小屋のDIY日誌 窓外枠の仕上げ、窓本体を蝶番で取付

2017年2月24日6畳小屋

小屋DIY 窓の取り付けと調整

山の中に、居住用の広さ6畳の小屋を建てようとしています。

今回は、窓やドアなどの開口部を仕切る「建具編」の2つ目の記事。
前回の記事で作った窓本体を、窓枠に取り付けていきます。

 

前回は、窓本体作りだけでなく、窓に求められるものを書いています。

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窓枠作り

2016年12月24日、作業開始!

ツーバイフォーの開口部を綺麗にする

この6畳小屋はツーバイフォー工法で建てたので、全面に合板・OSBを貼っています。
建築素人が建てたので枠に合板がはみ出してたり。
このままだと、窓を取り付けた時に引っかかってしまいます。

そこで、鋸とカンナで削りました。
あまり綺麗にはなりませんでしたが、どうせ戸当り兼窓枠表面材が隠すことになるから、はみ出し部分を切りだすだけで良し。

開口部端までぴったり合板やOSBが位置していないところがあったので、厚さ調整のための「飼い物」を端材で作って貼りました。
これが無いと、窓枠を取り付けた時に厚さ方向のずれが生じます。

 

外壁厚さを考えて外窓枠を付ける

窓の自作についてはあまり詳しくないですが、窓枠は外壁より出っ張るのが基本のようです。
窓枠が外壁より凹んでいれば、外壁側面が見えてしまったり、外壁に伝ってきた雨水が窓の隙間から入ってくるから、かも?
また、開き窓だと180度開こうとした時に外壁に引っかかってしまいます。
ですから、外壁より凸のほうが良さそうです。

この小屋の外壁は、12mm厚野地板+24mm厚横桟となっているので、合計36mm厚です。
ゆえに、窓の外枠厚さも36mm以上が良いでしょう。

というわけで、窓外枠材は30×40mm野縁を使用。
30を幅方向に、40を厚さ方向に使います。
ホームセンターではm単価100円以下。安いです。

開口部を覆えるようなサイズにカットしていきます。
下枠は雨水の透水を促進させるため、端材でつぎはぎにしました。
見栄えは悪いけど…

野地板と違って表面が平滑だったので、やすりがけはしませんでした。

ただし、外側になる面は1枚刃カンナで面取りしておきました。

窓の外枠は雨がかかりやすいので、木材を使うなら塗装は必要です。
いつも通り、安価でそこそこ性能の良いタフソートを使用しました。

取付時に使用したビスは、90mmユニクロメッキ。
雨風に晒されるのでステンレスのほうがいいかもしれませんが、まあいつでも取付直しできるしということで。

 

窓の取付

蝶番について

蝶番とはヒンジ(hinge)とも呼ばれるもので、扉などを開閉できるようにする金具です。
様々な種類・サイズがあって、デザインにも拘ることが出来ます。

ただし今回使用したのは、最も単純で安価な「平蝶番」です。

窓は両開きとして、180度開けるようにしたいのです。
そこでひとまず端材を使って、どう取り付ければ180度開くのか、最も簡単な取付方法を実験しました。

色々試した結果、窓枠表面に取り付けてしまえば、綺麗に開くし取り付けも簡単、ということが分かりました。
普通は、防犯とデザインのために窓と窓枠側面を掘って蝶番を入れ込んで隠すのが基本です。
しかしこんな山奥では大きな音を立てながら窓をぶち壊されてもほとんど誰も気づかないから、元々防犯性は皆無です。

というわけで、窓枠表面に取り付けてしまうことにしました。

 


蝶番・窓本体を取り付け

1組の両開き窓を蝶番で取り付けるには、片面2個ずつ、4個の蝶番が必要です。

蝶番の位置・傾きはかなりシビアな調整が必要です。
いきなりビスや釘を打つよりも、以下のような専用の下穴ドリルを使ってから打った方が良いです。

「作業手順、どうしようかな」
と考えながら試行錯誤しました。
窓本体と窓枠と蝶番の位置・傾きを、綺麗に合わせなければなりません。

色々試した結果、以下のような順番だと簡単に調整が出来ました。

  1. 窓本体に蝶番を取り付ける
  2. 上側蝶番を窓枠に取り付ける。
  3. 傾きを調整しながら、下側蝶番を取り付ける。

この手順は、窓側面に穴を掘って蝶番を隠す方法だと使えません。
外窓枠表面に蝶番を取り付ける場合は使えます。

 

予想通り、中央を締め切ることが難しかったです。
しかし、内側から中央部端を合わせて、一気にポンっと閉めたら綺麗に閉まりました。

それでもなお閉めにくかったら、カンナなどで削る必要があります。

 

両開き窓では打掛より、あおり止めを

窓の開き止めには当初、「打掛」を使おうかと思ってました。
内側からガチャンとかければ、防犯にもなりそうです。

が、両開き窓に使ってみると若干中央を開けることが出来てしまう!
中央から隙間風が吹いてしまう!

 

そういうわけで結局、「あおり止め」を使いました。
古いトイレとかにも使われる安っぽいもの…と思いきや真鍮でキラキラ輝いているので結構気に入りました。
あおり止めを内側窓枠上部に取り付ければ、邪魔にもなりません。

取っ手の取り付け

窓を閉めやすいように、ホームセンターで取っ手を購入して取り付けました。

木枠にビスで取り付けるだけの、超簡単なもの。
取っ手は様々なデザインがあるので、色々探して自分の好みに合うものを選びましょう!

自分は、100円くらいの安いものを使いましたが…!

 

新たに開口部を開ける場合

2017年1月11日小窓を付けることにしました。

将来的には室内トイレの臭気抜きになる、のかな?
ここも一応二重窓としました。

小窓の位置は壁パネル作成時に決めなかったので、穴が開いてません。
小さいからまぐさなども必要無く、「後でも開けられるか~」と思って開けてなかったのです。

開口部を作ります…が、やはり最初はノコギリを入れられないので苦労。

まずはドリルで穴を開けまくります。
何とか鋸が入るようになったら、斜めに曲げながら切断していきます。

結果的に切断面は汚いものになったので、やっぱり最初から切っておくのがベストか。

で、仮のオーニングにしていたシートの存在を忘れていたので、盛大に切ってしまった…。

シート補修用テープで修理しました。

開口部を綺麗に開けて、窓枠を付けて、蝶番と本体を取り付けたら完成。

臭気抜きの窓なので上開きにする、ということで蝶番は下側。
完全に開かないように、内側から棒を引っ掛けて中途半端に開くようにするなどすれば良いか?

 

他の中空ポリカ窓

1月13日、西面下部の窓が完成。

夕陽が綺麗です…

この山は西に開けているので、朝日よりも夕陽が綺麗な場所です。

 

1月14日、南側の窓が完成。

ちょっと隙間が大きくなってしまいました。
でもソーラーパネルのケーブルが通せるので、今はこれでいいや。

 

 

これにて、中空ポリカ窓の自作と取り付けが終わり!

次回はアクリル二重窓の自作と、内側窓枠(戸当たり)についてです。

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