運搬車修理記録 ひとまず終了

2018年1月7日機械

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組み立て

2017年12月8日、キャブレターのオーバーホール、ガソリンタンクの錆処理、フューエルホース等の洗浄と交換がひと段落したので、遂に組み立てに移ります。

 

分解時の写真を参考に組み立てます。
エンジンヘッド部分とエアフィルターが繋がっているホース、ただ突き刺しているだけだけど本当にこんなのでいいのか…
でも分解時もこんなんだったし、特につなげるための部品があるわけでもないし…

キャブレターには何故か何も付かなさそうなパイプがありました。
ネットで調べるとガソリン戻り口のようですが、でも最初から付いてなかったし…とりあえずこのままでやってみよう。

案の定どこに付けたらいいかわからないパーツが出てきました。
分解時に撮影した写真を隈なく見ても分からず。
最初は四方八方から撮影しておいた方が良かったね…。
付けなくても大丈夫そうだったので、ひとまずほったらかしにしました。

補足

パーツリストのエンジン編を見ていったら、シリンダカバーであることが分かりました。

一応組み立て完了!
早速試運転です!

タンクに少しだけガソリン入れて、リコイルスターター引いてみます。
なかなかかからない。
やっぱりプラグ交換したほうがよかったか?と思いながらチョークやアクセル操作していたら無事にかかりました!
ギアチェンジも出来るし前進も後退も可能。
でもちょっとエンジンの回転が弱々しい気がする。
アクセル遅めにしたら勝手にエンジン止まる。
後、エンジン停止スイッチ押しても意味無し。

チョークを閉めると回転数上がりましたが、いきなり「ボン」という音がしたので、すぐに回転数低くしてエンジン停止。
点検しても特に異常は見られません。
もう一度エンジンかけて回転数上げると、またボンという音。
その時少しカメムシの臭いがしたので、もしかしたら分解時にマフラー内にカメムシが侵入したか?

試運転で判明した新たな修理点としては、調整低回転時のエンジン停止、エンジン停止スイッチ、マフラーの洗浄ということですね。
の前に、先にレバーの調整やってしまおう。

 


サイドクラッチレバー、荷台上げレバーの調整

ひとまず左のクラッチレバーが渋いようなので調整です。
ワイヤーに注油しようと思ってネットで検索してみたところ、エンジンオイルやグリスを使うと良いらしいので、混ぜて入れようとしてみるものの、粘土が高すぎて入っていきません。

結局ホムセンとかでも安く売られているミシンオイルを使いました。
サラサラなので簡単に入っていきます。
なかなか汎用性高い奴です。私、何でもできる奴は好き!

 

しかし注油したりボルトの調整したりしてもレバーが固いです。
クラッチそのものがおかしいのか?
でも調整するとなると車体全体を大きくジャッキアップしないといけないから面倒。
まあ、走り出しても勝手に曲がってはいかないから、このままでいっか!

 


 

荷台上げのレバーも調整してみます。
運搬車導入時に使ってみたらガチャンと鳴ってレバーがスカスカになったのです。
原因は何か、よくよく調べたら分かりました。
ワイヤーの金具が、車体の穴を抜けただけです。
しかしどうしてこんな構造なんでしょう?何か部品が足りないんじゃないの?
とりあえず何かしらの材料をホムセンで買って、抜け防止することにしよう。
普通の座金ではワイヤー頭の、ハンマーヘッド的なものが抜けられないので。

 


12月12日、ひとまずレバーの調整するときに壊れた割ピンを買ってきてはめました。
一番小さいものでギリギリでした。
別に針金でも良かったんじゃないの?と、このすぐ後の気づきは無かったことにします。

ワイヤー留め具として5mmゴムシートを買ってきて、カッターで切れ込み入れてはめてみるものの、レバーを握ったら潰れて駄目です。
やっぱり金具的なものが必要です。

 


12月16日、ホムセンで購入できる最も小さなワイヤークリップを使ってみたらなかなか上手くいった感じ?
しばらくはこれで行くことにしましょう。

 

走行関連不具合の修理

12月8日、お昼休憩中に「エンジンの停止」とは一体なんぞや?と思って検索したところ、要は金属の車体に電気をショートさせてエンジン止めるという仕組みらしいです。やっぱりようわからんけど!
組み立て時に停止スイッチをちゃんと車体に取り付けてなかったので、ボルトでちゃちゃっと取り付けたら、ボタンを押すだけでエンジンが止まるようになりました。
一つクリアー。

マフラーを分解して洗浄したいけど、溶接されて無理そうです。
薬剤とかで漬けるか?
ネットで検索したらマフラーのカーボン除去はパイプユニッシュなどが使われているようです。
またホムセン行ったときに探してみるか。

 

12月12日、マフラーはパイプユニッシュで洗えるということで安物を買ってきて、ブチルテープで一方を塞いで入れてトクトクトクと注水します。
さてどうなるか。

 


12月13日、パイプユニッシュを出してみると黒いのが出てきましたが、そこまで完璧に取れてるわけではないか?
相変わらずマフラー入り口(?)にはカーボンいっぱい付着してますし。

とりあえずマフラーを水洗いして乾燥させて、取り付けて、試運転してみます。
しかしなかなかエンジンかからない。
なぜかと見回すと、何とガソリンが入ってない。
ホースバンドを省略してたから、フューエルホースとタンクやコックとの結合部分から気化していったのか?
針金で締め付けてみようとするものの、不器用なので出来ませんでした…
またまた買い出し時に購入することにします。


 

12月16日、ホースバンドを買いました。
水道用品コーナーにあるかと思いきや農機具コーナーにあったので、見つけるのに地味にじかんかかりましたよ!
一番しょぼいもの買ったので、本当にこれでガソリン抜け防止になるか不安。

補足

次の日にタンク内見たら、無事ガソリンが残ってました。

 

色々調整が出来てきたので、最後にキャブレターの調整をして、低回転時のアイドリングでもエンジンが停止しないようにします。
この時も農業機械の簡単メンテナンスを参考にさせていただきました。
エンジンかけて、ニュートラル低回転アイドリング時でもギリギリエンジンが止まらないくらいに調整。
私もなかなかの燃費バカですから、極力低回転で作動させたいのですよ…

 

寒い冬の朝でもちょっとチョークを操作するだけでエンジンもすぐかかるようになり、前進や後退も危なげなく出来るようになりました。
これで修理完了ということで。
これからは進入路の丸太組の丸太運び、盛土運びに従事してもらおう。
この日は温泉入ったので、これ以上の野外作業は無し。

ゴムクローラーもなかなか劣化していますからいつか切れそうですが、この機種に合うものは通販でも普通に新品買えそうなので焦らず使っていきます。
結局エンジン本体以外だいたい全部点検したような気がします。
まあ、良い勉強になったということで。

 

今回修理した箇所は、

・ガソリンタンクの錆除去と被膜張り
・フューエルホース交換
・コック等オーバーホール+洗浄
・キャブレターオーバーホール+洗浄
・エンジンオイル交換
・ギアオイル補充
・ワイヤー調整+クリップ追加
・マフラー等諸々洗浄
・キャブレター調整

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