小屋のDIY日誌 壁に透湿防水シート、仮の雨避けオーニング

2017年2月10日6畳小屋

小屋DIY 透湿防水シート

山の中に広さ6畳の小屋を、一人で作ろうとしています。

今回は、外装編1発目、透湿防水シートを張っていきます。
また、雨の降込みや泥はねを防ぐため、シートをオーニングとして仮設置しました。

 

前回までで基礎~屋根が完成!
これからは外装と内装工事の並行作業です。

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透湿防水シート張り

透湿防水シートとは

透湿防水シートはその名のとおり、湿気を通し、水は通さないシートです。
とても小さな隙間が空いたシートで、水蒸気は通すけど水滴はほとんど通りません。
建築では壁内の水蒸気を外に排出して結露を防ぎ、外から降り込んでくる雨を防ぐ機能を果たします。

外側を合板で覆わない木造軸組工法なら効果てきめんだと思いますが、合板で壁が覆われた枠組壁工法だとちょっと効果は落ちるのかも?
まあ、やらないよりはやったほうが良さそうなので貼っておくことにしました。

ホームセンターにも売られていて、幅1m長さ50mのものがありました。
アスファルトルーフィングみたいに上下に印が付いていますので、これも下から施工し、重ねながら張っていくこととなります。


一人での施工の様子

2016年12月6日、透湿防水シートの施工開始です。

必要な道具は、タッカーと切断用のカッターです。

下端は、土台下端に合わせました。
こうすると壁枠と土台の隙間もカバーできます。

まず、1段目を端っこからグルッと回してみます。
片手でロールを持ちながら、もう片方の手でタッカーで張っていきます。
タッカーは上下3つ、幅は約455ピッチで打ってみました。
まあ適当です。

窓や玄関などの開口部はそのまま貼って、後で切る予定です。
こうすると窓作るまで防風・防水が出来ますからね。

一人での作業なのでずっとロールを持ちっぱなしで、腕がつりそうでした…。
手を滑らせたらロールが捻って、ルーフィングのように破れてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしてました。
でも、シートは案外丈夫で、破れてしまうことはありませんでしたよ。

2段目になると、地上からシート上端にタッカーが打てなくなりました。
2段目下端を留められたら、その後ははしごを使いながら固定していきました。

3段目では、1辺の必要長さを測って切ってから、貼りました。
南面高さは2,730mmなので、こちらは3段でほぼちょうど。
それ以外の面は4段になりそう。

小屋の中に入ってみたら、シートを貼る前に比べてかなりの防風効果を感じられました。
ようやく室内的な感じがしてきました。

カットして張っていく

12月10日、小屋側面の4段目は直角三角形の形になるので、長方形にシートを切ってから、三角に半分にして使おうとしました。
立体把握の出来ないピーマン頭ですので、こうやって切った後に側面の内一方は表裏逆にしないと設置出来ないことに気づいた…。

触った感じ、表裏で性能の違いがあるような気がしていたのですが、ちょっと調べてみると基本的に透湿防水シートには表裏は無いらしいです。
外を向く表側は防水力を高めるためにちょっとつるつるになっていますが、基本性能は表も裏も同じということで。

というわけで、西面は裏を向いてしまうことになりました。
外壁貼れば隠れるので、見栄え的には問題なし。

透湿防水シート張り終了!

これで合板が雨で濡れてしまうことが少なくなりました。
ただ、透湿防水シートは紫外線にはそこまで強くないので、やはり何かしらの外壁が必要になってきます。

 

雨避けオーニング取り付け

12月11日、早朝に少し雨が降りました。

屋根に設置した波板から落ちる水滴の動きは想定通りでしたし、小屋内部や軒下でも雨漏りはありませんでした。
しかし雨滴の跳ね返りが大きく、地盤から高さ60cmくらいもあるシート下端が泥で少し汚れていました。

雨滴の跳ね返りで床束や土台角材が濡れて腐朽の元になっては困るので、雨養生に使用していた3.6m×5.4mのグリーンシートを使って南北面にオーニングを作ることにしました。

使用するのは、シート2枚とポリエチレン(PE)ロープです。

ポリエチレンロープは安価の割に強力なロープです。

さて小屋のどこに固定しようか。

壁枠のけらば張り出し部分がかけやすそうだったので、ここに固定することにしました。
一応養生ということで、滑り止めマットとダクトテープで覆ってみました。

こういう部分が無いなら、金具で引っ掛け部分を作る必要があります。
錆びにくいステンレス製の、アイプレートが良いと思いますよ。

最初はシート3.6m辺を小屋側にしようとしていましたが、ハトメ付きシートって3.6mのシートを折り曲げてハトメを作ったりするから、実際はそれより小さくなるらしいんですね。
知らなかった、そんなの…

というわけで結局、5.4m辺を小屋側にしてハトメとロープで繋げ、逆側は近くの木の根など繋げました。

南面も同じように。
これで雨樋付けなくても、雨滴の跳ね返りは無くなります。
いやまあ雨樋も付ける予定なんですけどね。

将来的には同じ場所に頑丈な屋根を作る予定です。
それまではこのシートに頑張ってもらいましょう。

 

外装作業はまだまだ続いていきます。

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