バーンアウト(燃え尽き症候群)とホームシックになっている

山口県防府の期間工から実家に帰って、母親の還暦祝い+避暑をしていました。
そして2019年9月中旬頃に山小屋暮らし4thシーズンを開始し、やろうと決めていたことをやろう…
としていたのですが、帰小屋当日からバーンアウト(燃え尽き症候群)とホームシックになっています。
兆候は以前からあった
山小屋暮らしや山林開拓について上手くいかないこともあったりしましたが、技術的なことは少しずつ改善して解決出来てました。
でも、こういう暮らしそのものに疑問を抱くことが、以前から少なからずありました。
例えば山小屋暮らし1stシーズンの頃は、以下のような思いを抱くことがありました。
2017年3月12日、花粉症はまだピークじゃないが少し症状はある。
それで身体がだるいと思いたいが、最近やる気が出ないことが多い。
まだまだ理想の田舎暮らしにはなっていないが、燃え尽き症候群というのもあるかもしれない。
山小屋暮らしに慣れてきた2ndシーズンでは、こんな感じ。
「薪を燃やしたりして日々の生活を送りたいわ」という気持ちを持ってこのような山林生活を始めたとしても、結局慣れてしまって、言い換えれば飽きてしまう可能性も大いにあるのですね。
何だかとても、「何やってるんだろう俺」という気分になりました…。
正味で1年ちょっとの山暮らし、このくらいが倦怠期なのかもしれぬ。
波が大きくなったのは1年前から
公開記事にはしてませんが、3rdシーズン開始からはうんざりした気分を下書き記事として記録してました。
そのまま書くと超長いので、簡単に抜粋します。
2018年10月2日
自然の中で生きていくことに憧れを持つ人は多いし、自分もそうだった。
だが始めると当然苦しいこと、飽きてしまうことも多い。
土地に責任を持ってみたいと言っても、この土地は自分の生まれる前にも死んだ後にも存在し続けるだろう。
だからただの自己満足だけど、今は満足すらしてないんじゃないか?
焦りと不安を感じる。
いつまで逃避じみたことをしているのか、このまま消耗して死ぬのか。
2018年11月4日
最近あれをやりたい!これをやりたい!と思えることが少なくなった。
今はただ、やりたいという感情無しに、昔の自分が定めた計画にのっとって粛々と生きている。
物を持てば持つほど、やることを増やせば増やすほど、新たな問題や心配ごとが増えていく。
如何にして常に活力を持てばよいか?
先人たちはこの問題にどう対処してきたか?
2019年1月11日
実家に帰省して山小屋に帰ってから考えている。
僕は故郷をどうするのだろう。
実家での生活は楽で、暖かい。
親がいるから寂しさもない。
関係は悪くないと思う。
山小屋は孤独で、家事仕事も多い。
自由は確かにある。
しかし山小屋では出来ないこと、実家だと出来ることだって多くある。
僕ももう、年だ。親も年だ。いつかはいなくなる。永遠は無い。
実家を継ぐのは僕以外にいない。
今帰っても居場所は用意されている。
僕が山を買って移住すると言ったときは言わなかったのに、親はようやく「あそこに骨を埋める気なのか」と聞いてきた。
おそらく数年で終わる冒険、遊びだと考えていたのかもしれない。
あの時に、「実家に住んで暮らしていくことはもう無い」と強く言っていればどうなっていだろう。
しかし故郷には故郷にしか無い、魂の居場所としての情緒がある。
簡単に故郷を捨てられる、骨を埋める覚悟で移住する人々を僕は信じられない。
2019年2月16日
挑戦して力を尽くしてもダメなら全てを諦めて、哲学的ゾンビとなって、この肉体は社会のものだとして何も考えず、普通の人生を送れるように尽力しようと思っていた。
そんな生き方は嫌だと思っていた。
でも今は、それで良いかと思っている。
飽きが来ないために、困難に挑戦+出稼ぎしていた
自分も学生の頃から田舎暮らしとか、農業・林業とかの自然の中で暮らしたかったから、ずっと色々と勉強してました。
その中で、辞めてしまう人も大勢見ました。
山小屋に来る前は森林組合の職員でしたが、別業種から転職してきた作業員さんがすぐに辞めるのも多く見ました。
普通に憧れだけで始めれば飽きてしまう、と最初から分かっていました。
そういう訳で自分は、かなりきつい状況(住居自作+事業設備無し)で林業で自営し、夏場は色んな職業を体験できる『出稼ぎ』の2つで、飽きにくい人生にしようとしたのです。
自営林業ならばやろうと思えば夏の作業は完全省略出来て、その間自由に出稼ぎor旅行が出来ます。
また、上手く稼ぐのが難しい業種だからこそ、挑戦のしがいもあって飽きにくい。
それに山小屋暮らしに飽きれば麓の空き家を借りたり買ったり、近くの会社に就職しても良い。
休日山小屋暮らしとか休日林業でも良い。
これだけ気分によって柔軟に変えられる人生ならば、大丈夫だろう。
と考えてこの暮らしを始めたのですが、結局上記のように、うんざりする時が段々増えてきたし、故郷について考えることが増えてきました。
やっぱり故郷が好きだし、捨てきれない
学生の頃から「将来は農業や林業で田舎暮らしだ」と考えていたから、新卒の時に実家に帰って就職したのは不本意なものでした。
就職の流れについては以下の記事をご覧あれ。
ちなみに就職した森林組合は山奥に位置するのではなく、街中にある少し特殊なものだったことを付記しておきます。
だから、実家にいた時は「早く出よう、今は一時的にいるだけだ」と思ってましたね。
でもこうやって山小屋暮らしをして出稼ぎをして、たまに帰省している内に、だんだんと故郷についての想いが増えてきました。
帰省して山小屋に帰ってきた時には少しホームシックになるのですが、その度合いもだんだん大きくなってきましたよ。
そして2019年9月、4thシーズン開始の時に非常に大きな波となりました…
実家は海の近くだからか、昔から旅行をしたり出稼ぎしても、海に対して安らぎとか死に場所とか、そういうのを感じてました。
2ndシーズンは鳥取県の皆生温泉、3rdシーズンは山口県防府市、両方とも海をよく見ていました。
山もまあ面白いんだけど、今まで知らなかったから新鮮さを感じていただけだったのかもしれない。
自分のやりたいことをやらせてくれる親ですが、今はかなりやりたいことを果たした気分です。
山を使って収益を上げて生活する、というのはまだ明確な結果は出てないけど、出来なくは無さそうに思えてきました。
完璧にはまだまだ程遠いけど。
家名を継ぐ人間にありがちな「実家をどうするか問題」もあるし、どうせなら身近な人が喜びそうなことがしたい、と思うようになってきました。
実家に帰って就活と婚活する?このまま我慢して山で暮らす?
今の気分としては、実家に帰って就活と婚活をし、いわゆる「普通の人生」を歩んで良いんじゃないかと考えています。
チェンソーと刈払機が使えるから造園や土木業界に行くのも良し、全く別の業種で技術者になるべく勉強するのも良いかなとか。
山小屋は気分が変わった時に備えて、別荘として持っておく?
でも、放っておくと小屋が劣化するし、山も利用されないままです。
誰かに売って託すほうが良いのかなあ、とかも思ってます。
しかし上記のような気分は全て、『一時の気の迷い』の可能性もあるんですよね。
だからこのまま我慢して、この山小屋やこの地域で暮らすという選択肢もある。
今は日毎に考えが大きく変わっているので、まだ決定はしません。
ひとまず様子見です。
とりあえず今はこんな感じの思いがあって、悩んでいることだけを報告しておきます。
ディスカッション
コメント一覧
僕は、パートナーができてそういった感情は不思議となくなったと思う。好きで始めた事が空虚に感じてきたり、旅に出たり、住むとこ変えてみたり自分のやりたいことやっても空虚だったかな。いつも人生ってこんなんでいいのかなんて思ってたけど、パートナーできて一匹のわんこ飼っただけで毎日が楽しくてしょうがなくなったよ、不思議と。結果的にあれこれ一人で考えすぎるのは孤独になって空虚な感じになってたと思う。それで何が言いたいかというと価値観の合う女性を見つけてみては?と一方的であんまり当てにならないアドバイスをしてみる。
非常に当てになるアドバイスです。
ありがとうございます。
技術的にではなく精神的に、1人だとやはり限界がありますね。
気分の浮き沈みがあっても繋ぎとめてくれる人が自分には必要そうです。
さっさと辞めろ
こうやって発表してる時点でもう辞める言い訳始めてんだよ
ずーーーっと、ブログの記事つまんなかったもんね
長ったらしくて無意味で生産性がなかった
捕まえてもいない獲物の止め差しの記事辺りから精神的に死んでるよ
アニメ見て憧れて道具買ってアニメが終わって興味なくなって売っぱらう奴等と一緒
人と違うことして特別な人間になったと錯覚したけど周りはそう見てくれなくて不貞腐れてんだよ
「普通」を続けることができなかった幼稚な人間
ブログとツイッター削除してこどおじになった方がましだからさっさとヤメてくれ
口わりぃなw
でもまあ、大体合ってるかもよ
的外れな意見かもしれないのではじめに謝っておきます。小屋暮らしの話です。
最近別荘地で小屋暮らしをしてた方がブログ終了しまして、おそらく小屋暮らし自体も終了だと思いますが、その方はYUさんと同じくらいの借金があって返済もうまくできず債務整理などしていたので、まあ終了は当然かな、と。
しかしYUさんや狐のお面の方のように定期的に出稼ぎして経済状況を自分でコントロールできる方々も小屋暮らし終了なのは自分としては以外だなあ、と。
寂しさや飽きなど精神面のコントロールはお金じゃ解決しにくんですかねえ。
そうすると夫婦やカップルで小屋暮らしが続いている方々が最適なのかな?
と今回の記事を読んで思いました。
海沿いの集落で借家暮らしの方も、一度は現在の生活に疑問を持ち旅に出た後、帰ってきてこのままおだやかに生活できるのが一番いいかも、って言ってたのでその時その時で考えや行動が変わってもおかしくないと思います。
YUさんの記事を読むとずいぶん先のことまで見通して計画的に行動している傾向にあると思いますが、今はあまり先のことまで考えず今の気持ちを優先してはどうですか?うまくいかなかったら、そん時はそん時で改善してみるとかね
では
経済については予防線をいくらか張って生活を始めましたが、精神的なことも続けるには必要ですね。
今は今の気持ちを優先させようかと考えてます。
yuさんは、すごく利口なのがブログの内容から伝わってきますし、街に戻り就職すれば人並み以上に仕事が出来て出世もするように思います。考える能力があるから悩むし、想像力豊かにシュミレーションして更に悩む。
20歳そこそこで山に入り、里山ビジネス構築に取り組んでいる姿に憧れの眼差しで見ていましたが、思い悩んでいる姿にある意味安心しました。普通の青年の一面もあるのだなと・・・
迷いを振り切るためにも山関係から離れて他業種のビジネスマンとして働くのもいいかもしれません。奨学金を全て返済し終わる頃には答えがでるかもしれません。どちらの生活がいいのか?
ただ、僕が思うのはyuさんは寂しいのだと思います。価値観の合うパートナーと共に山暮らしができれば現在の悩みの8割は消え去るように思います。
いわゆる「普通の生活」なんて馬鹿らしいと個人的には思っています。電気がこない程度で大騒ぎして、自身の住まいも自身で補修できない行政頼りの現代社会はどうかしていると思います。yuさんの山での日常は、大多数の市民からすれば非日常です。自身の力と自然の恵みで生活できるのは素敵な事だと思います。
僕は普通の生活から山暮らしに移行するために準備中です。yuさんのブログは参考資料として大変重宝しています。
自分の人生において、一人で考えたり余暇を過ごしたりしてたことがほとんどだったから、一人が寂しいと思うことはありませんでした。
でもこの山小屋暮らしで初めて、自分も寂しいと感じる人間なんだろうか、と気づきつつあります。
新たな発見です。
こんなブログが少しでも参考資料になっていれば、自分の山暮らしの甲斐もあります。
ありがとうございます。
親との時間も限られているし、貴重な若さも限られていますからね。
再就職、結婚、普通の生活を目指すほうがいいかもしれませんね。
ポリシーがじYUなんだから、やっぱじYUに生きるのがいいのではないでしょうか?
誰に遠慮をする必要もないですよ。
ありがとうございます。
見た目の自由ではなく、気持ちの変化を素直に受け止めることこそが自由な生き方かもしれません。
親とてしょせんは別の人間、家を継ぐだの故郷を守るだの、楽なほうに逃げる自立できない人間の言い訳にすぎない。自分の人生を生きられない意思の弱い人は、言葉をこねくり回すより黙って誰かの奴隷として幸せに暮らしましょう。
自然の中で生きていくのが、ずっと自分の人生だしやりたいことだと思ってました。
だから始めてみたのですが、何か違うな…という思いが増えてきました。
何をどうしたら、自分の人生って確立出来るのでしょうか。
技術、法律、経済を常に勉強し、軌道修正しながら毎日雑巾がけを続けていれば確立できる。あなたに素養はあると思うけど、ほとんどの人は太った豚になるほうが幸せだから、無理することはない。
無茶だと思えることでも、頑張り続ければいつかは報いがある!とは確かに思います。
でもその報いが自分が本当に望んだものなのか、疑問を持ったので軌道修正しようかと思います。
今の状況に縛られる必要はないと思うな。
ここは違うって思ったら、ちょっとストップして他のことをしてもいい。
そこでも「なんか違うかも?」って思ったらまた方向転換すればいい。
自分の信念にブレずに生きられる人間なんてそんなにいるもんじゃない。
理想なんて若いうちはコロコロ変わるもんだし。
考えなしにフラフラするのはまずいけど、貴方は頭の良い人みたいだから心配しないよ。
素敵な秘密基地も手に入れたし、貴方はまだまだ若い!
焦ることはないよ。
あと50年も経ったら今の自分を知ってる人なんてほとんどいないかも?だし。
ただ(月並みだけど)やろうと思ったけどやらなかったって後悔を、歳をとってからしない選択をして欲しいな。・・・と、後悔だらけのアラフィフは思うのです。
いやあ、しかし。
いつでも帰れる秘密基地!羨ましい。
そこで頑張った貴方自身が、間違いなく貴方が築いた財産ですね。
山にいようが、街に戻ろうが、今後もいろんな素敵な財産を増やしてくれるのを楽しみにしてます。
やらない後悔より…ということでやってみました。
多分やってなかったら今でもこの生活は「やりたかったこと」で残っているのでしょうね。
この地で無為に金と時間を使ったのではなく、自分が少し分かったり、色々な技術が身についたりした気がします。
多くのことを教えて頂き、この山と暮らしには感謝しています。
多くのコメントが出てきました。読者の関心は小屋暮らしのやり方や生活そのものよりも、心の葛藤、の方に強い関心があるようです。私もそう感じます。小屋暮らしのやり様はいろいろながら、暮らし方の一つのカテゴリーに分類されます。公務員・個人商店主・建設労働者。
小屋暮らしは流行でもありますし、トムソーヤー・ロビンソンクルーソーの時代からづっと続いている、多くの人の憧れるオフの生活です。
箸休めかな?おやつかな?
主食にはならないように思います。おやつを主食にして生きている方もいますから、これはまた面白いです。
小屋暮らしを終わって、普通の毎日をプログで発信するとどうなるのでしょうか?面白くないのか?共感で盛り上がるか? 普通の人は日記という形で普段の生活を味わっているのでしょう。
どうなるか?尻切れトンボになるにしても、興味があります。他人の事ですけれども、我がことの様にワクワクします。
ライフスタイルとはその技術じゃなくて、その人がどう思いどのようにして続いていくかが、問題に思えます。
新しい生活を始めた場合は、流石にその様子をこのブログで載せていくことは無いです。
記録する癖はついているので、別ブログで再始動する可能性はかなりありますが。
いつも楽しく拝見しています。
別荘としての居場所は確保して、街にも自分の居場所を作ったらいいかなと。
ゼロからここまで作れたので、大丈夫ですよ。
山と街、うまくバランスを取って、楽しく暮らして欲しいなと思いました。
確かにそうですね。
山一辺倒でも、街一辺倒でもバランスは取れません。
またこの山と小屋も必要とされるときが来るかもしれない。
すぐに手放すってことはよしときます。
最近どうですか?
山を降りました?
しいたけの状況はどうですか?
初めましてこんにちは、私も同じようなことやってるのでよくわかります。
山を一旦下りるのも、やむを得ないですね。一度、やってみないとわかりませんもの。
ちなみに、岡山県の美作とか和気郡のあたりでは、ありませんか?
やっぱりやってみないとなかなか分かりませんね。
過去の自分を分析しながら道を変えながら、地道に人生を歩んでいくしかないようです。
もしかして、「あの不動産屋で購入したのか?」というご推測をされている?
だとしたら、正解です。
どうしたら、上手く楽しく出来るか多分その周辺で試行錯誤していますが、
やっぱり都会と田舎の行き来があった方が、僕は自然な感じがしますね。
しんどいけど5日会社員生活、週末2日小屋暮らしとかが僕にとっては、
妥当な感じがしますね。あと犬とかも一緒に欲しいですね。
なかなか色々人間関係が難しいけれど、やっぱり仲間も欲しいんですよね。
二人いる有り難みがよくわかりますよね。小屋で暮らすと人間が社会的動物で
あること実感できますよね。だからそういうグループは作りたいなとは、思っています。
徒然草かなんかに出でくる隠遁する仙人の話知ってます?
ある村から人里離れて暮らす仙人がいて、その村が何らかの理由で、(今ならダム建設とかで)
村ごと移転しなければいけなくなって、それで移転したら、その仙人も移転した村の離れに
移転しちゃったって話。聞いた事あります?結局寂しいんですよね。
それが実感・理解できて、YOUの今後のためには良かったじゃないですか!
へ〜そんな話もあるんですね。
人間が山の中で孤独に生きるのは、昔から物理的・経済的には可能だったでしょう。
でもやっぱりいくら自由があっても、寂しさとかの問題があるから心理的には続けるのはなかなか難しい。
人生で始めてそういうことを実感出来て良かったです。