進入路造成 18年1月1~18日 切り株伐根と杭打ちと整地

前回

 

2018年1月1日、元旦ですが他人との交流も無ければテレビも無いのでお正月感皆無な日。
ずーっと引きこもって体力を持てあますのも嫌だったので、背中の粉瘤が痛みますがちょっとだけ土木工事することに。

前回杭打ちした場所に、下方から土を持ってこない範囲で整地し、横木を設置しました。
一応水平器を使って横木は水平になるようにしましたが、まあ若干斜めになってもほとんど支障無いかな?

腰が痛むのでこの日の作業はもう終わり。
痛みがあるとやる気もだだ下がりです…

 


1月11日、大分腰の痛みも無くなってきたので土木作業が出来るようになってきたのですが、運搬車が動かないので土を運ぶことが出来ず。
まあ作業手順のベストさに拘りすぎると何も出来ないので、伐根中に出てくる土は周辺に出して土の山を作ることにしておきました。

 


1月12日、やっぱり運搬車が治ってから伐根したほうが良いかと考え、杭打ち土留め作業でも進めておくかとして、ひとまず杭の大量生産です。

小屋周辺の伐採跡地を散策し、手頃な太さ+真っすぐな部分が1.5m以上あるものを探して杭とすることにしました。
切断にはチェーンソーではなく、丸鋸を使いました。
杭のような細いものを玉切りするなら、丸鋸のほうが楽だし早い気がします。

集めたものを鉈でひたすら杭に加工。
音楽聞きながら黙々と作業。

50cmピッチで道路側に向かって杭を打っていきます。
大分道路に近づいてきたので、道路側の杭はこんなもんでいいでしょう。
後は横木置きながら土を盛って、角度を緩やかにすれば道路の崩落危険も少なくなる、はず。

道路とは逆側の方にも杭を打っていこうかと思います。
そちらは単に斜面上方からの落ち葉や枯れ枝が進入路に流れ落ちてくるのをふせぐだけですので、75cmピッチで杭を打って、粗朶を用いたしがら柵工にしていこうかと。

 


1月13日、更に杭を生産。

杭を打っていきますが、土の中に岩があるのか、なかなか入らない時も多かったです。
また、コシアブラのような柔い材質のものは杭としては使いづらいということが分かりました。
コシアブラは真っすぐに育つし太くなりやすいので、丸太組擁壁の横木としては最適かもね。
こうやって「どの木は何に使うのが最適か」というノウハウを溜めていきたいものです。

若干時間と体力が余ったので、少しだけカキノキ伐根作業。


1月14日、丸一日作業、というわけではないですがこの日も少しだけ伐根作業。
ちまちまやってましたが、そろそろ抜けそうだ!

 


1月15日、そろそろ伐根が終わりそうなので、本腰入れて作業。
手ノコをメインに使ってちまちま露出した根を切断していきますが、一本だけ真下に向かう根がありました。
この根のためだけに掘る深さを更に深くするのは面倒です。
土もかなり硬くて、つるはしを振りかぶらないと掘れませんし。
大分グラグラしてきたのでそろそろ抜けそうなのですが…

あと少しのようなので、チルホールで引っ張ってみました。
近くの切り株に繋いで、牽引。
かなり大きく傾いたのですが、ボコっと抜けることはありません。
でも下に伸びる根が露出したので、手ノコでキコキコ切断。
切り口が開いていくような張力でしたので、鋸もよく入りました。

 

小屋近くの最後の切り株、カキノキ伐根終了!

そのままチルホールで引っ張り続けたら、土を盛っていくことなく穴から出すことも成功です。
結果的に穴は直径2m、深さ60cmくらいとなりました。

 

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小屋周辺整地開始

1月16日、カキノキの伐根跡やその他の切り株跡を盛土で埋めながら、整地していきます。
埋め終わった後に発生した土は全て進入路擁壁に運び上げないといけないので、その時点で作業は中断となります。
運搬車が治ってくれたら続行できるのに…

最初に大きな伐根跡には小丸太を埋めて土の節約。
ただしこの辺りは物置小屋の基礎石が来る可能性があるので、欲しい地盤高さ-30cm(砕石層)の高さまでしか小丸太を使いませんでした。

そう言えば初めてちゃんとした整地作業をすることになるのですが、ちょっと検索すると整地には各地点に盛土高さを示す「トンボ」というものを設置して、バックホウの排土板やブルドーザーでその高さまで土をならしていくというのが基本のようですね。
なお「トンボ」には棒の先端に板を取り付けた整地道具としての意味もあります。
「トンボ」と一言で言っても、状況によって意味は色々変わるのです…

人力での整地の場合、トンボ(基準点)とトンボの間とかは整地ローラーなどで押し慣らしていくようですが、流石にそんなもの持ってないしそこまでする必要もないので、自分の場合はレーキでちまちまならしていくことにしました。
なおレーキだとローラーに比べて凸凹になりやすいので、杭に欲しい地盤高さ+10cmのところにビスを打ち、ビスどうしを水糸で結んで杭と杭の間の必要地盤高さを分かりやすくしました。
どうして+10cmにしたかというと、地盤高さと同じだと水糸をピンと張りにくいからです。

こんな感じで、杭と杭の中間では、水糸と地盤の間の高さを地味地に測っていくことで微調整しようと考えたのです。

かなり今更ですが、地面に這わしていたソーラーパネルの電線は外壁に固定することに。

水糸を張ったり外したりして土をならしていきます。
ちゃんと整地したのはこの山に来て初めてだったので、久しぶりの水平な土にちょっと新鮮さを感じました。

 


1月18日、運搬車が使えない現時点で出来る、小屋周辺の整地は完了。
もう後は切土だけ。

整地中も大量に根が出てきましたから、一度ちゃんと燃やし尽くそうと思って、焚火再開。
焚火の経験値もちょっと上がって、燃やしやすい方法も分かりました。
火というのは上に向かっていくものですから、まず囲いを作って、その中に棒を上下方向に突っ込んで着火すると、燃焼温度を上げやすいんじゃないかと思います。
燃焼箇所の温度が上がれば上がるほど、適当に草木を突っ込んでも燃えてくれるので、まず最初は燃焼箇所の温度を上げるのが大事というわけですね。

焚き火しながら運搬車のエンジンオーバーホールのしかたとか調べようと思ったら、結局集中してずーっと焚き火してましたw
湿った根を安定させて燃やすの大変だしさ…。

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