6畳小屋セルフビルド日誌 上部外壁塗り作業


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前回 「上部外壁下地施工」

 

下塗り漆喰

2017年2月19日、快晴です。
遂に漆喰を塗るぞ!

普通の外壁漆喰仕上げでは下塗りは軽量モルタルを使うのが正しいのですが、どこのホムセンにも大容量の安いものは売っていませんでした。
かろうじて見つけたものは小袋で、単価は大和漆喰の2倍近いものでした。
かと言って普通のモルタルは素人だと施工が難しすぎるし…。

また、大和漆喰の袋を見る限り、中塗りは砂漆喰というものにしたほうがいいらしいです。
砂漆喰は砂と布海苔と大和漆喰で作るようですが、左官用の安い布海苔なんて今のところホムセンにもネット上にも見当たりませんでした。
配合済みの砂漆喰はどうか?と考えて調べてみると、どうやら大和漆喰よりも高いようです。
素人的考えですが、下塗りや中塗りは塗り厚を確保して高価な上塗り材を少なくするためのもののように思えますが、まさか上塗り材が最も安いとは…。

というわけで、コストを考えて下塗りから上塗りまで全部漆喰にすることにしました。
砂漆喰や軽量モルタルが高いのが悪いんや。

とりあえず準備を整えます。
トロ箱代わりの一輪車と水を入れるジョッキ、今回は混ぜるために六角軸のペイントミキサーを用意してみました。

大和漆喰20kgで12L必要らしいので、オイルジョッキで測って入れました。
鍬である程度混ぜてからペイントミキサーを使用してみましたが、もう飛び散る飛び散るw
ミキサーは奥深くぶっ刺して混ぜるようにしました。

なお水は分量どおり入れたはずなのにだまが取れなかったので、更に入れました。

だまがある程度取れてからいくらかをコテ板に置いて、もう少し練りました。

では遂に本格的な左官作業開始!

忘れないように見切りに養生テープを貼って汚れないようにしました。
軒天のほうは面倒なので養生しませんでした。

大和漆喰は透湿防水シートにも接着するので、ラス網があるとかなり簡単に引っ付いてくれます。
なので下に落とすこともほとんどなく、楽に塗れていきました。
しかし、かなり厚めに塗らないとラス網が見えなくなりません。

最初の塗りでラス網が完全に隠れるまで塗るのはしんどいので、ひとまずラス網と同じ程度の厚さまで塗って、乾燥してから下地が見えなくなるまで上塗りしていけばいいかと考えました。

塗り厚1.5mmなら20kgで足りるだろうと思っていましたが、ラス網を隠すなら塗り厚多くしないといけないことに気づき、これ絶対に一袋では足りないなと思えてきたので諦めて厚く塗っていきました。
それでもラス網は隠れませんでしたがね!

どうせ上塗りするからということで、手早く適当に塗っていきました。

結局昼過ぎに、東面と南面塗っただけで一袋分終了です。
また楽天期間限定ポイントの失効時に買い足そうかと思います。

山水を引けたので水を大量に使用することが出来るようになりました。
一輪車やコテ洗うのも簡単です。

普通のモルタルはほとんど粘着力ないことが以前の実験でわかっていましたが、ふと「セメントの割合増やすとどうなんだろう」と思いついたので、試してみることにしました。
結果としては、やっぱりセメントに対して砂2の割合だと施工が難しいですが、砂1くらいにするとラス網あるところに慎重に作業すると乗るようになりました。
う~ん、やっぱり漆喰を節約するために作業しやすいところなどはセメント多めのモルタルで塗ってみようかと考えました
壁面端などはラス網が無いのでそういうところはモルタル塗らずに漆喰を厚めに塗ればいいか?
とりあえず東面と南面は下塗りから上塗りまで漆喰のみとし、西面と北面はモルタルと漆喰にして左官の実験をしてみよう。
外壁塗壁diyって案外施工例少ないから、なかなか良い事例になるんじゃないか。

しかし、ラス網張ってまでモルタルを塗る理由って何なのでしょうか。
厚みを増やして耐火性あげるため?
しかし耐火性にこだわらないときは防水シートの紫外線対策になるだけの厚みを塗るだけで良いのかもしれません。
防水力があって表面がちょっとザラザラな安いシートでもあれば…。


2月22日、快晴です。

試しにモルタルを塗ってみることにしました。
セメント:砂の配合比を2:1くらいにして、粘着力を高めてみました。

普通の中塗りコテで塗ろうとしてみましたが、コテ先にほんのちょっとつけて塗っていくような感じでないとやっぱりボロボロ落ちてしまいます。
う~ん、やっぱり普通のモルタルを壁に塗るのは難しすぎる!
慎重にやればちょっとずつ塗れるとは思いますが、おそらくものすごく時間がかかるでしょう。
漆喰多めに使って、ガツガツ塗った方が手間的に楽なんじゃなかろうか。
それに慎重にやっても普通のモルタルだとボロボロ落としてしまうから、量も普通の1.5倍くらい使ってコストもかかるかもしれません。
やっぱり安い大和漆喰を塗った方がいいんじゃないかな~!?

というわけでまた期間固定ポイント消化日まで注文と作業はおあずけ。
それまでは製材とか整地とかを行って、来シーズンに備えることにしました。


2月25日、月末だし5のつく日だから色々通販サイトを巡っていましたが、ふと軽量モルタルについて隈なく調べると「ベースモルタルB 25kg」が大和漆喰より安いことが判明しました。
というわけで期間固定ポイント消化のため、ヤフーで軽量モルタルは2袋、楽天で1袋購入しました。

あぁ…こんなことなら最初から軽量モルタル2,3袋と漆喰1,2袋にしておけば良かったか…
漆喰買う前や塗る前に価格調査した気がしたんだけどなあ。

補足
ネット上での最安値は「アイビ快適建材ショップ」のモルタルでしょうか?
建材最安値調査は大変です。

軽量モルタルを塗る

3月1日、快晴。

昨日軽量モルタルが届いたので施工してみることにしました。
水は1袋25㎏のもので10L必要らしいですが、ちょっとずつ使ってみたいので目分量で適当に調整。
漆喰や繊維壁の施工したことで感覚で水加減が分かって来たので!(こういうときが一番危ない)

普通のモルタルを実験的に塗ってみた場所の横に塗ってみたところ、軽量モルタルは普通のモルタルよりも遥かに塗りやすく、粘りがあるようです。
しかし漆喰や繊維壁のような材料よりかは塗りにくいです。
施工難易度は(難)モルタル>軽量モルタル>漆喰など(易)という感じでしょうか。
軽量モルタルの中にはパーライトやすさのようなものが入っており、これらが粘着性を上げたり軽くしたり耐火性を上げたりしているのでしょうかね。

一人の素人が思うことですが、普通のモルタルを施工出来るのは下地が良くて、壁材の配合比(水含む)が良くて、足場が良くて、コテの扱いが上手い場合に限るんじゃないでしょうか。
やっぱり素人は軽量モルタルや漆喰塗るのがおススメというわけです。

とりあえず塗り厚さは適当で西面を塗ってみました。
やっぱり軽量モルタル塗った後でもラス網が見えてしまいます。
この上に漆喰を塗る予定ですが、本当にラス網隠れてくれるんでしょうか…
防火性能はいらないけど外壁を漆喰にしたい場合、下地は何を使うと安くて薄い塗り厚で済むのだろうか。

足場は組まずに2連はしごをなんどもかけなおして塗っていくので、結構時間かかります。
左官作業のコテの使用方法なんて一切勉強していませんが、塗る時はモルタルをコテ台の上でかまぼこ状にしてコテ裏に乗せるとすんなり塗れました。
コテ返し(?)を何度もやっていると左官職人っぽい!

一日弱かかって、西面と北面のモルタル施工終了です
軽量モルタルは50kg用意しましたが、少し余りました。
余ってもしょうがないので明日重ね塗りして使い切ることにしましょう。
モルタル乾かないとはしごかけられないので、今は施工できません…。


3月2日、晴れ後雨。

まずは軽量モルタルを使い切ることにします。
西面のラス網が透けて見えるところに適当に塗っていったらまだらになりました…。
上塗りで平らにするの大変そうだ!

少し乾いた軽量モルタルの上に軽量モルタル塗るのはもしかして難しいんじゃないかと危惧していましたが、そんなに大変なものではありませんでした。
ラス網に塗るよりかは若干くっつきにくいくらいでした。

軽量モルタルを使い切ったので、乾燥している北面に漆喰を塗っていくことにします。
以前はちゃんと水を計量して漆喰を練っていましたが、この日は面倒だし塗るときの感覚もわかっているので目分量で練りました。

漆喰は軽量モルタルに比べるとかなり塗りやすく、薄く平らに伸ばしていくのも簡単です。
平らにする必要のある上塗り材は、塗りやすいものじゃないといけない、のかな?

雨が降って来たので、今日は中途半端なところで作業終了です。
この日は引きこもっていろいろ計画立てることにしました。

下塗りの軽量モルタルには凹凸が多くあるので、漆喰塗っても軽量モルタルの灰色が透けて見えるところが多くなりました。
やっぱり中塗りとして砂漆喰のような、白くて軽量モルタルよりも平に伸ばせるものを塗ったほうが上塗りが綺麗に出来上がると思います。
まあ砂漆喰は漆喰よりも高価なものしか見つからなかったので、今回は塗りませんが。
もしくは、軽量モルタルに何か混ぜて白色にすると下塗り透けが少なくなったかもしれません。
気になったらもう一回上塗りすることにしましょう。

左官には下塗り、中塗り、上塗りなどがありますが、基本的に施工しにくいが安いもの(凹凸になりやすいもの)>中間のもの>高価だが施工しやすいもの(凹凸になりにくいもの)の順番に塗るものなのでしょうか。
今のところ極めたいとは思いませんが、左官の教科書買おうかな…。

外壁塗り作業終了

3月3日、曇。

昨日の続きから漆喰を塗っていきました。
軽量モルタルは乾燥していくとどんどん色が薄くなっていくのか、下地透けが少し目立たなくてなっていました。

北面終了!

隅はやっぱり難しいですね。
こういうところは板で隠すのが一番楽に綺麗に出来ると思います。
気分が乗ったらデザイン面の改良をどんどんしていこうかな。

西面漆喰塗り終了!
漆喰は塗りやすいので作業は面白いです。

東面や南面は下塗りに漆喰を使ったので、ラス網が見えるところが多いです。
なので当初予定通り上塗りしていこうと少しだけ塗ってみましたが、「どうせなら紫外線である程度劣化してから塗り重ねたほうが効率的なんじゃね?」と思ったので、ここの上塗りはまた来年や再来年にすることにしました。

と、いうわけで漆喰塗り終了です。
外壁作業も終了!
小屋のセルフビルド作業もひとまず終・了DEATH!!

細々した作業は他にもいくつもあるかもしれませんが、一つの記事にまとめるほど多くの工程がある作業はおそらくもうありません。
これからのこの6畳小屋に関する記事は小ネタ集、家具の配置、配管などになっていくと思います。
ひとまず、まとめをしようかと思う。

後日

3月7日、軽量モルタルが乾燥するにつれて白くなっているのか、少し下地透けが緩和されてきました。
軽量モルタルと漆喰の相性はそれなりに良さそうですね。

また、軽量モルタルを塗っただけではラス網が少し見えていましたが、漆喰を塗るとラス網は見えなくなりました。
下塗りに漆喰を使った東面・南面は相変わらずラス網が見えていますが。

外壁塗り壁について思うこと

外壁に漆喰を塗るためにネット上で色々調べまくりましたが、なかなか安くて定番の方法というものが出てきませんでした。
プロは大抵波型ラス+軽量モルタルのようですが、ラス網は単純なものしかホムセンに売ってないんですよねー…。
今のネット上には具体的な左官方法があまり載ってないんだから、職業訓練校とかで購入する教科書などに載っているものをネット上に自分の言葉や図で説明するだけでもおそらく価値あるしアドセンスで儲けられると思うんですが、どうして誰もしないんだろう。(かつや氏、やってくれ)

しっかしまあ、外壁の塗り壁は結構大変ですね。
内壁なら石膏ボードを下地にできるので下塗りや中塗りをほとんど考えずともいきなり上塗りできますが、外壁では下地をどうするか考えるのも施工自体も大変。
私個人の意見ですが、コスト、施工性、デザイン性でバランス良いのはやっぱり野地板張りなんじゃないかなあ。
枠組壁工法なら透湿防水シートの紫外線対策さえできればいいから、胴縁つけて適当な枝や樹皮を貼るのが最も安上がりになるかもしれません。
ただし外観はものすごいことになりそうだが。

初めて左官に本格挑戦してみましたが、左官は奥が深いです。
綺麗に仕上げるには下地材の選定と施工、塗壁材料の選定と施工と組み合わせなど、それら全てを完璧にしてようやく綺麗なものになるのでしょう。
やっぱりセルフビルドで外壁塗り壁は敷居が高いかもわからんね。
サイディングは楽。

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