進入路造成 17年12月21~28日 切り株伐根

コナラの切り株伐根

2017年12月21日、誕生日の翌日。
前回の記事で作業手順が定まったので、今日からひたすら単純作業です。
コナラの切り株を抜くことを目的に切土していっていますが、やはり根があるとスコップが入っていきませんから、本腰入れて頑張ることに。

今日はここまで。
スコップとつるはしと鋸と100均で購入した小さなスコップを使って地道な人力土木作業。
土木作業は丸一日作業したら次の日にも疲れが残るので、午後は調理場デッキづくりをするという流れにしました。

 


 

12月22日、今日も半日作業。
太い根が露出したらチェーンソーを使いますが、やはり基本は手ノコ。
根にはどうしても土や小石が付くので、チェーンソー使うとソーチェーンが物凄く痛むからあまり使いたくないんだよね…。

 


 

12月23日、連日のコナラ伐根。
横方向に伸びていく根は大分伐りましたので切り株そのものが浮いているような感じになってきました。
太い根や小さな根が入り組んでいる様子、まるで城のようだ。

他の植物の根については知りませんが、とりあえずコナラの根は一度分岐してもその後に接したら合体するようです。
なので土を噛みやすく、根の周辺の土は全て取ったと思ったのに内部に土が残ったままチェーンソーで切ってしまいました。
やはりこういう避けにくい障害もありますから、ソーチェーンは根切り用のものと伐採・玉切り用のものに分けたほうが良いかも。

 


 

12月24日遂にコナラの根を全て切り離しました!
手ノコもソーチェーンも土を切りまくったおかげで切れ味が悪くなっていくのがはっきり感じられました。
やっぱり切り株伐根は体力も道具も消耗の激しい重労働です…

切り株は焼却場に出して燃やすつもりですが、重くて外に出せないので、周辺の土を入れながらゆっくり浮き上がらせていくことにします。

ひとまず切り株に付着した土をつるはしで落としていきます。
土が付いていると重いし、焼くときも邪魔になります。

コナラ周辺のヒサカキの切り株を抜きながら、出てきた土は穴に入れていきます。
今日はここまで。
次は写真奥のカキノキの切り株か…

ちなみに一昨日くらいから背中のしこりの痛みが強くなってきて、腰を曲げたりする動作が辛くなってきました。
ネットで調べると何が原因でも自然治癒しないそうなので、次の日は病院に行きました。

 

カキノキ切り株伐根開始

12月26日、背中のしこりは粉瘤であることが判明して、とりあえず抗生物質を飲んでいますが痛みは引きません。
まだ一応作業は出来そうなので、今日も土木作業の続き。

カキノキの周辺を掘り、土は穴に入れていき、コナラの切り株を転がすと、穴から出すことに成功!
このまま枝葉を集めている焼却場まで転がしたいのですが、動きません…

そこで適当な小丸太を用意し、切り株を少し浮かせて下に差し込み、更に浮かせて別の丸太を差し込んで…という風にしてゆっくり傾かせていきました。
その結果、上手く転がり焼却場まで転がすことも成功です!

切り株伐根時に出てきた細かな根なども溜まってきたので、一度燃やしてみることにしました。
着火剤として灯油は多めに用いたものの、切り株はまだまだ水気が多かったり土が付着していたからか、ほとんど燃えませんでした…
太陽光や風で乾燥させながら、何度も燃やさざるを得ないか…

 

なお残った穴は既定の高さまで埋め戻す必要がありますが、せっかくなので梯子胴木のように小丸太を縦横に並べて埋め、土の節約と地盤沈下防止をしてみることにしました。
土木資材用に小丸太は大量にとってありますが、その中でも程度の悪い曲がったものを中心に使用しました。
杭や横木は真っすぐなもののほうが良いですが、こういう埋めるものに関しては曲がった広葉樹も使用できます。

今日はここまで。
伐採に比べれば土木作業はなかなか風景が変わらないので、進捗もわかりづらい。

 

12月27日、背中の粉瘤が痛むのと同じような作業の連続なので、流石に飽きてきたし疲れてきた…

調理場デッキづくりも買い出しまでやること少なくなってきたので、この日の午後は2mに玉切りしたネズミサシの皮むきとかやってました。
とある作業に飽きたら、別の作業をすればいい。
山暮らしでは多くの種類の仕事があるので飽き性の自分にとっては面白いのです。

 

ひとまず杭打ち

12月28日、腰に痛みがあると全ての動作が億劫になって来ます…。
年寄りになってこのような足腰の痛みが治らなくなったら、後はもう死を待つだけな気分になるのも仕方ない。
生への活力は本人の気の持ちようだけでなく、健康も多大に関係するようで。

今日は腰(背中)が痛いので、別の土木作業をすることにしました。
前々から気になっていたちょっと崩落してきそうな公道脇を、杭打って土留めしようと考えました。

基本設計は以前まとめた丸太による土留め方法の記事の、丸太柵工という杭打ち型のものとします。
杭打ち型土留めでは基本的に杭長さの半分以上撃ち込まなくてはなりませんが、人力ではなかなかそこまで打ち込めないときもあるので、杭のピッチは500mmとして杭を多くすることで打ち込み不足の問題を解消することにしました。

 

杭は今まで何本か作っていましたが、とりあえず今のところの方法を記述しておきます。

まず、鉈で大雑把に削ります。
この時鉈の振り下ろす角度を斜めにするのではなく、杭を斜めに持って鉈は垂直に振り下ろすようにしたほうが安定するかと思います。

鉈を振り下ろすだけでは先端が綺麗にならないので、仕上げはうなぎ鉈などを使って、鉛筆をカッターで削るように先端を尖らせます。
滑らかでないところがあればそこも削って、出来るだけ平滑な表面とします。

基本はこんな感じで量産してます。

試しに丸鋸で削ってみたこともあるのですが、細い丸太でないと刃が引っかかったりキックバックを起こしたりして危険かもしれません。
でも細い丸太ならこちらのほうが早いし綺麗に出来るかも。

打ち込むときには分枝部分が土に引っかかって抵抗となりますから、極力枝などは徹底的に切っておいて、表面をなめらかにしておきます。

とりあえず1.5m小丸太を杭にして、50cmピッチで大型ハンマーを使って打ち込んでみました。
土の中の石の存在とか丸太表面が滑らかでないものがあったりとかで、打ち込み深さはバラバラになりました…
平均して50cmくらいは打ち込めたのですが、出来ればどれも75cm以上打ちこみたかった!

最も打ち込めた杭の最上部を基点として、ここまで土を盛るようにしてみようかと思います。

試しに横木として丸太を置いてみました。
土でゆっくり固めていけば、丸太と杭は番線などで連結せずとも大丈夫なような気がします。
鉄線など土に還らないものは極力使いたくないしね。

 

一応この日で2017年の作業は終わり。
次の日は年末年始に備えた買い出しや温泉などの準備する、などと色々計画立てていたのですが、この日の夜に寒気とだるさの症状が出て、熱測ったら38.0℃。
背中の粉瘤が影響しているのでしょうが、最近のだるさの理由が粉瘤の痛みだけでないことがわかって安心もありました。
遂に山暮らしに飽きたのかと思って。

この次の日の夜も熱が出たので、体調不良の状態で真冬にバイク乗るのは流石に危なそうということで、予定はキャンセル。
年末年始はマジもんのヒキニートでした(-_-)

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