ハスクバーナのチェンソー 550XPを中古で購入

2018年5月2日機械

中古ですが、遂にプロ用チェンソーであるハスクバーナの550XPを購入しました!
チェンソー修理屋で売られていたものであり、旧チェンソーの修理持ち込み時に知って購入、と相成りました。

 

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ハスクバーナ135eを修理屋に持ち込み

2018年4月13日、東方敷地の丸太組擁壁が一通り終わり、今のところ薪づくりと低木伐採以外ではチェンソーを使用しなくなりました。
良い機会なので、紛失してしまった135eのブレーキスプリングをチェンソー修理屋に持ち込んで修理してもらおうと決めました。

 

「(地域名) チェーンソー」で近くの店を検索。
近くにいくらかありました。
ハスクバーナのブレーキスプリングやブレーキバンドなどのような部品は通販で取り寄せようと思えば個人で取り寄せられますが、そろそろセミプロ林業家としてチェンソーのかかりつけ医が欲しい、ということで今回は販売店兼修理屋に頼んでみることにしました。
あとスチール製含めてワンランク上のものを見繕って欲しかったりして。
プロ用チェンソーを製作しているメーカーはいくらかありますが、世界的企業であるドイツのスチール社(STIHL)だけは対面でしか販売してはならず、実店舗を持つスチール取り扱い業者を通してしか購入が出来ません。でもチェンソー屋なら大抵はスチール取り扱い店になっていると思うので、どこのチェンソー屋でもスチールは置いてある、と思う…

ガイドバーを外して分解し、バイクのRVBOXに入れてみる。
ハスクバーナ135eならギリギリ本体入りました。

 

で、行ってみると、なかなか小さな店でした。
こじんまりとした典型的な個人店っぽい。

僕「チェンソーの修理できますか?
掃除中にブレーキ用のバネを吹っ飛ばして無くしてしまいましてね。
部品ありますかい?」

店「えっ?どこのバネです?ああ、このカバーの下のやつ。
取り寄せになるので来週いっぱいまで時間かかりますね」

「安物だから修理出来ねえよ」みたいな反応も予想してたんですが、結構普通のチェンソーとして対応してくれました。
「どこの店で購入したものか」とかも一切聞かれず。

部品が届くには時間がかかるので、ひとまず本体のみ入院。ガイドバーとソーチェンは持ち帰り。
自分の名前と電話番号を伝え、修理終わったら連絡してもらうことになりました。
別に預けなくたって部品入荷してからもう一度持ち込んでも良かったかもしれないけど、まあ預けておいた方が点検して他に悪いところ指摘してくれるかもしれないし…(という願望。ちゃんと希望は口に出して伝えたほうが良かったね、はいすみません)

 

僕「ついでに聞きたいんですが、太いコナラの玉切りを多くやるのでワンランク上のものが欲しいです。何か良いもの無いですか?」

と聞くと、やはり定番のスチールMS261をおススメされました。
まあ良い機種だと思うんですが、「ハスクは?」と聞くと550XPを進められました。
スチールMS261もハスク550XPも、新品では両方13~14万円くらい。
今までハスクだったから次はスチールで良いかなあと思いながらちょいと商談してたら、奥の方からお年をめした社長のような方が出てきて、

店長「そこのハスクの中古も550XPだけど、シリンダーやピストン(?)は新品だよ。これらの部品だけで2,3万はするけど、中古だから価格は7万円だよ」

安っ!エンジンの中核部分が新品なのに定価の半値くらいかよ!
儲け出てんのかこれ!
「ちょっと金降ろしてくるから待ってて!」と速攻で店飛び出して衝動買いしそうになりましたが、「良いですねえ、考えておきます」と一応保留。
価格と機種名聞いただけで購入はほぼ決定でしたが…

 


ハスクバーナ550XPを購入

4月19日、昨日「修理終わったよ」と連絡受けて、受け取りに向かいました。

ハスク550XPの購入は、やっぱりそれなりの金額なのでちょっと迷いました。
この機種にしては安いのは分かるけど。
YU!ケツイを胸に抱くんだ!
セブンのATMで金を下ろしていざ出陣。

135eの修理費は全部で7800円でした。
ブレーキスプリングとバンドと歪んでいたカバーを交換。

 

もう一度550xpの様子を聞くことに。
先端交換式スプロケットノーズバーとソーチェン付き、これで7万。
ガイドバーの先端が壊れてももちろんこの店で交換できるようで。
「買わせていただきます」と返事して、操作の説明を受けました。

同じメーカーなので操作方法はそんなに135eと変わりませんが、チョークとは別に圧縮(?)のボタンあったり、クラッチカバーの取り外しとソーチェンの張り調整はレンチやマイナスドライバー必要だったりすることが若干の違いか。
135eを購入したときに付属していたプラグレンチで代用出来そうなので大丈夫そう。
エンジンをかけてみますが、スターターロープは結構軽いものでした。
やっぱり135eとはエンジン音が違いましたし、中古ですがプロが整備したものだからかエンジンも安定してそう。

一応お客様情報として、ショップに住所や氏名を記録してもらっておきました。
この店をチェンソーのかかりつけ医とする!
ガイドバー外してもらってバイクに載りやすいようにして、7万円を払って帰宅。

 

135eと550XPの比較

帰宅後、135eと比べていってみることに。
外したガイドバーとソーチェンを取り付けて並べてみます。
本体の大きさや重さに関してはあまり変わりませんね。
持った時もそんなに違いは分かりません。
中古なので550XPの外観は若干ボロいが。

公式サイトにスペックが書かれていますが、数値で比較してみると以下の表のようになります。

  排気量 出力 乾燥重量
135e 40.9cm3 1.5kW 4.6kg
550XP 50.1cm3 2.8kW 4.9kg

 

ガイドバーの大きさを聞いておくの忘れたので測定してみると、付属していたのは50cm(20インチ)のものでした。でけえ!
35cmガイドバーの135eと比べると、大人と子供レベル。
目立てのしやすさ考えたらもう少し短いものでも良かったですが、まあこれは中・大径木の伐採と玉切り用だし高価なガイドバーだから、まあいいか。

ガイドバーとソーチェンの装着ですが、工具を使う方が面倒かもしれませんが緩みにくいから連続作業時にソーチェンが外れてしまうことは少ないかも。
135eでは工具無しで張りの調整などが出来ますが、抵抗大きいものを切るとすぐに緩んでしまってました。

別の視点から写真を撮ってみます。
やはり135eのほうがプラスチックが多用されてチープな感じがありますね。
3万円だからしょうがないですけどね。
対して550XPは要所要所に金属が使用されており、耐久性は高そう。
プロにとってはチェンソーが故障するとその時間損失の額が大きくなってしまいますから、耐久性というのは出力と同じくらい重要視される点だと思われます。

クラッチカバーを外してもやはり色々違いますね。
特にクラッチが違う気がします。

試しに近くの直径25cmコナラを玉切りしてみることに。
プロに目立てしてもらっていたのもあるでしょうが、先回し切りとか元回し切りとかはしなくても全然抵抗を感じません。
135eだとガイドバー全体を木に当てるとすぐに止まっていましたからね~
それだけエンジンのトルクが高いということか?

50cmのガイドバーがちょっと長いと感じるので、不安定な足場などでの取り回しは微妙か。
まあ枝払いとかは135eを使うという二刀流にしていくつもりですから、上手く使い分ければ良いだけのこと。
中・大径木の伐採・玉切りは550XPを、枝払い・小径木の伐採・玉切り・丸太の加工は135eを使っていくということで。

そう言えばソーチェンの大きさで必要となる丸ヤスリが違うんだった。
ノギスでソーチェンの大きさを測ろうとしましたが、結局店に電話して聞いてみました。
付属してたソーチェンのコマ数は76、ゲージ1.5mm(058)、ピッチは325の21BP76。
使用すべき丸ヤスリはφ4.8mmです。
今持っているのは4mmだから買わねば。
目立てゲージも。

 

550XPの良い点悪い点は使用しながら記載していくこととします。
…そろそろ135eの総括をしてみても良いかな。

本当にこれだけ投資して、回収できるかどうかは、…

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