小屋のDIY日誌 外壁に軽量モルタルと漆喰を塗る、小屋の完成

2017年3月22日6畳小屋

小屋DIY 漆喰塗り壁

山の中に、広さ6畳の小屋を作ろうとしています。

今回は小屋の外装編5記事目、外装編ラストであり、小屋づくり日誌の最終回でもあります。
外壁上部を、漆喰仕上げの塗り壁にしていきます。

 

前回では、塗り壁の下地として、ラス網を貼っていきました。

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漆喰を下塗り~上塗り材にしてみるが…

2017年2月19日、快晴です。
遂に漆喰を塗るぞ!

通常は、軽量モルタルを下塗り材とする

現代左官の外壁漆喰仕上げでは、下塗り材には軽量モルタルを使うのが正しいです。

しかし、自分の山の近くのホームセンターには、大容量の安いものは売っていませんでした…
かろうじて見つけたものは小袋で、単価は大和しっくいの2倍近いもの。
通販だと送料が高くなってしまいます。
かと言って、普通のモルタルだと素人にとっては施工が難しすぎるし…。

 

また、大和しっくいの袋を見る限り、中塗り材は「砂漆喰」にしたほうが良いらしい
砂漆喰は砂と布海苔と漆喰で作るようですが、左官用の安い布海苔なんて今ホームセンターにもネット上にも見当たりませんでした。
配合済みの砂漆喰はどうか?と考えて調べてみると、どうやら大和漆喰よりも高いようです。

素人的考えですが、下塗りや中塗りは塗り厚を確保して高価な上塗り材を少なくするためのもののように思えます。
でも、まさか上塗り材が最も安いとは…。

 

というわけで、コストを考えて下塗りから上塗りまで全部漆喰にすることにしました。
砂漆喰や軽量モルタルが高いのが悪いんや。

(最初は、そう判断したのです)

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漆喰と水を混ぜて準備

漆喰はセメントやモルタル同様、水を規定量混ぜてから塗れば、自然に固まっていきます。

用意したのは、トロ箱代わりの「一輪車」と、混ぜるためにペイントミキサーを使ってみました。

大和漆喰20kgで12L必要らしいので、オイルジョッキで測って入れました。
鍬である程度混ぜてからペイントミキサーを使用してみましたが、もう飛び散る飛び散るw

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ある程度混ざったら、コテ板の上でコテ返しして、ダマを潰していきます。

均一に練れたら、本格的な左官作業開始です!

 

漆喰塗り作業、塗り厚が多く必要…

最初に、下の方の材には養生テープを貼って汚れないようにしました。
上部の軒天のほうは面倒なので養生しませんでしたが。

大和漆喰はラス網があるとかなり簡単に引っ付いてくれました。
なので下に落とすこともほとんどなく、楽に塗れていきました。
しかし、かなり厚めに塗らないとラス網が見えなくなりません。

ひとまずラス網と同じ程度の厚さまで塗って、乾燥してから下地が見えなくなるまで上塗りしていけばいいか?

 

塗り厚1.5mmなら20kgで全面塗れるだろうと思っていました。
しかし、ラス網を隠すなら塗り厚多くしないといけません。

「これ、絶対に1袋では足りないな」
と思えてきたので諦めて厚く塗っていきました。
それでもラス網は隠れませんでしたがね!

どうせ上塗りするからということで、手早く適当に塗っていきました。

結局、東面と南面塗っただけで1袋分終了です。

また漆喰注文しないと…

 


モルタルを塗ってみる実験

2月22日、実験としてモルタルを塗ってみることにしました。
セメント:砂の配合比を2:1くらいにして、粘着力を高めてみる。

普通の中塗りコテで塗ろうとしてみましたが、コテ先にほんのちょっとつけて塗っていくような感じでないとやっぱりボロボロ落ちてしまいます。
普通のモルタルを壁に塗るのは難しすぎる!

慎重にやればちょっとずつ塗れるとは思いますが、おそらくものすごく時間がかかるでしょう。
漆喰多めに使って、ガツガツ塗った方が手間的に楽なんじゃなかろうか。
それに慎重にやっても普通のモルタルだとボロボロ落としてしまうから、量も普通の1.5倍くらい使ってコストもかかるかもしれません。

やっぱり、安い大和漆喰を下塗り材としても塗った方がいいのか?

 

安い軽量モルタルをネット上で見つける

ふとネットで軽量モルタルについて隈なく調べてみると、「ベースモルタルB 25kg」が大和漆喰より安いことが判明。

あぁ…こんなことなら最初から軽量モルタル2,3袋と漆喰1,2袋にしておけば良かったか…
漆喰買う前や塗る前に、価格調査した気がしたんだけどなあ。

建材の種類や価格を調べ尽くすのは、難しいですね。

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軽量モルタルを下塗り材にする

3月1日、軽量モルタルが届いたので施工してみることにしました。

1袋25kgのもので、水は10L必要。

試しに塗ってみましたが、軽量モルタルは普通のモルタルよりも遥かに塗りやすく、粘りがあるようです。
しかし、漆喰や繊維壁のような材料よりかは塗りにくい。

施工難易度は(難)モルタル>軽量モルタル>漆喰など(易)という感じか。
軽量モルタルの中にはパーライトやすさのようなものが入っており、これらが粘着性を上げたり軽くしたり耐火性を上げたりしているのでしょうかね。

ある素人が思うことですが、普通のモルタルを施工出来るのは下地が良くて、壁材の配合比(水含む)が良くて、足場が良くて、コテの扱いが上手い場合に限るんじゃないだろうか。
やっぱり素人は、軽量モルタルや漆喰塗るのがおススメというわけです。

 

塗り厚は適当で、どんどん塗っていきます。
足場は組まずに2連はしごをなんどもかけなおして塗っていくので、結構時間かかります。

左官作業のコテの使用方法なんて一切勉強していませんが、塗る時はモルタルをコテ台の上でかまぼこ状にしてコテ裏に乗せるとすんなり塗れました。
コテ返し(?)を何度もやっていると左官職人っぽい!

1日弱かかって、50kgの軽量モルタル施工終了。

軽量モルタルは余っても必要ないので、ラス網が見えそうなところに追加で塗ったりして使いきりました。

 

漆喰上塗り作業

軽量モルタルを下塗り材として塗った後は、大和しっくいを上塗り材として塗っていきます。
本来は中塗り材も必要ですが、素人DIYなので省略!

漆喰は軽量モルタルに比べるとかなり塗りやすく、薄く平らに伸ばしていくのも簡単です。
平らにする必要のある上塗り材は、塗りやすいものじゃないといけない、のかな?

漆喰塗り終了!
漆喰は塗りやすいので、作業は面白いです。

隅を綺麗にするのは、やっぱり難しいですね。
こういうところは、板で隠すのが一番楽に綺麗に出来ると思います。
気分が乗ったら小屋のデザイン面の改良もどんどんしていこうかな。

東面や南面は下塗りに漆喰を使ったので、ラス網が見えるところが多いです。

なので当初予定通り上塗りしていこうと少しだけ塗ってみましたが、
「どうせなら紫外線である程度劣化してから塗り重ねたほうが効率的なんじゃね?」
と考え、ここの上塗りはまた後年にすることに。

 

と、いうわけで外壁作業は終了!

2017年3月3日、セルフビルド作業も終わり、小屋は完成に至りました!

 

外壁塗り壁について思うこと

外壁に漆喰を塗るためにネット上で色々調べまくりましたが、なかなか安くて定番の方法というものが出てきませんでした。

今のネット上には具体的な左官方法があまり載ってないんだから、職業訓練校とかで購入する教科書などに載っているものをネット上に自分の言葉や図で説明するだけでも価値があるでしょう。

 

しっかしまあ、外壁の塗り壁は結構大変でした。
内壁なら石膏ボードを下地にできるので、下塗りや中塗りをほとんど考えずともいきなり上塗りできます。
しかし、外壁では下地をどうするか考えるのも、施工自体も大変です。
私個人の意見ですが、コスト、施工性、デザイン性でバランス良い外壁は、やっぱり「野地板張り」なんじゃないかなあ。

初めて左官に本格挑戦してみましたが、左官は奥が深いです。
綺麗に仕上げるには下地材の選定と施工、塗壁材料の選定と施工と組み合わせなど、それら全てを完璧にしてようやく綺麗なものになるのでしょう。

やっぱりセルフビルドでは、外壁塗り壁は敷居が高いかもしれません。
まあだからこそ、挑戦のしがいがあるし、個性的なものに仕上げることが出来るでしょう。

 

 

一連の小屋のDIY日誌は、これで終わりです。

次回以降はまとめなど。

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