調理場ウッドデッキDIY 沓石や床束

調理場ウッドデッキ

スポンサーリンク

沓石製作&設置

12月8日、沓石製作&設置開始。
久しぶりに一輪車を使うことになりますが、空気が抜けていたので100均で購入した空気入れで入れておきました。
これが100円で購入できるってのがびっくり。

ほとんど同じものを作るってのは個人的にあまり面白くないことなのですが、あまり改良点とか思いつかなかったので、南北面下屋の時と同様に沓石を型枠工法で製作することにしました。
竹筋とかにするのは面白そうだけど組むのが面倒そうだし、第一自分の敷地内に竹生えてないし…

セメントは床下で保管してましたが少々湿気が入ったのか、ダマが出来てて潰すのが面倒でした。

 

今回は床組みするので柱下部とその他の材が接合されますからそんなにガチガチに固定しなくていいだろう、ということで羽子板は一つのみ
下屋の時は溝を作ってみましたが、今回は作らず。
溝作ったら柱が乾燥しやすいか、と思ってましたが土とか埃とか入って結局通気性はあまり良くないような…


 

12月9日、沓石を自作しながら運搬車修理しながらの地味な作業が続く。
久しぶりに1個作ってみたら、思いっきりジャンカっぽくなっとるやんけー!
時間が経つことでレベルが下がる、現実世界の無情さ。
…後でモルタル塗るか。

もう一個作ったところで、昨シーズンに購入しておいた砂利が無くなりました。
買い出し後に沓石づくり再開予定。

 

これからは廃材や丸太を積極的に活用していきたいと思っているので、大引き用の床束には丸太を加工して使ってみたい。
昨シーズン土木資材用に1.5mに玉切りしたネズミサシを小屋まで持ってきて、様子を見てみます。

ずっと雨ざらしかつ地面に接していたのに、心材はほとんど腐っていません。
流石に栄養の多い辺材部分は変色などして強度的には微妙そうですが、心材はまだまだ使えそうです。
ネズミサシ強いな。年輪詰まりまくっているから成長が遅く、植林はほとんどされないでしょうが、建築材として優秀だと思う。

皮むきはいつも通りうなぎ鉈を使用。
へこんでいるところは刃が入らないので、マイナスドライバーでめくりあげることにしました。

 

流石に地面に接していたからか、シロアリに食われているところもありました。
削れるところはマイナスドライバーで削っておいて、直射日光に晒しておいたらシロアリもどこかに行くことでしょう。

 

1.5mネズミサシは土木用資材から建築資材に転向。
南面下屋でひとまず乾燥です。
床束とかは短いものも使えるのでこういうのも使える。
…でもやっぱり針葉樹は2m以上に玉切りして建築材に基本か。

隣の2mヤマザクラも野ざらしにしていたのでキノコが生えていましたが、渋皮の下側はあまり劣化していなかったように思える。

 


12月10日、大きな岩があって掘れない箇所がありましたが、つるはしとハンマーでぶっ壊してなんとか全ての穴掘り完了です。
大型ハンマーは意外に用途が多いぞ!

 

岩を運んできて、穴のなかで砕いて、砕石入れも完了
今回はかなり傾斜のあるところに建てることになりますが、独立基礎は斜面での建築も楽だし整地範囲狭くて良いので楽です。
ただし二階建ては厳しいと思う。
土地が広くて平地が少ない山林に向いている建築様式かな?

 


12月13日、砂利を買い足して基礎再開。
水糸に重り引っかけて沓石設置点を決めて穴掘りしてたのに、測りなおしたら妙に穴の位置がずれていたところがあったので捨てコンで調整。

…以前より下手になっているとか言ったらあかん。

1個目の沓石はジャンカになってたので、周囲にモルタル塗ってごまかることにしました。
モルタル塗りは少し難しいですが、下から上に撫でつけるようにコテを使うとそこそこ綺麗に塗れることが分かりました。

とりあえずこんなもんで。
後は土の圧力を信じよう…

 


12月15日、地味な作業が続くので1個1個の沓石の出来とかは評価せず。
南面下屋の沓石下の砕石がちょっと露出して危ないところがあったので、捨てコンを適当に追加。

 


12月17日、沓石づくりに使っていた型枠がぼろくなってきたので、解体して掃除。
合板と野縁の間などにコンクリが入り込んでずれが大きくなっていくようですね。
コンクリを剥ぎ取るのにノミとか使うと刃がボロボロになりそうなので、金槌で打撃を与えたりタガネで削ったりしました。

 

この後また砂利が無くなったので、買い出しまで作業は中止。


 

2018年1月10日、沓石づくり再開。
久しぶりなので穴に落ち葉や土が溜まっていてかなり邪魔でした…。
ちまちま手で取り除いて、タコで再度押し固め。

柱を立てたことで遣り方が使えなくなったので、水糸は柱に取り付けました。
久しぶりなので準備などに妙に時間かかりました。
水を溜めたバケツを運ぶときに、足を滑らせて作業着が泥まみれ。

柱は30mm欠きしているので、厚み38mmの2×6の柱と接する部分を8mmだけ欠き。
一つ目は丸ノコで切れ込みいれてノミでさらってみましたが、う~ん、出来は微妙…。

2つ目は丸ノコと鋸で作りましたが、やっぱり鋸だけで作れるならノミよりも鋸使ったほうが綺麗だし早いですね。
金物を多用してもいいのなら、ほとんど鋸だけで作れるようなほぞ組だけで良いかも。
南北面下屋も今のところ強度に不安は感じないし。

雪が降ってきて下屋内に入り込んできたので作業終了。
風を伴う雨や雪の天気では小屋の中は本当にシェルターみたいだ。

 


1月11日、ツーバイシックスと柱をステンレスビス75mmを使って、一カ所六本ずつ打ち付けて、大引き一つ終了です。
この大引きが柱の根がらみの代わりにもなり、剛性は高まると思う。

最近冷え込みが厳しく、砂が凍ってコンクリ作れない!
というわけで沓石づくりは昼間に上手く解凍出来たタイミングでのみ作業。

 

床束

1月14日、全ての沓石の完成の目処がたったので、床束づくりに移ります。
ひとまず水糸から沓石天端までの高さを測定。
端材や丸太をどのように長さの配分をすれば良いかを決めてからにしたかったので、沓石を全て設置してから作業しようと思っていたのです。

いくつか90角の端材があるので、ほぼぴったり使いきれるものを厳選。
一本は荒く使われていた輪木ですので、末端はカットしておいて劣化が進んでない部分のみ使用。

南面の長い床束が必要な2本は丸太を使うことにしました。
柱や床束は他の材との接合部分が少ないから、こういう丸太が使いやすい部分、な気がする。

さて、どうやって墨付けしようか!

丸太をカットするにはやはり芯と芯を結ぶ線に対して直交するように切断しなければなりませんが、墨付けが難しいのでひとまずカットです!
丸ノコで回し切りしてみましたが、ずれるし、危なかった…
手ノコが一番ですね。チェーンソーでもいいけど。

丸太の中心を決めて水平に置いたりして小口面を垂直になるように墨付けしても良いのですが、あまり大きな材では無いので、水平になっている沓石に置いて、材が垂直になるように下端を修正しようとしました。

特に大きな修正はせず、だたつきを抑えるためにカンナで少し削っただけ。
ひとまず一端はこれで良いか…

もう一端は仕上がった端にメジャーを引っかけて、8個くらい長さ基準点を書いておいて、差し金でその基準点を結びながら回し墨付け。

そんで鋸で切断して、規定長さの束完了です。
丸太だと規定の長さにするだけで大変ですね…

長径の半分を丸太中心とし、基準線と直交する線も書いておきます。
束を沓石に置いて、水糸の上から見て線と重なるように位置を微調整。

位置の微調整が終わったら、沓石と繋げる羽子板の周囲を墨付け。

羽子板と束を出来るだけ密着させるように、ノミで面を出します。

もう一度束を沓石に設置し、ボルト穴を開けます。逆側はボアビットで面を出し、丸座金とボルトで締め付け。
これで一応は束と沓石の結合完了。

束が太くて羽子板の面だしでの切削量が足りないと、沓石中央と丸太中央が一致しません。
なのでそういうときは羽子板が接する箇所の切削深さを大きくして調整です。

…とまあ今回はこんな感じで丸太を加工してみました。
丸太物置小屋作った後には更に経験値が増えるので、その時は丸太加工のまとめ記事でも書ければなと思ってます。

そろそろ説明がしやすいように、簡単なイラストの作り方も勉強しようかいな。

8