小屋のDIY日誌 グラスウールとスタイロフォームで天井と壁を断熱

2017年2月12日6畳小屋

小屋DIY 断熱材

山の中に居住用の6畳小屋を一人で作ろうとしています。

今回の記事では、小屋の内装編1記事目として、断熱材の施工を行っていきます。
断熱材があれば暑さ寒さは和らぐはずです。

使ったのはグラスウールとスタイロフォーム。
それぞれの特徴については、過去の記事をご覧あれ。
壁・天井断熱では、安価なグラスウールをメインに使っていきました。

 

前回までの記事で、基礎~屋根が完成。
外装・内装・窓の3ルートを並行して作業してました。

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半端な隙間に端材スタイロフォーム

2016年12月4日、雨ですが屋根が出来上がったので、小屋内部での作業ができるようになりました。

まずは床断熱材施工時に出た50mm厚スタイロフォームの端材を使って、グラスウールを入れるには小さすぎる隙間に詰めていくことにしました。

野外に放置していた端材ですが、直射日光が当たりまくってたのに劣化は見られず。

壁は2×4材(38×89mm)を使ったので、充填断熱工法での断熱材厚さは最大で89mmとなります。
外断熱工法ならいくらでも厚みを増やせますが。

さて、端材スタイロフォームの厚さは50mmなので、2枚重ねにすると厚み100mmになって壁に入りません。幅や長さはまちまちです。
ちょっと面倒ですが一つ一つカットして、幅50mm厚さ39mmのものを大量生産していくことにしました。

どうしても半端な隙間が出てくるので、そういうところには細かな端材を手でちぎって詰め込み、木工用ボンドで固めていきました。
木工用ボンドは量の割に安いです。


12月16日、ちまちまちまちま切っていって、ようやくスタイロフォーム施工完了
三角部分もみっちり詰めて、端材を消化。
テント生活に使っていたスタイロフォーム2枚を取り出して使ってみたりもしました。

39mmにカットしていく作業は簡単ですが時間がかかり、ちょっとやる気を失いながら施工してました。
今までの壁づくりや屋根作りと比べると、地味すぎる!

 

グラスウールの施工


100mm厚16K相当のソフールを使用

 ホームセンターで「ソフール」という、100mm厚・幅430mmのグラスウールを購入。

このグラスウールは普通のものよりも構造的に高性能だからか、密度10kなのに16k並の性能があります。
(密度があるほど、厚みの割に断熱性が上がります)

数あるグラスウールの中でどうしてこれを選んだのかということですが、行きつけのホムセンにこれしか置いてなかったというのが実情。

出来れば壁厚さ89mmピッタリになるグラスウールが欲しかったですが、近くのホムセンで100mm厚買った方が安いので100mm厚にしました。
通販ならツーバイフォー住宅用のものが売ってますが、送料分高くなるので。

床を掃除して、梱包を破ってみます。
モコモコモコモコ…とどんどん膨らんできました。
かなりのスペースを取ることになったので、掃除しておいて良かった…。

表面の注意書きを読みます。

薄くて穴の開いたほうを外側、つるつるになっている防湿面を室内側に向けて張っていきます。

両側の耳には、長さの目安やタッカーを打つ位置が書かれています。
長さの目安が書かれているので、カットするときのガイドに出来るようです。

グラスウールの施工に必要な道具は、留めつけるための「タッカー」と、カットするための「ハサミ」のみ。

 

グラスウールの施工方法と壁への施工の様子

12月5日より、作業開始。

注意書きどおり、施工前に端っこを少し開けておきます。

充填断熱施工のマニュアルを読むと、グラスウールをカットする場合は30mm以上余分にカットし、耳を作っていく必要があります。

耳を作らずカットしてしまった箇所には、施工後に気密テープを貼って隙間を塞ぎ、気密性を高めました。

まあいくら壁の断熱性とか気密性を高めても、開口部である玄関と窓の性能が悪かったらほとんど意味なさそうです。

 

ツーバイフォーの壁の隙間幅は455-38=417mmとなりますが、隅だと300mmくらいになります。

試しに押し込んでみると納まりそうだったので、形がいびつに…
ふんわりと施工しないと、断熱性も下がってしまいます。

そこで、少しずつカットして、横向きに張ってみました。
うむ、横向きの方が収まりよくて断熱性がありそう。


12月26日壁のグラスウールの施工はほぼ終わり!

写真には若干開いてるところがありますが、グラスウールに梯子をかけられないので、内壁を張ってからやることに。

 

天井にグラスウール施工

12月6日、天井グラスウール施工の開始です。
垂木ピッチも壁と同様455mmなので、壁と同じグラスウールが使えます。

しかし天井では壁と違って、施工途中はグラスウールがぶら下がるようになります。
なので、一番最初のポイントをタッカーで留めても、重量に耐えられず破れていってしまいました…

常に片手でグラスウールを支えてずれを直しながら、片手でタッカーを操作しなければなりません。
作業は難儀しました。

3分の1以上留められたら自重にも耐えるようになって、手を離してもブチブチと破れていくことは無くなりました。
固定していないロフト根太を足場にしながら、タッカーでの打ち付け完了。

グラスウール1枚の長さは2,740mmでしたので、カットしなくてもほぼぴったりに納まりました。

ただ、やはり若干長さが足りないので、テープで隙間を埋めていきました

天井へのグラスウールはこんな感じで進んでいきました。
足場を頻繁に移動させたりしたので、壁よりも面積当たりの施工時間はかかりました。

垂木と垂木の間の隙間を防ぐことが出来たので、これだけでも気密性が上がって、室内的な雰囲気を感じられました。

 

内装編の次回は、天井石膏ボード張り。

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