小屋のDIY日誌 24mm厚床合板張り、釘やビスの間隔と必要長さは?

2017年1月6日6畳小屋

小屋 床合板24mm

広さ6畳、ツーバイフォー工法、床はネダレス工法で小屋を作ろうとしています。

今回の記事は、12mm厚床合板を2枚重ねにして24mm厚とし、床合板を釘やビスで土台・大引きに張って床を完成させます。

 

前回は、合板を張る前に断熱材を施工しました。

また、どうして床合板を24mm厚にしたのかは、以下の記事で。

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24mm厚にする場合の、釘やビスの間隔と必要長さ

根太を省略して大引きと土台の上に直接合板を張る「ネダレス工法」なので、12mm合板2枚重ねの24mm厚。

建築基準法の仕様規定で調べてみると、合板が12mm厚さだと、釘の長さは50mm以上のものを使うのが基本。
24mm厚なら、釘の長さは75mm以上、間隔は外周で150mm以内。

建築基準法では、全てビスではなくて釘を使用するのが前提となっています。
しかしビスだと取り外しがしやすいし、材料同士が固着しやすくて床鳴りも少なくなります。
というわけで、今回の小屋建築ではビスを積極的に使用しました。
価格も釘とビスで大きな違いは無さそうですしね。

しかし釘にもメリットがあり、釘はビスと違ってポキンと折れることが少ないようです。
床の最外周部は将来的に壁パネルを置くことになり、基本的に建築後は床を取り外すことは出来ません。
とりあえず釘も使ってみようということで、小屋の最外周部は75mm鉄釘を使ってみました。

また、受け材は45×45mm角材を使用したので、受け材部分は最大で24+45=69mm以下の長さのビスや釘を使用しなければなりません。
というわけで、小屋の最外周部以外は65mmユニクロメッキビスを使しました。

マイペースな施工日誌

1日目 床合板1列目

2016年11月11日ポッキーの日、床断熱材の施工が終わった個所から床合板を張っていくことにしました。
1,820mm長さの合板を1,000mm長さにカットして、床合板張り開始。

プロならいちいちビスや釘の間隔を測ったりはしないでしょうが、まだまだ素人の私です。
さしがねで間隔を測りながらビス打ちしていきました。

出来るだけ合板同士が密着するように、ゆっくり慎重に作業していきました。

端は合板を切って小さなサイズにしました。

しかし、東の土台角材は反りだけでなくねじれも大きくあったようで、ビスや釘を打ちまくって合板で押し付けても、平坦にはなりませんでした…。
う~ん、こういうねじれのある角材ってどう処理したら良かったんだろう。
カンナとかで削れば良かったのか?

合板が少し浮き上がってしまいましたが、この上に置く壁パネルの重みで水平になっていくんじゃないかな…
(という、いくつめか分からない願望)

この日は床断熱材の施工もしていたので、もう夕方。

平坦な床が初めて出来たので、嬉しくて寝転がりました!
ずっとテント生活だったからか、これだけのスペースでも大分大きく感じましたよ。


2日目 床断熱材施工

11月12日、この日も一日中セルフビルド作業。
1列の床張りが終わったので、資材(合板とツーバイ材)を終わったほうに移動。
空いた場所の床断熱材の施工をしました。

今日は快晴!
もう11月だから快晴でも服を脱げば暑くなく、快適な1日となりました。

周辺の木々も大分色づいてきました。
もうじき紅葉の本番、それが終われば冬が来るのか…。

資材不足のため、この日の作業はここまでで終了。

3日目 床合板2列目

11月13日、買い出しへ。
ホムセンに行って軽トラを借りて資材を降ろし、返しに行って…。

この日は日曜日。
「晴れの日曜日に山に籠って作業するのはな~…」ということで街にあるお城の見学をしました。
涼しくて過ごしやすい天気だったので、気持ち良かったですね~。
建築を始めたからかどのようなサイズの木材をどのように使用しているか、端の納まりはどうなっているかということに注目するようになりました。
今私は、見方が変わる経験をしているのでしょう。

 

山に帰って作業再開。

床張りを進めていきましたが、段差が出来てしまったところは、その形に合板をカットしてから張っていったり。

この日は中央部の合板が大体張れました。
中央部なので全てビス止めです。
明日はスタイロフォームの施工を進めないと…。

4日目 床断熱完成

11月14日、昼から雨。

床断熱完成!のタイミングで雨が降ってきたので、この日で作業終わりです。

3.6×5.4mシートで覆って、雨避け。
小屋だと建築中の養生も簡単です。

この日の昼以降は、図書館でサイトの更新作業と枠組壁工法の本を読んで勉強していました。

5日目 床合板3列目、ツーバイフォー工法の床完成!

 

11月15日、シートを取り払って、作業再開。

もうコナラの落葉時期だからか、落ち葉がたびたび落ちてきました。
いちいち取り除いてから作業しないといけないので手間でしたが、季節の移り変わりを肌で感じられました。

段差になってしまった部分は、一つ一つ長さを測ってカットして隙間を少なくしました。
こういう加工に時間がかかりました…

プロだったらこういう調整無しで合板を張っていくことが出来るんだろうか?

 

土台端からはみ出たところは、丸ノコで一気に切って綺麗にしました。
角材の側面が合板側面と一致したほうが美しいし、外壁の施工時も楽になるはず。

意外に時間がかかりましたが、床合板張り終了!ツーバイフォー工法の床完成!

「910mmピッチの大引きで、24mm厚合板はたわむ」という感想もネット上にはありました。
しかし、現時点では上でぴょんぴょん跳ねてもたわみを感じることはありませんでした。
かなり重たいもの(ピアノなど)を載せるつもりなら、気を付けたほうが良いでしょう。

 

「土台が出来りゃあ床断熱材と床合板張りなんて2日くらいで

と思ってたけど、結局10日くらいもかかってしまった…
素人の作業スケジュールほど当てにならないものは無い!

入植当初は「9月は伐採、10月は基礎と土台、11月は床と壁パネル、12月は屋根、1,2月は内装と外装」という計画を立てていたのです。
でも、床張り時点で11月も半ばを過ぎました。

これから建築初心者には難関そうな「壁パネル」の製作に移っていきますが、計画どおりにいくのか!?
出来た大量の合板端材は消費しきることは出来るのか!?

 

ひとまず、「壁パネル基本設計」へ。

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