調理場ウッドデッキDIY 根太の取り付けなど
前回で根太への荷重を分散させる大引きの接続までが終わりました。
今回は床板設置の下地となる根太の接続がメインです。
根太の接続
2018年4月8日、今回は根太の両端の接続では基本的に金物を使用しました。
使用したのは写真の、「Cマーク204用根太受け金物」です。
軸組工法用のZマーク金物とは違ってこちらは枠組壁工法(ツーバイフォー工法)用の金物となります。
住宅建築で多く使用されている大量生産品のため、強度が保障されてるし単価も安いです。
私の購入時は1個72円でした。
釘も付属しているため、釘選びをする必要もありません。
セルフビルド・DIYでもこういうZマーク金物やCマーク金物を積極的に使用すると、建築費を抑えられて頑丈なものを作れるんじゃないかと思います。
根太の両端取り付け
それでは接続に移ります。
根太の両端は小屋の105角土台と、デッキの柱どうしを繋いでいる2×6に突きつけで接続していきます。
根太の中でも両端のものはデッキの柱側面に接するようにするため、ここは90mmビスを縦横に打って金物無しで固定。
束柱へのサンドイッチ工法に少し似ている留め方。
金物を使ってみますが、付属の釘を打ち付けるだけの簡単作業かと思いきや、手順を考えないと少し誤差を出してしまうものかもしれません。
私の場合、最初のものは根太受け金物の底と根太の底が一致せず、釘のみの力で浮いてしまった…
釘だからビスより抜きにくく、修正しにくいし!
ちょっと作業順を考えながら作業です。
大引きは同じ高さにしたと言えど反りとか作業時の誤差とかが少しあります。
なので若干の誤差でも微調整できるような方法を採りたいのですね。
今回の自分の場合、以下のような手順としました。
- まず根太を置く両端の材に平面的位置の印を付けておく。
- 規定の長さにカットした根太を印の場所にセットし、材の上に水平器を置く。
- 水平になるように手で根太を持って傾きを微調整し、水平になったところで根太の下端がちゃんと金物に接するようにしながら金物を端に固定。この時はまだ根太側には釘を打たない。
- 次にもう一方に周って、こちらも金物と根太下端が接するように金物を端に固定。
- 金物の端への固定が終わったら、根太と金物を釘で打って接続していく。
根太用金物は105角以上で使うのが前提なのか、90角の柱に接続しようとしたら若干飛び出ました。
釘を少し斜めに打つと、特に危なげなく接続出来ましたが。
釘というのはなかなか材への衝撃が強く、節があったにもかかわらずそのまま打ったら割れた…
こういうときはドリルで下穴開けたほうが良いですね。
根太と大引きの接続
根太の両端を固定するだけでしっかりしてくるのですが、大引きと根太との接続もしてしまいましょう。
こちらは無理に金物を使う必要は無く、住宅建築でも普通に行われている『斜め打ち』で接続していきます。
斜め打ちは少し難しいものですから、ドリルが折れないように慎重に下穴開けてから行います。
小屋建築時に何本ドリル折ったことやら…
今回の自分の場合、75mmビスを1か所に2本ずつとしました。
根太の両端と大引きへの接続が終わったら、根太の取り付け完了です!
使用した根太の数は7本、ほぼほぼ455mmピッチです。
全然ぐらつきません。ウェーイ!
と思ったら大引きの高さの誤差がそれなりにあったりしたのか、根太と大引きの間が結構空いてしまったところがあったよ!
ヤーウェーイ!
夕方になったので今日の作業はここまで。
製材された木材を金物使って組み立てていくのは早いし楽です。
久々によく仕事した感じあります。
試しに根太の上に購入しまくった床材を置いて乗ってみたら、気持ちよかったです。
平坦な床は、良いんすよ!
野地板外壁張りなおし
4月9日、床板作業の前に野路板外壁を張りなおしておくこととします。
床板の必要面積を若干でも減らすため、野地板と床板が接する隅は野地板がくるようにします。
まあこのほうが水はけも良いかな?と思って。
小屋の土台下端まで覆っていた野地板外壁ですが、根太を取り付けたため少し短くて良くなります。
というわけで少しカットします。
腰くらいの高さの平坦な床があると物凄く作業しやすい…
ちゃんと作業台作っておいたほうが良かったかな?
下地である横桟は前回の910mmピッチではなく約455ピッチで取り付けましたので、野地板をビスで張っていくと外壁がボコボコする事はなくなりました。
隙間無く張っていこうとしますが、幅が足りなくなりました。
縮んだのか!
買ったばかりの野路板は湿っていたから、一年経って乾燥して縮んだのでしょう。
乾燥したものの幅を測っていってみると、約3%ほど縮んでました。
未乾燥材はこういうのがありますから、野地板を外壁に使う場合、一年目は見栄え悪くても良いからとりあえず仮留めして乾燥させ、2年目に窓際などの加工しなければいけない部分を乾燥したものを加工して仕上げていった方が良かったかもしれません。
在庫の乾燥済み野地板を取り出して、加工して、タフソート塗りなおして、窓際部分を仕上げました。
サイズが合わなくなったものは一応床下にとっとくことに。
これが端材が増えていくメカニズムである。
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