コナラ伐採6,7,8日目 17年11月20~24日 第4ステージ

伐採

東方敷地奥から

2017年11月20日、今日から東方敷地の伐採です。
ここは将来的にきのこ原木栽培のほだ場となる、予定。
しかし寒風吹き荒ぶ曇り空で、朝を迎えても寒かったので布団の中でしばらくもぞもぞしてたら、結局10時間睡眠です。
気温が下がる時は身体を適応させるのに苦労する、ということにしておこう…
ああ、寒かー

まずはソーチェーンが壊れて残ってしまった、中木の枝払いや伐採から。
広葉樹は少し大きくなると一気に枝払いの手間も増えるようなので片付けるのにも時間かかります。
結局枝払いだけで午前が終了。

 

午後からはチェーンソーで伐採していきます。
杉林上側のコナラはほぼ全て杉林に重心が向かっているので、東方敷地奥の斜面下に倒れそうなやつから伐り始めることに。
今のままでは斜面上にも横にも空き地がないので、そのまま重心に従って斜面下へ倒してしまいます。
樹体にかなりの衝撃が加わっていそうですが、案外幹の部分は折れなさそう。
先端の枝はよく折れるけれど!

チルホール無しで切れるコナラや中木伐採、中木の枝払いしてたら夕方になったので、今日の作業は終了です。
鉈ふるいすぎて右腕が痛い…。
高木伐採に比べりゃ低木伐採や枝払いは確かに気楽なのですが、体力的には同等レベルだな…

広葉樹の枝払いはチェーンソーでやると結構ガイドバーを挟まれやすくて、苦労します。
ちょっと切ってそのままの方向で切れそうか、逆から切った方が良いかを判断しないとすぐに挟まれて抜けなくなります。
やっぱりある程度の太さまでは鉈で解体していく方が良いでしょうね。
疲れやすいですが、チェーンソーに負荷がかかりにくいかも。

枝払いは地味な作業だから、今日の作業写真は少なめ。
小屋向かい側の尾根上なので、伐採が進むにつれて小屋を望めるようになってきました。

 


 

11月23日、先日購入したとあるものが気になるところですが、ひとまず体力使っておくということで伐採作業です。
前回で伐りやすいものは伐ったものの、今日からはグネグネと曲がっていたり重心が敷地外方向のものばかり。
チルホールで方向をある程度操作する必要あり。
重心方向と牽引方向の間に倒すようにするので、滑車は無し。
チルホールは控えロープみたいな役割ということで。

写真左側へ重心があったコナラを右側に牽引して方向変えようとしたら、かかり木。
更に牽引すると裂けた…
まあこの裂けを切ったら倒れてくれましたが。

グネグネ&二又が微妙に絡んだやりづらいやつら。
こういうのをどうやって伐るか考えるのは、本当に頭脳労働っぽいっすわ。
自分の編み出した答えは、グネグネを最初に伐って二又は後で伐る!

グネグネなので梯子をかけるのも恐々。
二連はしごは高さ調整が出来るのでこういうとき便利。
伐採の欠かせないお供!

よくよく考えたのに結局かかり木

写真左の二又コナラと右側のアカマツの間を避けて斜面下(写真手前右)に倒すつもりだったのに…
二又を先に倒すべきだったのか、牽引方向が間違っていたのか…
やっぱりまだまだコナラ伐採初級者です。

でも慎重に根元伐ったらアカマツ奥側に倒れてくれました。
しかしこの根元伐りもなかなか難しいもんです。
一瞬ガイドバー引き抜くの遅れたら挟まれますからね。
受け口とつる全体を斜めに滑り落とすような感じにすれば良いのか?う~ん?

二又のコナラは同じ牽引方向で綺麗に倒れてくれました。
牽引方向と重心の両方が上手く作用して、他のコナラと同じような向きに。

厄介なやつらを伐ったことでその上側のやつらを倒せるようになったので、チルホール無しで伐採。
全部同じ方向に倒しているのでどんどん積みあがっています。

株立ちした常緑樹のアラカシ(?)を伐採後はひたすら枝払い。
枝葉の付いたアラカシをほったらかしておくと、下敷きになったコナラが乾燥しにくいと思われたので。
そこそこ大きい木は枝払い大変です。

結局この日は半日だけの作業で、コナラ3本伐採、アラカシ3本伐採と枝払いしか出来ず。
チルホール使わなくてもよく、枝払いもしなくていいならいくらでも伐れそうになってきたのに!

この日の後は、とあるものの点検など。

 

 

第4ステージクリアー

11月24日、少し前は小屋内の気温が7℃だったり霜が降りてたら寒い寒い言ってたのに、今日の朝はほとんど寒さを感じず。
身体が慣れてきたというのか。

スパイク地下足袋に付いた土は一々取ったりはしてなかったのですが、試しに今日はマイナスドライバーで取ってみました。
これで滑りにくさが増すかな、と。
まあ結局、作業後にはほとんど同じ状態になってしまったわけですが!

 

とりあえず斜面下に重心のある30cmクラスのコナラ一本を準備運動がてらに伐ってから、面倒な奴らをどうやって切るか考えます。
上の写真で言えば中央のアラカシを除く、細い2本と中くらいの2本のコナラ。
これらは全て写真奥や妙な方向に重心がありそうなので、チルホールで牽引してちゃんと自分の敷地内に倒さねば。

まずは細めのコナラから片付け。
チルホールは滑車無しで切り株にセット。
受け口は牽引方向に。

横に倒れないように少し追い口切って強めに牽引したら、裂けた…
ものすごく傾いている木以外で裂けたのは初めてですねえ。
細い木を牽引するときも裂けには要注意ということか?
細いコナラは幹全体をほだ木に出来そうだったのに、MOTTAINAI!(懐かしみある)

お次は30cmクラス2本。
もんのすげえグネグネに育ちやがって…
お父さん許しませんよ!

2本とも牽引方向ぴったりには倒れず、かかり木になりかけたりしました。
やっぱり重心逆側に綺麗に倒すのは難しいもんですね。
この辺からちょっとソーチェーンに木屑が付いて来る。

厄介なやつらを伐ったのでこれからは杉林上側のものへ。
10cmクラス1本、30cmクラス3本を伐りましたがどれも重心が杉林方向だったので、斜めに倒して杉林を回避するため受け口は倒れてほしい方向に、追い口は倒れてほしい側を下になるように斜め切りかつつるが残るように。(いつか受け口と追い口切りの特集記事作るかもしれない)
4本ともかなり綺麗に倒れてくれました。
紅葉にも個体差があるのか、赤、黄、緑と並んだのでちょっと面白い。

経験上、受け口は思ったより小さくても良いんじゃないか?と感じてきています。
「小さくしすぎた…」と思ったこと今まで無いですからねえ。
「作った受け口が少し小さいように見えるから大きくしよう」としたら失敗しやすいし、切削時間も長くなります。
受け口よりも追い口の形の方が大事かも?

今日はコナラ9本だけの3時間勤務。
チェーンソーに木屑が付着しまくってきたので、目立て含めてメンテ必要なのでこれで終わりにしときます。
それに次からのコナラはチルホール使って重心から90度くらいずらして倒さないと、杉林にかかりますから。
今日までを第4ステージとし、ほぼクリアーしたということで。
大きめのコナラが1本残ってますが、これは次のステージのチルホールセット用。

次からは今シーズンラストであり最大難易度の第5ステージ、東方敷地の杉林上側。
50cmクラスもいくつかあり、ほぼ全ての木が杉林に向かって重心がある、手強そうなステージ。

6