小屋のDIY日誌 アクリル板で二重窓自作、戸当たりや見付の仕上げ
山の中に、居住用の広さ6畳の小屋を建てようとしています。
今回は、窓やドアなどの開口部を仕切る「建具編」の3つ目の記事。
眺めの良いロフトに、透明なアクリル板で二重窓を自作します。
また、戸当たりや見付けも取り付けて、窓を完成させます。
前回は、外窓枠と窓本体の取り付けについてでした。
ロフトのアクリル板二重窓製作
木枠の加工
ロフトの開口部の大きさは、約1,300×800mm。
この小屋の中では最大の窓となります。
800×850の窓を作った時の木枠は、幅40mmとしました。
「窓が大きければ大きいほど、木枠の幅も大きくした方がバランス良いのかな?」
と思って、試しに60mmにしてみる。
…う~ん、微妙。
やっぱり、木枠の幅は40mmにしよう。
2017年1月12日、作業開始です。
中空ポリカ窓同様、12mm厚野地板から木枠を作りました。
アクリル板の加工
アクリル板は、通販で購入しました。
中空ポリカはホームセンターで、アクリル板は通販のほうが安いです。
おススメ!
ではアクリル板をロフトに上げて、カット作業に入ります。
アクリル用のカッターを購入しておいたので、これで切ることにしました。
墨線は保護シート上に引いて、準備完了。
ネットでアクリル板の切り方を見てみると、ある程度カッターで切れ込み入れてからパキンと割るらしい。
ポリカ中空ボードより倍以上の値段なので、慎重に作業です。
カッターで切るときは、世界の終末を告げる音がする。
何回かカッターで切れ込んでから、ロフト端に寄せてバキンと割りました。
割る時かなりビビりましたが、断面は綺麗です。
作った木枠と合わせてみます。
うむ、良い感じかな?
組立
アクリル窓の組み立てを行います。
中空ポリカだと下穴無しでビス打ち出来ましたが、アクリル板では難しかったです。
高価な材料でもあるので、2.5mmドリルで下穴を開けてから、スリムビスを打ちました。
それ以外はポリカ中空ボード窓と同じように取り付けです。
アクリル板の2重窓の本体が完成!
やっぱりアクリル板は、中空ポリカよりも透明性が段違いです。
少々高価ですが、断熱性もあって加工もしやすくて、DIYに向いてる素材!
取付
前回の記事と全く同じような方法で、窓枠に窓本体を取り付けていきます。
アクリル板は中空ポリカより重いので、同じサイズの蝶番だと少し不安でした。
でも、取り付けてみたら問題は無さそうでした。
外れそうになったら、もう1組増やしたり、大きなサイズのものを使えば良いか。
ロフト窓は床と高さを合わせた掃き出し窓にしているので、掃除が楽。
ゴミも一掃できました。
全ての窓とドアが付いた小屋を、眺める。
開口部が塞がって、居住性も一気に上がりました。
また一段落してしまったので、セルフビルド作業のやる気が更に無くなりました。
不満こそが自分の原動力だから…。
寝具をロフト上に移動して、この日からそこで寝ることにしました。
思惑通り、綺麗な夕陽を眺めることも出来ました…。
内側窓枠(戸当たり)の取付
2017年1月30日、内側窓枠兼戸当たりを付けていきました。
窓枠が無ければ構造材が丸見えだし、開き窓だと戸当たりが無ければ隙間が大きくて気密性を出すことが出来ません。
使った材は、120mm幅野地板です。
内側窓枠も、内壁材より出っ張らさせるのが基本です。
89mm幅のSPFを隠し、12mm厚の内壁材の側面を隠すなら、89+12=101mm以上の幅の窓枠を使えば綺麗に収まります。
そういうわけで、ホームセンターで安く売られている野地板を使いました。
いつも通り、必要な長さにカットして、サンダーでやすり掛けして、1枚刃カンナで面取り。
4隅は斜め継ぎとしました。
戸当り付けると、窓と窓枠の隙間がなくなって小屋全体の気密性が上がりました。
ただ、案外窓枠の隅が合わず、隙間ができました。
試しに木工パテを買ってきて、戸当りの間を処理してみると、…微妙。
まあ良いか!
追記
更なる気密性増加のためには、スポンジ系の気密テープを貼ったほうが良いです。
窓見付けの仕上げ
内壁石膏ボードを貼った時に、窓の見付け(枠の正面部分)の設計を少しミスってしまいました。
このままだと断熱性が見えたりして汚いので、埋めることにしました。
ちゃんと窓枠まで埋まるように、石膏ボードの端材を埋めておきます。
で、その上に厚さ10mmほどの端材板を貼って、スリムビスで留めました。
完璧にはなりませんでしたが、少し綺麗になりました。
やっぱり、境目は板で隠すのが一番!です。
次回は建具編ラスト、玄関ドアの製作と取付です。
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コメント一覧
自作系の小屋もしくは、住宅が近所に点在しているんですか興味湧きます、小屋の保温性や暖房
バイクの雪対策保存のしかたとか、興味ありますので気が向いたら記事にしてください。