山小屋暮らしの内トイレ再考

山の暮らし

前回?

 

蒸し暑いから仕方なくクーラーの効いた部屋にいたら、クーラー病で下痢になり、お腹を暖めるために汗かきながらカップラーメンを頬張る日々が無事過ぎ去りし今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回はう〇こ繋がりということで、山小屋の内トイレについて再考することにしました。

しょうもない図ですが、今のところ居住小屋とトイレ候補地の位置関係は以下のとおりです↓

考えていた内トイレの候補

内トイレ候補地である6畳小屋南西端の床下は、処理槽を置けるように高さがあります。
建築時から「このへんにコンポストトイレ作ろっかな~」と考えて、南西端の床束が高くなるようにしたのですよ!
うん、確かそうだった、そう、だった、っけ?

しかしこの時点ではまだ処理槽の具体的な設計はしていませんでした。
以下のどれかにしようかな~と漠然と考えていましたが、まあとりあえずご紹介しておきましょう。

 

まずは最も簡単と思われる、寝太郎氏みたいな米ぬかトイレ
参考:寝太郎ブログ(http://mainennetaro.blog.fc2.com/blog-entry-603.html)

 

次に台所用コンポスト(自然にカエル)を改造した回転羽攪拌式トイレ
参考:alterna(http://www.alterna.co.jp/10530)

 

個人的に目から鱗だった、ドラム缶回転型トイレ
参考:地給地足が面白い!(http://d.hatena.ne.jp/musikusanouen/20130714/1373811265)

 

いっそのことかつて大峰奥駈道縦走中、山上ヶ岳手前の小屋のトイレで見た、崖に取り付けた大きな鉄製の樋の上にうん〇して、バケツに溜まった雨水で豪快に谷底へ流す方式

これを応用して、自分の分身をそのまま南側にある堆肥場に流してしまうのもありか?と考えたこともあります。

 

これらの中では最も自分が惹かれたのは「ドラム缶回転型トイレ」でしたので、具体的にどのような材料でどうやって作るかを考えていました。

 

考え直す

う~ん、しかし…
屋根を作った南面下屋は、洗濯物を干したり野菜や果実を干したりする、乾燥場として作りました。
南面なら日当たり良く、乾燥場として良いかなと思ったので。

でもこの南面下屋のすぐ近くにコンポストトイレを作ってしまうと、乾燥中のものに臭いが移りそうなのです。
売り物の一つとしたい天日干しキノコに臭いが付いてしまったら、流石にそんなのは商品として使えません!
自家用野菜でも食欲無くなります!
コンポストトイレは攪拌による好気発酵を発生させることで、臭いを少なくさせることが出来るようです。
でも、完全になくすことは難しいでしょう。

 

この臭い問題、如何に対処すべきかー!と色々思い悩んだのですが、結局私はこう考え付きました。

 

…外トイレだけで良くね?

 

…うんまあ、元も子も無いですね。
ていうか小便はどこででも出来るし、大は一日一回程度です。
そんな一日一回程度のためのものに、気密性と水平性が保たれた小屋の居住面積を減らすべきかなあ?

内トイレを作らないと決めれば、臭い問題は全く無くなるし、処理槽の製作や攪拌の手間が無くなる、小屋に穴開けないで済むから虫の浸入は少なくなるし、断熱性も保たれる。
内トイレ部屋の製作も必要無くなる。
あれ?メリットばっかりやんけ!

確かに内トイレが無ければ、雨の日や夜にトイレ行くのが面倒です。
でも、それだけなんですよね。
運用をすでに開始している外トイレは、グラウンドシートの無いツェルト型ですが、組み立てと解体を楽に行えるので、移動が楽です。
もちろん雨漏りはありませんし、きばっているときに風の影響を受けることもほとんどありません。
また網戸があるので虫の浸入は少ないし、浸入しても使用済みペーパーを燃やすときに出る煙で出ていくでしょう。

今の外トイレでちょっと微妙だと思うところは、高さが少し低い、足回りが不安定、というくらいでしょうか。
高さに関しては、古いけど大きなテントやティピーをヤフオクなどで手に入れば済む話です。
まあ大きすぎると平地の少ない山林内での設営が面倒になりますが。
別に今まで通り「考える人」ポーズでも良いんですけどね!
足回りに関しては、もう少しコンクリブロックや合板などを上手く使えば、簡単に解消できそうな課題です。
何にせよ致命的な欠陥は思いつきません。

 

というわけで、(今のところ)内トイレの製作は無し!ということにします。

 

じゃあ南西端のスペースは何にするか、とちょっと考えたのですが、そう言えばここは防火性能のある石膏ボードを壁に貼っていて、臭気抜き用の小窓があるんだよなあ…
ああもう、これ、薪ストーブかロケットストーブ置けや!と言われているようなもんじゃないか!

えええええ…しかしどうしようかなあ!
別にストーブなんていらへんね~んと思ってたけど、チャンスは十分あるんだよなあ。
でもねえ、どうしようかねえ…
まあ今しばらくはこのスペースは物置として使って、物置小屋作って余裕が出来たら、ストーブの導入について再考することにしましょう。

 

 

以上、碌な決定もノウハウも無い、徹頭徹尾クソ記事でした。

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