小屋のDIY日誌 石膏ボードを天井に一人で貼る、失敗と成功した方法

2017年2月14日6畳小屋

小屋DIY 天井石膏ボード

山の中に6畳の小屋を一人で建てようとしています。

内装編の記事2つ目、今回は天井に石膏ボードを貼っていきます。
全て一人でやったので、かなり苦労しました…

 

前回は壁と天井に断熱材を施工しました。

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石膏ボードとは

石膏ボードは石膏を主成分にした材料を板状に固めたもので、燃えなくて安いので内壁材として多く使用されています。
遮音性は重量に比例するらしいので、安い割には重い石膏ボードは遮音性も優れている…らしい。

しかし石膏ボードには、水に弱い、欠けやすくて脆いなどというデメリットもあります。

通常、人間や物がぶつかる可能性のある「壁」には12.5mm厚のものを。
「天井」では軽くて施工がしやすい9.5mm厚のものが使われます。
(参考:ゼロからはじめる「木造建築」入門

山の中の小屋暮らしだから遮音性とか耐火性はあまり必要無いですが(燃えるときゃあ家だけでなく周辺全部燃えるし)、安いのでとりあえず壁や天井に施工してみることにしました。

なお、天井材を取り付ける時などに壁に材をぶつけることがあるので、天井⇒壁の順番で施工していくのが基本です。

 

買い出し

ホームセンターで軽トラをレンタルし、とりあえず天井の分として9.5mm厚を6枚、何枚必要になるか分からない壁用の12.5mm厚を6枚購入してみました。

合板と違って、脆い材料です。
軽トラに積み込んだり降ろしたりするのは慎重にやったから、疲れた…。

道路脇に置いた石膏ボードを小屋内部に運び入れるのにも苦労しました…。
石膏ボードは重いので1枚ずつしか持てないし、脆いので合板のように一輪車に乗せていくのも壊れそうで無理。
しかも水に弱いので、雨が降ってくる前に運搬を終えてしまわないといけません。

あぁー!疲れたーあ゛あ゛あ゛!!

 


天井に施工

1日目 失敗

2016年12月11日、では石膏ボードを天井に貼っていきます。
固定用のビスは、長さ32mmの石膏ボード用のものを使いました。

 

ロフト根太で足場を作って9.5mm厚のボードを持ち上げ、はしごをかけてさて設置してみようとしますが、無理だこれ!

9.5mm厚のくせに妙に重いしたわんで壊れそうだし、体勢的に万全で無いし一人での作業だから、両手で取り付け位置に持っていくことは出来てもインパクトドライバーを握ることが出来ませんでした。

そこで、自分でわが家を作る本。にも載ってある『天井材抑え用トンボ』を簡単に作ってみました。

端材の板と野縁を使って超簡単なビス1本接合。
もうすでに壊れそうだけど。

トンボは2本の棒、下部と先端部に分かれており、ビスで2本を接合します。
その接合長さを変えることで、トンボ全体の長さを変えることが出来ます。
必要な長さに応じてビスを打ち直せば、簡単に調節できるわけです。

高さ調整を終えていざ実戦。
伸ばしたトンボと垂木下端の間に石膏ボードを滑り込ませて、何とか良い感じの位置に持ってこさせることに成功。
ちょっとボードを動かすだけで、バランスが崩れて滑り落ちそうになります。
全身の筋肉を使いながら位置の調整を終えて、片手で抑えながら何とかビス1本打つことが成功!

片手で抑えながら更にビスを打っていきます。
しかしいくら打っても合板のように危なげなく留まることがなく…

これだけ留めたら大丈夫かな?と思って手とトンボを離したら、ボードが折れたー!

何とか首の皮一枚、というか裏面の紙一枚で繋ぎとめられました。
もしかして石膏ボードって、中央部の石膏にはほとんど強度が無いのか?
同じ厚さの合板よりも強度は無いことは知っていましたが、まさかここまで強度が無いとは…

トンボで再度抑えながら、思いっきり手で押しながらビス打ちをして、ようやく1枚完了。

ビス頭が埋まるくらいにしたほうが、仕上がりも平らに出来ます。
しかしほんのちょっと深く打ち込みすぎるだけでビス頭が表面の紙を突破して、ボードが若干落ちて固定できなくなるときがよくありました。

おかしいな…
一番楽そうなところでこれだけ苦労したんだから、小屋上部の天井だとどうなるんだ!ていうか無理でしょ!

同じような方法で2枚目も施工しようとしましたが、予想通りトンボが壊れました。
というわけでこの日の作業は終了し、もっと良い方法を編み出すことにしました。
とりあえず今までの方法では小屋上部のボードを貼るのは絶対無理。

本当に石膏ボードは壁倍率1倍もあるほど高強度なのか?
wikipediaに「非常に丈夫」とか書いてあるけど、

嘘だッッ!!

 

…石膏ボード貼るのやめてベニヤ板でも貼ろうかと考えたこともありますが、調べてみると一人で天井に石膏ボード貼るときは半分に切る人が多いようです。
石膏ボードを半分に切る、それに加えてもっと使いやすくて頑丈なトンボを作れば大丈夫なのかもしれません。

一人で天井に石膏ボードを貼る作業は、壁パネル立て以来の難関な作業です。

 

2日目 トンボの改良と半分にカットして施工

次の日、昨晩考えた改良案を試してみます。

まず、1,820×910mmの石膏ボードを半分にカットして、910×910mmにしました。

材料は出来る限り切らずに施工した方が、隙間も無いし強度もあります。
でも、切らないと一人ではまともに施工できません。

石膏ボードを切るのはカッターで出来るらしいので半信半疑でボードの表の紙を切ってみると、…綺麗に折れました。
折れても裏の紙で繋がっているので裏の紙も切ると、無事綺麗に切り離すことが出来ました。

もしかして石膏ボードって、表裏の紙で何とか形を保っている、内部の石膏は強度的に役立たずの脆い板材なの?

最初作った超しょぼいトンボは壊れたので、改良版を作ります。

今度は先端の合板を100×30cmほどに小さくし、斜めの補強材を入れて剛性を高めました。
全て端材です。
接合部分は全て普通のビスで留めました。

1号機と比べて遥かに丈夫そうで、こいつにならボードを預けられるぜ!

早速使ってみます。
高さ可変構造は1号機と一緒。

先端がグラグラしないからかトンボと天井の間にボードを挟むのも楽で、昨日よりも遥かに早くビス打ちが出来る体勢に持ってこれました。
トンボで抑えながら位置の微調整を行い、位置が決まったらトンボの下部を移動させてさらに押し込んで固定し、ビス打ちの開始。

東西端に関しては固定のための材が無いので、けらば補強材部分に固定していきました。
ボードの端全てにビスを打つことが出来なかったので、少しボコボコするところが出来てしまいました。
…ボード端になるところには野縁でも付けておいたほうが良かったなあ。
まあボードの貼り方なんて知らなかったから、しょうがないかねえ。

やはり天井が若干歪んでいたのか、もしくはボードの設置が悪かったのか、ボードが綺麗に入らない時がありました。
ほんのちょっと入らないだけなので無理やり押し込もうとしたら、石膏がぼろぼろ端から崩れ落ちて、強度も見栄えも悪くなってしまいました…。

 

重いし、断熱性もそんなになくて、切り強度も衝撃強度も弱い…

 

 

腕を上げっぱなしにするし、ボードが重いので疲れました。
休憩しながら、足場に気をつけながら、ゆっくり施工して、何とか天井の石膏ボード貼りが終わりました!

若干足りないところがあったので、12.5mm厚の石膏ボードを切って使ってみたところあり。
厚さが違いますが、特に大きな段差は感じられませんでした。

石膏ボードを半分にして、トンボを改良すると、施工スピードが上がって難易度も下がりました。
やり方を少し考えるだけで、こんなにも変わるのか。

天井ボード貼り後の惨状。
石膏ボードは脆いので、欠片がいっぱい散らばる…

この日はボード貼りで1日が終わり。
天井の仕上げは、「壁紙」とする予定。

 

追記

天井に貼る予定の石膏ボードの継ぎ目に合うように、野縁(30×40mmのものなど)を格子状に垂木下端に取り付けるべきでした。
そうすればグラスウールに厚みがあってもボードが下に押されないし、けらば側も綺麗に固定できるし、全体的な固定力も強く出来ました。

後、どうせ壁紙で仕上げるなら、ジプトーン(模様付石膏ボード)を貼っても良かったし、野地板仕上げでも良かった…

 

何とか天井にボードが貼れたので、次は壁に貼っていきます。

 

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