成人男性の粉瘤(アテローム)治療記録 ガーゼ交換の日々

山の暮らし

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Caution!
この記事にはおっさんの膿が載ってます!

 

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病院通いの日々

2018年1月5日、朝起きるとロキソニンはもう効いてないはずなのに痛みは違和感レベルにまで減りました。
やっぱり薬飲んだり放っておくよりも、手術したほうが治り早いようですね。

ガーゼ交換のためまた病院に。
すぐにベッドに横になって、交換開始です。
ちゃんと病院来る前にロキソニン飲んでおいたのに、このときも手術時に近いくらいの痛みがあり、また涙目になりましたw
膿はまだまだ出ているらしく、次の日も交換必要とのこと。
料金は400円弱。

どうにかして処置時の痛みを抑えたいですが、どうしたらいいんだろう。
背中という見えない場所だからこそ、意識を集中させてしまうからということでしょうか?
目隠しプレイ時に敏感になるのと同j、いや何でもない。
ネットで少し調べてみたら、慢性的な痛みにはゲームが良いなんて記事もあるほど、痛み対策には気を逸らすのが良いらしいです。(→記事『痛みは脳内で作られる』)

 


1月6日、2回目。
三日連続で下山するのは初めて?

土曜日なので待ち時間長し。
痛み量自体は前回と同じでしたが、今回は患部に意識を集中させるのではなく気をそらしてみよう、ということでガーゼ交換中は目を開けて手遊びしたり手の平抓ったりしました。
そのおかげなのか、痛みの苦痛は少なかった気がします。
今までは痛みに対して反射的に呻いていましたが、今回は「これ以上はきついかな?」と思ってから呻いたりするなど、意識的です。

膿はまだまだ出ているようで、日曜日後の2日後にも行くことに。
膿袋の空洞は直径5cmほどと大きいので、膿が出きって肉が盛り上がって埋まるのも遅いとのこと。
今回も料金400円弱。(以降病院でのガーゼ交換時は毎回400円弱です)


1月8日、月曜日になったから病院行ったら、休診
そうか、今日は成人の日だったか…
入り方とかもわからないのでそのまま帰宅。
せっかく雨の日に下山したのに!
バイクは大変です。


1月9日、3回目。
交換時の痛みはかなり引いてきました。
もう日常での作業に支障が出るほどの痛みなどの障害は無いのですが、まだまだ膿は出ています。
ガーゼに薄い血しかつかなくなったら終わりらしいですが、まだまだ黄緑色。
「明日か明後日に来てね」と言われました。
次の日で無くなってしまう抗生物質(フロモックス)はもう必要ないので、飲みきったらそこで終了とのこと。


1月11日、4回目。
寒気がやってきましたが雪は降らなかったので、道も凍結せず。
昼間でも氷点下というくらい寒い日でしたが、寒さに耐えながらバイクに乗って病院へ。

もう患部も痛まないし、ガーゼ交換時の痛みもほとんどありません。
でもまだまだ膿は出ます。
最初の切開は大きくしたらしいなのに1cmほど切り足らないところがあったようで、その部分の肉が盛り上がるスピードが遅くて空洞出来たまま表皮が閉じそう、次のガーゼ交換で様子見てからもう一度切開するかどうか決めたい、とのこと。
ガーゼ交換はほとんど外科医の方に診てもらっていましたが、外科医にしてみてもでかい粉瘤だったんでしょう。


1月13日ガーゼ交換5回目+手術
ガーゼ取り出すも膿は減っておらず、肉の盛り上がりも変化なしです。
というわけで1cmほど追加で切開しました。
もちろん麻酔はしたのですが、1回目の手術とは異なって今回は炎症もほぼ無くなっていたからか、麻酔もよく効いて痛みは感じませんでした。
費用は1400円ほど。薬の処方は無し。


1月15日、ガーゼ交換6回目。
再手術後の部分は交換時少し痛みました。
でも手術のおかげで肉の盛り上がりも順調らしく、もうそろそろ家で患部の洗浄が出来るとのことです。


1月17日、ガーゼ交換7回目。
今日はいつもの外科医さんではなくて別の人。
少し若そうでしたが、何だか大雑把な感じで物凄く不安。
ガーゼ外すときも「ではやります」とか言わないし、膿がどれほど出ているか見せたりも説明もしないし。
最近は明日か明後日にきてねと言われてましたが、今回は「明日来て」の一言。
一口に医者と言っても、やっぱり人によってやり方は違うんだなあとおもいました、まる


1月18日、ガーゼ交換8回目。
今日はいつもの外科医さん。
肉の盛り上がりも順調で、病院通いも終わりが近いとのことです。
「ガーゼ外してシャワーしても良いよ、ガーゼは市販のもので良いよ」というわけで、ガーゼ交換は自分でやっても良くなりました。
でもまだ見させてほしいらしいので、「二日後に来て」となりました。

 

自分でガーゼ交換してみる

1月19日初の小屋内でのガーゼ交換作業です。
ガーゼを外して見てみると、膿がいっぱいでちょっときもい…
いつもガーゼが貼られている部分はお湯タオルで拭けてなかったので、久しぶりということで念入りに洗っておきました。
患部には清潔なウェットティッシュをちょっとだけ当てる程度の洗浄。

ガーゼは元々持っていたのですが、ガーゼを固定するためのテープなどを持っておらず、紙テープを使うと腰を曲げたらすぐに外れてしまったので、今回は一度剥がしたものを再使用することにしました。


1月20日、病院でのガーゼ交換9回目。
まだ膿は出ますが、自宅でガーゼ交換が出来るようになったので、次は3日後とかに病院行けば良さそうです。
それまでは基本的に毎日ガーゼ交換したほうが良いとのことで。
大きな粘着テープを毎回消費するのはもったいない気もしたので、ドラッグストアで伸縮包帯を購入しました。
腕や足に巻くタイプのガーゼ固定用メッシュとかはあったのに腰に巻けて安いものが無かったので、包帯を買うことにしました。

夜ごろ服に引っかかってガーゼがずれてきたので、早速包帯を巻いてガーゼを固定してみることに。
サラシのようにぐるぐる巻いて、端は包帯の中に入れ込んで固定するだけ。
安物腹巻のほうが良かったかな。


1月21日、寝ているときに包帯とガーゼがずれて患部が直接服に擦れてしまって、痛みと服の汚れが発生してしまったので、今夜以降は絆創膏+ガーゼ+包帯としました。
絆創膏だけだと膿がはみ出てきますが、服と患部が直接擦れないようにする最終防衛ラインとしての機能を期待しました。


1月25日、病院でのガーゼ交換10回目。
昨日は寒気がやってきていたのでバイクで下山できませんでした。
大分膿も少なくなり、穴の中にガーゼ詰める作業もしなくなり、消毒液のようなもので洗浄してぱっとガーゼ貼ってすぐ終わり。

膿も少なくなったので、一人で交換するときはガーゼと包帯は無くして大きめの絆創膏一つだけとしました。


1月29日、病院でのガーゼ交換11回目。
遂に病院でも絆創膏一つだけとなりました。
「もう治る」とのこと。


2月1日、病院でのガーゼ交換12回目。
「もう後は膿が出なくなるまで絆創膏張り替えるだけで良いですよ」となりました。
膿抜きしただけなのでまだ膿袋が残っており、再発する可能性もゼロではないのでまた麻酔して手術して取り除くことも出来るようです。
でも外科医さんと話しているときは「何か異常きたしてからでも良いんじゃないか」というような雰囲気だったので、膿袋を取り除くのはやめておくことにしました。

とりあえずこれで病院通いは終わりです。
手術してから、ほぼ一ヶ月か。
長い日々であった…


2月4日1か月ぶりの温泉に入って、いや~本当にすっきりしました!
垢太郎が生まれそうなくらい色々溜まってた…っていうのは流石に冗談で、そこまで汚れてはなさそうでした。
お湯タオルで全身拭くのも、なかなか効果ありかもね。

一ヶ月間風呂に一回も入らなかったのは人生初かも。
発症が夏でなくて良かったです。

 

終わりに

今まで生きてきて何回か粉瘤のようなものは出来ていましたが、ここまで大きくて痛んだのは初めてです。
でかいにきびみたいなもののはずなのに、微熱が出たり、激痛のおかげで作業のやる気がそぎ落とされることになったのは予想外でしたよ。

粉瘤というのは体のどこにでも出来る可能性があり、どんな人にも出来る可能性があります。
当初は「粉瘤は自然治癒しません。手術しなければ治りません」という色々なサイトの記述に恐れおののいていましたが、まあ恐らく放っておいても裂けたりしぼんだりはしていくものだったんでしょう。
手術以外で自然治癒しないっていうなら、手術の出来ない昔の人はこぶだらけだし常に痛んでいたんじゃないの?
でもやっぱり手術したほうが治りも早いので、私生活に支障をきたす程度のものなら手術などで積極的に治療したほうが、総合的に見てトクだと思います。

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