山水取水口の位置変更

水道

前回

 

2017年10月27日、一応水は小屋前まで出ているものの、取水口が少し不安定でパイプが動いたらすぐに取水が出来なくなっているので、本を参考に少し改良してみようとしました。
山に来てからお馴染みの大内正伸さんのやつですね。

 

本と同じくパイプに穴を開けて、石を組んで段を作ってみましたが、段の中が透水しまくりで塩ビパイプを小石や土の中に埋めても意味無しでした。

結局パイプにテープ巻いて穴を塞いで、前と同じように土にパイプをハンマーでぶっさし直しました。
塩ビパイプに穴開けて石とかで埋める方法は、取水口の下などに不透湿性の層があることが条件なのかもしれません。
不透湿の層を新たに作るなら鉄板みたいなものを刺したりしたほうが良いのかなあ?


11月17日、伐採後に水道パイプを引き直そうとしたときに上手く取水も送水も出来なくなりました。
取水口をどうにか上手く整備する方法は無いかと考えましたがなかなか考え付かず、これ以降はしばらく雨水を小さなタンクに貯めて使っていました。

 

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取水口の位置変更

11月27日、しばらく雨が降らなかったのでタンクの水も無くなってしまいました。
以前使っていた取水口の水量も僅かで、心もとない。
う~ん、どうしたものか、水道の計画を再考する必要あるか…と悩みながら散歩していたら、以前の暗渠がある取水口と道路を挟んで、一段上の暗渠がある場所では雨が降らずとも安定的な水量があるようでした。
しかもここなら土からにじみ出る水を無理に使わずとも暗渠(管)から垂れ流れていますので、取水もかなり楽そうです。

しかし正直言うとここは他人の土地…
まあ、しばらく山に住んでいても土地の所有者らしき人がやってきたことも無いし管理もしてなさそうだから、ここで取水をさせてもらおうと考えました。
そりゃまあ本気出せば所有者の情報とか色々調べられそうだけど、全く使ってなさそうな山林だからいきなり押しかけたりするのは藪蛇な気がして…甘えかな?
住民に教えられたりしたら所有者の元に行って色々交渉してみることにしよう。
山林自体もう必要ないと言うなら買ってしまいたいが。


12月7日、他の色々な作業にかまけていましたが、コンクリ練りをする必要が出てきて水も多く必要になってきたので、この日に取水口を変えることにしました。

 

まずはパイプの経路予定地の草刈り。
大鎌とうなぎ鉈だけで刈り払っていきました。
作業前写真は撮ってませんでしたが、どうせ何が何やら分からないものだったし。
流石にカヤや枯れ枝を取り除いて怒る人は…
もし怒るならどのような山林経営をお考えなのかご教授いただきたいもので。

奥に見える道路の、その奥が私の山林です。

前回と同じく取水桶を置く予定なので、ひとまず周辺の枯れ木やカヤも除去。
ここもだいぶ綺麗になってきました。
道路の基礎がコンクリで固めていない岩なので、取水することで土の侵食が少なくなって道路の崩落危険性も少なくなるだろう…と考えて自分の行為を正当化することに努めます。

取水桶が綺麗に置けるように、カッパとテムレス装備して少し整備します。
やっぱりテムレスは良いですね。夏山登山に持って行って雨天時用のグローブとしても使えるし。
ボタボタと水が落ちてくるので、桶を置くだけで取水成功です。

 

水道パイプは120m巻のポリエチレン管(ポリパイプ)を購入していましたが以前の取水口の場所から小屋まででは余っていました。
なので少し取水口が遠くなっても届くでしょう。

伐採時にポリパイプは巻いて片付けていましたが、東方敷地のコナラ伐採したときにパイプを置いていることに気づかず大きなコナラを倒してしまいました…。
ポリパイプを傷つけないようチェーンソーは使わず、手のこのみでコナラを片付けることに。
つるも巻き付きまくっていましたから、結構難儀しましたよ…

 

さてパイプの準備も整ったので、新たな取水口から小屋まで引いてみます。
道路を横断しなければ小屋前まで引けませんが、ここは暗渠を有効活用させてもらうことにします。

まずは道路上側の集水桝の蓋を開けて、溜まっている枝葉などのゴミをある程度掃除。
排水溝側からパイプを差して、貫通するまで伸ばしていきます。

 

で、出たー!
って、別に感動は無いけれど!

とりあえずこれで道路の横断完了です。
ポリパイプを取水桶に差して、小屋方面へ伸ばします。

小屋前まで伸ばし終わったら、すぐに水が出てきました。
今回の取水口は前回のものより高い位置にありますが、やっぱり落差があるとパイプの中に空気が詰まることも少ないのでしょうね。

最後に取水用パイプにいくつか穴開けて、適当な網を巻き付けて紐で縛って、ゴミの詰まり防止すれば取水口完成です。
蓋をしないと落ち葉で詰まるのも早いかもしれませんが、落葉期が過ぎればそれほどゴミ詰まりの頻度も少なくなるのではないでしょうか。
それに小屋からそれほど遠いところではないから、月一くらいで掃除するのは訳ないことです。

これで安定的な水量を、小屋のすぐ近くで取水することが出来るようになりました。
バケツに水をためてみたら、前回の取水口よりも濁りが少なくなった気がします。
まあ前回は土にパイプを差していたから泥が入りやすかっただろうし、今回の取水口の暗渠の水は完全な地下水のようだから綺麗なのでしょう。
おそらく取水口はかなり正解に近づいた感じがあります。

次は山水の緩速濾過か…
今のままでもかなり綺麗だと思いますが、雨とか降ったら色々汚れが混入しそうだし、簡単に綺麗に出来るならしたほうが良いかもね。
それにどうせ貯水用タンクも設置するので、濾過槽の置き場整備とかはついでに出来そうな気もする。
清浄な水の貯水が出来たら、最後は風呂づくりですか!?

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