雑木の使用例(杭と薪棚)

2017年1月6日DIY

更新日時
1回目:2016年10月4日
2回目:2017年1月6日

この記事では、伐採時に得られた1.5mほどに切った雑木丸太を使用した例を書いていきます。
記事が長くなったので、このページでは杭と薪棚のみ記述しておきます。

 

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土の上で暮らしていると何かと便利な杭、ホームセンターでも安く購入できますがせっかくだから自分で作ってみました。

鉈で作ってみる

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2016年9月8日に一番最初の杭を作ってみました。
杭というものは木の棒が尖っているものだから、鉈で適当に削っていけばええやろうと思っていました。
いざ実際に作ってみると、鉈で綺麗にとがらせるのは難しい!ということが判明。
何回も何回もカンカンと振り下ろして削っていっても、逆側から削ると先を吹っ飛ばしたりしてしまって、なかなか大変でしたよ…

結局その杭は下記の薪棚1号に使用しましたが、ハンマーで叩いてもなかなか土に刺さっていかず、不安定なものになりました。

鋸で作ってみる

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小屋建設予定地の整地範囲や進入路造成範囲を記すためにもう少し杭が必要になったので、次は鋸で作ってみました。

鋸で切る場合は、4面から丸太の下端中心点に向かって切ればいいだけなのですが、なかなか切れなくて一本作るだけでも大変でしたよ…。
一本作るだけで汗をかきまくったのに、これを10本くらい作りましたからね。
鉈で作るよりも綺麗に出来ましたが、やはりホームセンターで買った方が良いんじゃないか…?と素直に思いました。

次は以前から所持していたレシプロソーでやってみようかと思います。
この記事を書いている現在(10月4日時点)ではまだまともに電動工具を使えるような電源が無いので、整ったら書いていきます。

 

薪棚


1号

上記の鉈で作った杭を利用して、薪棚を作りました。
薪を乾燥させるにはすのこ状の床と雨をしのぐ屋根さえあれば良いらしく、そのため屋根資材さえ置ければいいような薪棚でも効果は十分あるということを現代農業か何かで読んだことがあります。
よって、薪棚1号は杭を4本ぶっ差して、横木で繋いで屋根資材を置けるくらいの耐久性しか持たないものを作ろうとしました。

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まずは日当たりが良さそうで邪魔にならない場所を探し、杭を4本打ちます。
このときの杭は1.5m資材ですが、片流れ屋根にしたいので下側の2本は少し切りました。
まず杭を一本打ってから、長さ1.5mの横木が杭よりもちょっとはみ出るくらいのところに2本目を打っていきます。
薪の長さは私が作ったロケットストーブで使いやすい40㎝くらいにしたいので、40㎝よりも若干短くなるように、3,4本目の杭を打ちます。

 

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杭と横木の結合は、単純に杭の上に横木を載せようと思って、杭の上端をイスカ切りにしてみました。
1号では杭が細すぎて、横木が乗りませんでしたね…。
結局番線結合にしよう、ということでこの日の作業は終了。

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現地資材を使った初めての構造物です。
不出来なものになりそうですが、それでも自分にとっては感慨深いものに見えました。

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出来れば屋根資材は萱を使って、昔ながらの小屋のような外観にしてみよう、と思って邪魔だった萱を切って屋根に乗せてみました。
このようなものは大きなはさみのようなもので切るべきなのでしょうが、持っていなかったので剪定バサミで一つ一つ切っていきました。時間かかります…

いざ載せてみたところ、う~ん、何か微妙ですね。
もっと丁寧に葉を取り、積み重ねていけば防水になるのでしょうが、やはりホームセンターで安いプラスチック資材を購入してきたほうが良いような気がしましたね。

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次の日の9月9日にホームセンターでしのと針金を購入してみました。
針金などを切るワイヤーカッターはすでに所持していました。

番線結びの方法はネット上にも多くありますが、私は山暮らしを始めて大いに参考にしている「山で暮らす愉しみと基本の技術」を参考にしました。

番線結びの過程を写真で撮るのを忘れましたが、やはり初めてなのでかなりゆるゆるの出来損ないになりました(∀`*ゞ)テヘッ
それでも一応結合していますから、番線結びというものは効果的なんだということを実感しましたね。

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棚の最下部に通風を良くするための太い木を置いて、その上に作成した薪を積んでいきました。
結局1号にはちゃんとした屋根を乗せずに枝葉なんかを積み重ねて置いてみました。
その後何日にも渡って雨が降ることになるのですが、やはりただの枝葉を置いただけでは雨粒の浸透を抑えることが出来ず、枯れ木に付いていた菌が他の薪に移ったりするなど、あまり乾燥はしませんでしたよ('A`)

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なお1号は10月1日に小屋建築予定地周辺の高木を伐採するときに壊れました…。
まあどっちみち移動させる予定だったんですがね。

2号

1号はちょうど小屋建設予定地とバッティングしたり木の伐採軌跡上に位置したりしたので、2号以降の薪棚の位置はそれらを考慮することにしました。
私の山林は1.6haと言っても細長かったりするので、他の所有者の山林との境界が近いです。
そのため、取り壊しや移動が簡単な薪棚は境界付近に置いて、自分の土地を広く使おうとしました。
また、1号は杭が細くて横木を上端に置けなかったので、2号は太いものにしました。
今回は先を尖らせたものにするのではなく、スコップで穴を掘って埋める、掘っ建て型にしました。

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9月29日に作成開始。
まずは上端の加工ですが、今回はチェーンソーでV字カットを行いました。
チェーンソーカービングなどの技術は無いので切っ先がかなりぶれてしまってなかなか綺麗に出来ません。
ある程度切れたら、最後は鋸で切った方が上手くいきましたよ。

合計4本の丸太をV字カットし、柱として利用しました。

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まずは基点となる柱を一つ設置します。
掘っ建て型ですのでハンマーで打ち込んでいくのではなく、ある程度スコップで穴を掘って埋め戻していきます。
やはり山林だからか、少し掘るだけで多くの根が出てきましたので、一つ一つ鋸で切りながら掘り進めました。

掘れたら柱を一つ垂直に立て、掘った土をそのまま埋め戻します。
この辺の土は少し掘るだけで粘土層になるため、支持力はそれなりにある気がします。

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横木はやはり1.5mにするので、1.5mより少し短い1.2mくらいの間隔で2本目の柱を建てます。
薪棚は片流れ屋根にしようと思っていますが、やはり南側に向き、屋根の高さも南側を高くした方が日当たり良さそうなので、コンパスで南を測って2本目の位置を決めました。

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北側に建てる3,4本目も同様に建てていきます。
南側の1,2本よりも低くして、片流れとします。
試しに横木を置いてみると、良い感じです!

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はみ出た横木の部分に垂直に交わるもう2本の横木を置き、番線で縛ることにしました。
屋根資材を取り付ける時に、この垂直の2本の両端ずつ4点で固定することで、薪を置いた場所よりも一回り平面的に大きい屋根資材を取り付けることが出来る(はず)。

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1号で行った番線縛りよりも、少し上手くなった気がします。
ギュッと締めるコツとしては、常に左手で番線を引っ張りながら右手でシノを回していくことかと。
また、一度締めてから緩めて引っ張り、もう一度締めなおすと良い感じに締まったこともあります。

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番線縛りを終えたら骨組み完成です。
最下部にはやはり通風のための木を置いておくことが良いですが、私は処理に困っていた半分腐っているコナラを用いました。

この後屋根資材を取り付けるべきなのですが、今はまだ安い屋根資材を見つけていないので、取り付け次第また書き込みます。

 

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1号が壊れたので10月3日に2号の横に棚を増設してみました。
このように増設すれば柱を建てる本数を減らせるので、設置が楽です。

やはり薪棚があると、足の踏み場を少なくさせるごみのようなものがちゃんとした資源になっていきますから、山暮らしでは欠かせないものかと思います。

3号

10月9日、お酒を飲んでちょっと酔っぱらっているときに、バランスを崩して薪棚にもたれかかったらぶっ壊れてしまいました。

次の日に接合部を鉄釘50mmで打ち付けて固定しようとしましたが、下穴無しで固くて丸い広葉樹に打ち付けるのは無謀なのか、まったく上手く行きませんでした…。
そろそろセルフビルドにも取り掛かることだし、というわけでインパクトドライバーを通販で購入することにしました。


そして10月15日、インパクトドライバーと充電器と電池のセットが届きました!
購入したのはマキタの充電式14.4VインパクトドライバーTD138です。
なぜかマキタ純正品に関してはamazonよりも楽天やヤフーのほうが安かったのでそちらで買いました。
他にはamazonで充電器と電池を買っておきました。

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鉄釘では固定が難しかったので、65mmビスで固定してみることにしました。
最初に取り付けたのは、剛性を高めるために薪棚裏側に設置する筋交いです。
材料はちょっと長めの枝。

さっそくドリルを取り付けて下穴を作ってみます。
…こ、これが電動工具の力か!
めっちゃ作業早い!

下穴があるとビス打ちも簡単です。
ガガガッ!と打ち込んで終了。
こんな簡単に固定が出来るとは…。

筋交い完成です。
他の接合部も固定してみると全体の剛性がかなり上がり、ちょっともたれかかっただけでは壊れるように思えなくなりました。

棚裏側だけでなく、側面にも筋交いを付けてみました。
こうすると棚表側の柱も頑丈になるし薪棚全体が一つに繋がって、全体強度も部分強度も上がってきました。

屋根づくり

お次は屋根づくりにとりかかります。
使用したのは、プラダンとポリ傘釘です。
両方ともかなり安いものです。

プラダンは強度は無いですが、大きさ1820×910mmで198円という波板と比べてもものすごく安い材ですから、薪棚のような多少濡れても支障無いようなものの保管庫の屋根に使うのは良いんじゃないかなと思います。
他に水を通さない安い素材としてはブルーシートとかもあるのですが、シートよりもプラダンのほうが剛性がありますから、シートのように内側に水が溜まって外れてしまうなんてことはないでしょう。

実験的に傘釘を下穴無しで打ってみると鉄釘のように全く入っていかなかったので、下穴を付けてから打ち付けることにしました。

まずは2.5mmドリルで穴開け。
傾斜をつけるため固定点は薪棚裏側では下の方に、表側では上の方が宜しいかと。

下穴開けられたら、傘釘をセットして金槌で慎重にトントンと叩いて終了。
ガンガン叩くと桟木がぶっ壊れるし、強く叩いても固定力はそんなに変わらないんじゃないかな…。

固定完了です。
釘の先が出たり傘部分が上手く納まらなくて少し雨漏りしても大丈夫。
だってこれ、薪棚だから!

真・薪棚完成です!
購入した材料はプラダンとビスと傘釘。
それ以外は現地調達材を使用。
環境にも優しいものになったのかと思います。
なお見栄えは…

10月17日に雨が降りましたが、見事プラダン屋根が無いところとそうでないところでは濡れに雲泥の差がありました。
台風で屋根が吹っ飛ぶことはあるかもしれませんが、所詮薪棚ですから、その時々でちょくちょく修理したり増築したりします。

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