コナラ伐採10日目 17年12月3日 伐採2期の主伐終了

伐採

2日に装備が届いたので2017年12月3日から伐採再開。
円陣さんには頭が下がります。

防護ズボンは、ハスクバーナ プロテクティブズボン クラシックⅡ46サイズ選びました。
ウエスト採寸したら75cmくらいでしたのでちょっと大きいかと思ったら、案外ピッタリ。冬服着るからかな。

短足だからなのか、若干裾上げしないとかかとで踏んでしまいます。
足を曲げて作業することが多いので股下は少し長めが良いらしいですが、流石にかかと踏むのは駄目ですねえ。後で修正しないと。
とりあえず今のところは折り曲げるだけで対処。

チェーンソーの刃を防ぐほどですから分厚く、タイツとか履かなくても暖かいです。
普通のズボンより流石に重いですが、山での動きが研究されているからかそんなに動きにくくもなく。
これで防護装備が大体整った!
イヤーマフは今のところ必要性が感じられないので、身につけるものはこんなもんで良いでしょう。
手袋はホムセンの革手袋でいいや。

新品純正ガイドバーも届きました。
古いものと見比べたら溝の幅も結構違う気がしますね…
溝が広いほどスプロケットギアは回りやすい気がしますが、もしかしたら逆なのかも?

 

一番最初は切り株直径55cmのコナラ。
新品のガイドバーとソーチェンですから大型のコナラ相手なのにサクサク刃が入りました。
写真左奥のコナラに向かってチルホールをセットして伐りましたが、やはり重心が強いのか斜面下の杉林に向かって行ってしまいます。
ちゃんと地面に着きましたが、枝が当たりまくっているので杉林を傷つけてしまっていそう。
放置林っぽいけど、流石に他人の杉林を傷つけるのは気が引ける…。

ていうかこのエリアで最も大きいやつだったのに、至極普通の精神で伐っちゃったよ…
人間って、慣れるもんですねえ。

 

東方敷地にはたま~にクヌギが混ざっています。
コナラと違って大体はまっすぐに立っていますので切りやすい、かと思いきやこの株立ち二本はよくよく見ると上方のつるで繋がっています…。

こういうときは奥側のものにチルホールセットして、受け口と追い口切って二本まとめて切り倒すのが定番です。
クヌギはコナラよりも樹高が5mほど高そうなので、流石にロープなどで延長したり滑車使って牽引場所を変えるほうが良いかと思います。
まあ、自分はサボりましたが。
倒れ始めたらすぐに逃げられるように体勢整えて、ゆっくり牽引。

二本とも変な方向に。
1本は思ったより左に行き、1本はチルホールで牽引したのに杉林に直行!
…ムズイっすね!

 

 

ほぼ全ての木が斜面下の杉林に重心がありますから一本一本チルホール使って切っていきますが、固定点の関係上斜面横方向に牽引。
その結果、多くのコナラが牽引方向と重心の間である斜面斜め下に向かってかかり木。
まあ、最初から枝が入り込んでいたものも多いですからしょうがないっちゃあしょうがないのですが、本気でかかり木対策するなら斜面上方向から牽引しないといけなかったでしょうね。
でもそうすると固定点を何回も変えないといけないし、重たいコナラを800Kgの牽引力で支えられるかが不安。
かかり木はこのまま乾燥させて、ほだ木や薪用の長さにしながら元玉切りしていく予定。

かかり木になったものからスリングベルトを回収するのはちと面倒で、落ちている木の枝を引っかけてゆっくり緩めて外しました。

 

50cm近くのコナラを伐ったとき、やはり重量がすごかったのか、チルホールセットしてもそのまま重心方向に向かいました。
おかげでワイヤーもビンビンに怒張したのですが(言い方!)、スリングベルトに荷重がかかりすぎて結び目が固着しました。
無理やり手で引っ張ってべりッと剥がしましたがもしかして、一瞬耐荷重(1200Kg)超えたのか?

ちなみにワイヤーに荷重がかかりすぎると千切れますが、その時飛んできたものに当たると即死です。
架線集材しているときにメインラインが千切れると長大なワイヤーが予測不可能な動きをするようでその威力と被害範囲は、噂では聞仲の禁鞭レベルだとか何とか。

 

谷に近づくにつれて水気が多くなり、更につるが出てくる頻度が上がります。
50cm級、40cm級、30cm級、20cm級の4本が太いつるで絡んでおり、重心も強いので写真左方向に倒すのは難しそう。
…見回したら、奥側の杉林、空いてるなあ。

しょうがないんです、しょうがないんです。(大事なことなので、)
これは全部つるが悪いんです。
僕の持っている貧弱な装備と能力ではこれが限界なんです。

でもまあ、(他人の土地ど真ん中だけど)それなりに上手く杉を回避したような気はします。
コナラの乾燥が終わったら何事もなかったかのように片付けよう…

 

チルホール固定点以外でラストのコナラ3本。
こいつらにも物凄い量のつるがかかっており、普通に伐ってもまず倒れないでしょう。

最も奥(写真右)のコナラにチルホールをセットし、3本まとめて受け口と追い口切り。
伐倒方向を避けながらチルホールの傍に移動して、レバーを操作して牽引。
そして結果は!

 

無事に、倒れてくれました。
つる絡みでしたが3本とも思った方向ぴったり。

これでチルホール固定用の木以外を全て伐採し終えました…
最後に固定用の木を片付けていきます。

クヌギ1本を倒し、最後の最後敷地奥のコナラをチルホール無しで伐採。
こいつは下のほうは写真右に向かっているのに、枝張りは左なんですよね…
何にせよ左側には直射日光を遮るアラカシがあるので、右側に受け口を作ることに。

追い口を結構伐っても動かないのでクサビで倒そうと思って取りに行ったら、「バキっ」という音。
「ヤバイ!倒れる!」と思ってスタコラさっさとそのまま逃げましたが、動きは無し。
見ると、追い口が塞がっている。
クサビを打つことも出来なさそうだし最後の木なので、ほったらかすことにしました。
風吹いたら倒れるだろ…と思って。
あーあ、「最後の一撃は、切ない」って言いたかったのに。

 

とりあえずこれで、東方敷地のコナラ伐採完了。
山暮らし2期の主伐(収穫用の伐採)も無事に終了です。
もう1,2日かかりそうだと思ってましたが、チェーンソーの調子が良かったし防護ズボンのおかげで緊張が少なくなって疲労も少なかった、から?

ガイドバーとソーチェンが新品だからなのか、全体的にかなり伐りやすかったです。
ソーチェンが外れることも一回もなく。
もしかしてガイドバーがおかしかったから、よくチェーンが外れたり切れ味すぐ落ちたりしたのか?
ホビー用チェンソーではコナラ伐採は出来ないものなのかなと半分諦めかけていましたが、やっぱりちゃんとメンテナンスしたり壊れた部品を交換したりすれば大丈夫そう。
プロ用チェンソーなら素人のような使い方で各部品を壊したら修理代が高くつきそうですが、本体自体が安物なら部品交換しても安く治まりそう。
素人だからこそ壊れにくいプロ用買うか、安物買って壊す覚悟で勉強するか、どっちが良いかわからへん。

ちなみにビフォー↓

 

今日は今までのコナラ伐採で一番本数伐りました。
チルホール使いまくりで、計23本くらい。
切り株直径50cm以上が4本でしたから、なかなか頑張った気がします。
だが伐れども伐れども、我が技術上達せざり。
ぢっと手を見る、と油まみれ。

最後のほうは疲れてたけどあと少し、ということで少し体力多めに使いましたから片付けはまた後日…
コナラ伐採のコツのまとめもするかもです。

 

 

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