋の柱と小屋を繋ぐ材は今まで垂木しか無かったですが、こうやって水平材を取り付けることでより全体が強固になるという利点もありました。

 

ビニール(農ポリ)張り

農ポリを固定する材は安価な12mm厚野地板としますから、床下から余りものを引っ張り出しました。

…探せば何でもあるもんだな。
貯め込み過ぎではなかろうか?

2×4材の幅は約90mmですから、90mm幅になるように丸ノコでカット。
さらにサンダーでやすりがけして表面をつるつるにします。

こういう作業は1stシーズンの内壁づくりで散々やりましたが、久しぶりにやるとなかなか面倒です。
俺も若かった…(?)

 

出来上がったものはタフソートで表面を2回塗り。
野地板だけは外気に晒されることになりますから、防腐処理は必要だと思います。
しないとカビで汚く…

 

お次は農ポリをカット。
サイズを測って定規をセットし、カッターで切るだけ。

…ですがこの日は風が強くて、なかなか綺麗に伸ばせなかった。

材の加工が全て終わったら、最後の農ポリ取り付け作業に移ります。

多人数ならいざ知らず、一人だと農ポリを上手く伸ばしながら作業するのは難しいので、ひとまずタッカーで仮止めです。

仮止めが済んだら野地板を取り付けます。
今回も25mmスリムビスで固定していきました。
たるみも少なく、なかなか良い感じに張れたような気がします。

リジットタイとの干渉部分では、ちまちまと野地板をカットして取り付けました。
こういう作業も、地味に時間かかる…

 

逆側も同じように取り付けて、完成です!
これで少しは雨の振り込み量も少なくなるでしょう。

この日は風が強かったので、タッカーで仮止めしているときは破れて外れそうにもなりましたが、野地板で挟み込んでいくとそのような恐れも無くなり頑丈に張れました。

安価に防水・防風性のある壁を作りたい場合、こういう風に農ポリを用いて板で挟んで固定していく方法も良いんじゃないかと思います。
波板よりも物理的強度は少ないですから、頻繁に何かをぶつけてしまうような場所には不適ですが、今回のようにほとんど触れないような場所に設置するのには最適なのではないでしょうか?

 

…しかし今回のこの一連の作業は、実は次への布石でしかなかったり。

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