初めてのチェーンソー135e、組立と使い方と整備

2016年10月18日機械

効率的な伐採には欠かせない機械、それはチェーンソーです。

山林を開拓するのにあたって、人生で初めてチェーンソーを買いました。
機械の中でもトップクラスに危険なものですが、これが無ければ伐採も進めていけません。

 

購入した機種は、ハスクバーナ135eです。
『数ある中で、どうしてこの「ハスクバーナ 135e」を選んだの?』
そのワケは、以下の記事で書いております。
要約すると、安くてパワーのあるものが欲しかったから、です。

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ネット通販で購入、使用までの準備

開封

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2016年9月7日、amazonで注文したチェーンソーが届きました!
チェーンソーを持つことになるのも、人生で初めてです。

箱の中には、以下の物が含まれてました。

  • 本体
  • 35cmのガイドバー
  • ソーチェーン1本
  • 丸ヤスリ1本
  • プラグレンチ
  • 説明書と保証書

 

エンジンチェーンソーを使うには、他にも混合燃料とチェーンオイルが必要です。

とりあえず先に、組み立ててみることにしました。

 

ガイドバーの組立

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ハスクバーナ135eは、工具無しでソーチェーンの脱着や張りの調整が出来ます。

まずはカバーを外し、ガイドバーを取り付けて、ソーチェーンを付けます。

が、ソーチェーンがなかなかガイドバーに入らない!
チェーンソーを立てたり色々な方向で押さえたりして初回は何とか入って、組み立て成功。

チェーンソーを本格的に使い始めてから気づいたことですが、ある程度ガイドバーにソーチェンを取り付けてから、先端の方のソーチェーンを勢い付けて前に送り出すとさくっと入ります。

 

燃料とオイル

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チェーンソーが届いた次の日に、早速色々購入してきました。
購入したものは以下の通り。

  • ガソリン携行缶
  • レギュラーガソリン
  • 2サイクルエンジンオイル
  • 混合容器
  • チェーンソー用オイル

 

どれも特殊なものではないので、ホームセンターなどで揃うと思います。
燃料やオイルを一式揃えるとそこそこの値段になりますが、しばらくチェーンソーが使い放題になります。
長い目で見ると、あまり大きな出費ではありません。

 

※追記

2サイクルエンジンオイルは、純正で高性能なものを買いましょう!
安物を使うと、エンジンが焼き付いて高額な修理費となります…

 


混合ガソリンの作り方

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混合ガソリンとは、2サイクルエンジンオイルとガソリンを規定の割合で混ぜたものです。
4サイクルエンジンなら燃料はガソリンだけで良いですが、チェーンソーなどの2サイクルエンジンの機械では混合ガソリンが必須になります。
オイルを混ぜないと、すぐにエンジンが焼き付いて修理不能もしくは多額の修理費となります。

混合ガソリンはホームセンターなどに既に作られたものもありますが、自分で混合したほうが遥かに安いです。
ちょっとだけしか使わないならまだしも、多くの混合ガソリンを使いたいなら是非その作り方を習得しておきましょう!

 

機械やオイルによって混ぜる割合が異なります。
多くの農機具は25:1の割合ですが、135eはガソリン:オイル=50:1です。
混合容器に25:1用の目盛りしか無い場合、ガソリンの量を25:1の時の倍にすれば50:1の混合ガソリンを作れます。

基本的に、混合したものはすぐに使い切るべきです。
ガソリンだけが揮発して、混合割合も変わってくるので。
少しの期間ならそのまま混合容器で保存できますが、せめて冷暗所で保存しましょう。

 

チェーンソー始動

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混合ガソリンとチェーンオイルを、本体に満タンまで入れ、始動準備完了!

135eの場合、エンジンの始動手順は以下のとおりです。

  1. プライマリーポンプ(半球状のゴムみたいな部分)を数回押して、タンクからエンジンに燃料を送る
  2. チョークレバーを引き上げる
  3. チェーンソーを固定し、スターターロープを数回引っ張る。「ブルン」とエンジンが始動しそうになるまで
  4. チョークを下げる(通常位置にする)
  5. スターターロープを数回引っ張り、エンジンを始動させる
  6. そのままだとエンジンが高回転のままなので、アクセルレバーを握って少しアクセルを吹かし、アイドリング状態にする
  7. 停止時は、チョーク作用時でも使ったレバーを下げる

 

チェーンソーの始動時の姿勢は、片手もしくは片足で本体を固定し、もう片方の手でスターターロープを引くのが基本です。

エンジンが始動しやすいように、チョーク使用時の始動ではエンジンが高回転になってチェーンも高速回転するので危ないです。
チェーンブレーキをかけておいても良いでしょう。
ブレーキは、本体上部持ち手の前にあり、前に押すと作動できます。
後ろに戻すと解除できます。

エンジンが暖まるとチョークを使わずとも始動が出来ます。
こまめに停止して安全な作業をしましょう。

 

ちなみに私は『チェーンソーの特別教育(→wikipedia)』を受けてます。
整備方法や安全な使用方法は本で学んだりはしたのですが、実戦経験が少なすぎます。
自分はまだまだ初心者であることを自覚しながら、慎重に扱っていこうと思います。

 

※追記

チェーンソーは、整備無しで使える道具ではありません。
以下の記事で整備方法をまとめたので、使い続ける場合は見てやってください。

 

後日談:クラッチカバーが入らない故障

クラッチカバー(エンジンとガイドバーを繋ぐ部分のカバー、ブレーキやテンション調整機能もある)が入らなくなりました。
このままではチェーンソーが使えません。

よくよく見ると、丸い金属板が引っかかっているようでした。
名称を調べると、これは「ブレーキバンド」というものでした。

「チェーンソー ブレーキバンド」などの言葉で検索すると、同じ症状の事例を発見。

要は、ブレーキをかけたままカバーを外してしまったのが原因でした。

なので、ブレーキレバーを押し倒しながらカバーを取り付け、その後にブレーキを解除すれば治りました。

 

追記:使い続けてみて

チェーンソー初心者が適当な使い方をしても、重大な故障に至ることはありませんでした。
以下の記事で感想をまとめていますが、この値段(3万円程度)にしては、かなりいい機種だと思います。

 

なお、2019年に「135e MarkⅡ」という後継機が登場しました。
価格はほぼ据え置きです。
今購入するなら、こちらを買ってみるのも良いと思いますよ。

デザインが変わって、凄くカッコよく見える!

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