『思い出話』高校生が内緒で教習所に通って、中型バイクの免許を取った体験談

機械

バイク教習

今回の記事では、バイトで貯めたお金を使って、教習所へ通って中型バイクの運転免許を取った体験談を書いていきます。

前回では、高1始めから高2終わりまでの2年間やった「うどん屋で皿洗い」と、高1終わりと高2終わりまでの1年間やった「スーパーでレジ打ち」のバイトについて書きました。

 

暇つぶしにブログ執筆しています。
昔のこと思い出すのは頭と時間を使いますが、今は考える時間を持て余しているので書いていきますヨ!

 

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高校1年生の3月に教習所へ入所

誕生日が12月なので、当初は16歳になってすぐの年末年始の冬休みに教習所へ通おうとしました。

しかしまだお金が足りなかったり覚悟が足りなかったりで、結局3月の春休みを利用して、教習所へ通いました。
前回の記事で書いた、「レジ打ちバイト」もほぼ同じ時期で始めています。

実は「レジ打ちバイトの初任給を教習料金に当て、その後の給料はバイク本体の購入に使おう!」と考えてたんです。

つまり、教習料金が足りないまま、入所したのです。

 

 

料金不足でも入所は出来た

他の運転免許無しで、中型バイク(排気量400㏄未満)のマニュアル(MT)で、18~20万円くらいでした。
10年以上前なので、流石に正確な値は覚えてません(;´∀`)

うどん屋バイトで貯めた金が、入所時の全財産でした。
その総額は、約15万円ほど。

 

春休みが始まる前の日曜日、銀行口座からお金を全額下ろし、自転車で教習所へ行き、受付で入所方法や料金を聞く。

料金は基本的に前払いでしたが、財布の中からありったけの紙幣を出して、

YU

今はこれだけしかありません。

次の給料日で残りを支払います。

 

…受付の人はお金を正確に数えて、その分の領収書を渡してくれて入所は出来ました。

今から思えば、かなり大胆な金の使い方をしましたね。
「困れば家族を頼ればいい」と思っていたからだろうか。
一人暮らしの今では、いくらかお金を残しておかないと不安になります。

なお、教習料金は一部不足しても、支払った分の講義を受けたり技能講習を受けたりできます。
卒業するには全額支払わないといけないのは確かですが、入所時に絶対全額用意しないといけない、わけではありません。

 


学科教習と技能教習の様子

教習では交通ルールを学ぶ「学科教習」と、実際に運転する「技能教習」に分かれています。

 

学科教習については、あまり覚えてません(*´∀`)
適性検査を受けたり、今まで知らなかった標識の意味とかを知れたりしてなかなかタメになったことだけ覚えてます。

「効果測定」とかも受けましたが、一発で通りましたねえ。
運転免許なんて誰でも取れるから、現役高校生ならこんな試験も余裕…なわけでなくて、ちゃんと自習はしました。
教習時でも運転時でも、気を抜いてはいけない!
多くの人が取得する免許、運転する乗り物と言えど!

 

さて、「技能教習」ですが、やっぱりこれが一番大変でしたよ。

一番最初は、定番の「車体起こし」です。
倒れたバイクを引き起こす…のですが、現役男子高校生(帰宅部)の力をもってしても、無理矢理起こすことは出来ませんでした。
持つところを教わり、膝と腰の動きを教えてもらって、何とか起こせました。
車種は、HONDAのCB400SFだったか。

その次はバイクを押したり、乗ったり、止まったりと、ゆっくりとバイクの特性を学びながら運転出来るようになっていきます。
自分は本当にバイクを運転するのは教習所に入ってからが初めてだったので、最初はアクセルをどっちに回すか分かりませんでしたよ。
「アクセル回してみて」と言われたので、奥にグッと回そうとしてたら、「…手前に回して」と教官に言われたことを覚えてます(*ノ∀ノ)

あと、バイク押してるときにバランス崩してミラー割りました。
教官が淡々と片付けてたので、ありがちなのかな…

まあ、立ちごけなんぞは今でもネンイチであるのですが!

「あっ、ああ~~あ!!!」ガシャーン
ってなる。

 

一番最初の難関はやっぱり、マニュアル車に特有の「半クラッチでの発進」ですか。
左手でクラッチを調整しながら、右手でアクセルを調整。
最初は何度もエンストしたし、その後も発進する度に集中しないといけませんでした。

卒業検定までずっと練習し続けた項目は、自分の場合「スラローム」でした。
右・左・右・左とグネグネ曲がりながら進んでいくコースを、一定時間内に走りぬかねばなりません。
最初は転倒を恐れて全くバイクを曲げずに走ったらめちゃくちゃ遅くなって、教官によく指導されましたわ。
「アクセルワークがダメだ!もっとリズムよく!」
と言われて何度も練習したら、ちゃんと規定時間内に走れるようになりましたねえ。

他の項目は、あまり覚えてないです。
多分順調でした。
一本橋は指導教員レベルになったり、雨の日の急制動練習で後輪がロックしたけど足で無理矢理止めたりとか。

そうそう、バイクの技能教習では車と違って路上教習はありません。
その代わりなのか、室内で路上運転のシミュレーションゲームをやりました。
横から走ってきたトラックに綺麗に吹っ飛ばされて、笑いが止まらなくなった思い出w
昔もむっつり顔のコミュ障でしたが、その時だけは教官と一緒にひとしきり笑ってたw

 

めっちゃ緊張した卒業試験、学科同様こちらも一発で通りました。
合格通知時の安堵感だけは覚えている…

 

学科教習と技能教習が終われば、無事卒業です。
同じ日に卒業となった人たちと一緒に卒業写真を撮って、証明書類を受け取り、次は免許センターで本試験です。

 

高校にはバレた?

結論から言うと、バレませんでした。
ただ、ギリギリでした…

 

 

教習時、現役高校生がバイクの免許を取るのは滅多に無いので、教官からよく聞かれました。

教官

現役なの?
高校にバレたらヤバいんじゃないの?

YU

…内緒にしてください

と言ってました。

「いつかバレるんだろうか」と少しヒヤヒヤしてましたが、教習所から高校へ連絡が行くことはありませんでした。
教習所へは高校のステッカーを貼っていた自転車で通っていましたが、それでチクられることもなく。

 

ただ、高校の友人数名に「バイクの免許取るわ」と言ってしまったからなのか、「この高校内にバイクの免許を取ろうとしている人がいる」という噂が流れたらしいです。

そのためか自分が教習所に通っていた時期だけ、全校集会で念を押されました。

生徒指導教員

バイクは乗るのも免許を取るのも禁止!
そのような人がいたら教えるように!

3年間この高校にいて、バイクに関することを集会で言ってたのはこの時期だけでしたねえ。
多分、私のことを言っていたのでしょう。

高校に絶対にバレたくないなら、誰一人にも言ってはいけません。

まあ自分は「私生活にまで高校に口出しされてたまるか!」と思ってたので、校則無視して免許を取りました。
それでバレて停学や退学になっても一興。
あまり深く気にしてませんでしたよ。

 

高校2年生の4月に運転免許センターで試験

教習所を卒業出来ても、まだ免許は発行されません。
学科の本試験を受けるべく、学校が休みの日曜日に運転免許センター(もしくは都道府県警)へ。

教習所の書類を持って、父に運転免許センターに連れていってもらいました。
が、その時は近くの「運転免許塾」に早朝から行って、予測問題を解きました。
この存在は父から教えてもらって、行きました。
教習所の効果測定よりも本試験の問題予測率が高かった、と覚えてます。
これで学科試験対策も完璧だ!

 

それで本試験と適性検査を受けて、合格!

その日の内に免許証が発行されて、自分も晴れて「中型自動二輪(MT)運転免許」の保持者となりました!
゚・*:.。..。.:*・゜ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ・゜゚・*:.。..。.:*

 

結局かかった期間は、2週間の春休みを挟んだその前後も含め、3,4週間程度だったかな?
高校が休みでなかったら、教習もこまごまと受けることになって、期間も長くなったことでしょう。
あまり空くと感覚を忘れたりもするので、やっぱり学生なら長期休みを利用して運転免許を取るのが定番ですね。

 

さて、運転免許を取っただけではまだバイクに乗れません。
バイク本体が必要です。

次回は、人生で初めてのMYバイクの購入と、その思い出を書いてみます。

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