使い切るって良いもんだ―19年2月薪作り日誌


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2月1日、朝遅めから作業。

今日からは最終エリア、小屋西側斜面下。
大径木コナラがいくつかあるので、チルホールを使うこともあるかな?

一番太い部分を集める前に、まずは担げる太さの箇所を玉切りして、集材して薪にしていくことに。

ところどころイバラがあってうざいが、特に問題ない作業。
斜面下から一つ一つ担ぎ上げるのは東方敷地で散々やったけど、一年前にこの地でやった原木集材の苦労を思い出す。
こういう地道な作業が初めてなら、困惑するのも無理ないだろう。
でも以前と違って、チェンソーも斧も強力になっている。
全ての作業に苦労していた一年前に比べたら、自分は成長している。

 

33cmに玉切りして一年乾燥させれば直径50cmでもギリギリ担げた。
しかし木口面が堅くなるから、斧で割りにくくなるのが難点。
基本はやはり、玉切り後にすぐ割るのが良さそうだ。

この日は夕方5時まで作業。

 


2月2日、あさイチに、まずは転がっているちまちましたものを玉切り&集材。

残ったのは下の方に長く残った50cm級コナラ。

まだ幹の先端の細い部分が残っているが、そのまま切ると谷底に落ちてしまいそうだったので、チルホールで確保しながら作業してみる。

結局いくつかは谷に落ちてしまったし、段差があってそのまま上の方へ牽引することが出来なかったので効果は微妙だったかも。

巨大なフジヅルの根から新たなつるが伸びまくってて、非常にうっとうしい。
枝やツルを片付けながら、不安定な場所で作業。
薪棚までの高低差も大きいので、しんどい割になかなか進まない。

面倒な場所に落ちてしまった玉は、放置して捨ててしまっても良いのかなあ…とも思う。
でも回収しないと心残りになって落ち着かないんだよなあ。

直径40cmまでなら担いで急傾斜登れそうなので、その太さになるまで幹先端から少しずつ玉切り&集材を続ける。

後少しで規格内のものの薪作りは終わりそうだけど、端材がちまちま転がっているので、そういうものの処理を含めたら、結局もう少しかかりそうか。

 


2月3日、いつも通り作業。

妙な玉があったので撮影してみる。
中央も外側も素直な繊維だというのに、中間だけ捻じれている。

周辺から剥ぎ取って小さくしてから2つ割り!

う~ん、このコナラは10~20年生の時に何があったんだ…

1mずつチルホールで上げていこうかと思っていたけど、元玉1m以外の部分は結局人力で担ぎ上げられた。
腰を壊すのが一番恐ろしいけど、持ち上げる時に身体の各部に荷重が分散されているかを確認しながら持つと、持てた。

元玉1mはチルホールでえっちらおっちら。

引きずるから道中に落ちてる枝とかを片付けなくちゃならんからやっぱり面倒ではある。
でもこうしないと上げられぬ。
動力ウインチ欲しいな…

斜面下から担ぎ上げる場合は、やっぱり労力の割に生産量少なし。
でもタイヤ薪割り台を改良したおかげで、薪割りの労力は減ってきたゾ!

最後の獲物、直径55cm級のコナラを途中まで玉切りして今日は終わり。

 


2月6日、朝は雨だったので午後から。
久しぶりの肉体労働。
体力十分の状態だと思ってたけど、結局かなり疲れた。

1玉すら持てそうにない直径45~55cmの部分は1mに玉切りしてチルホールで上げる。
薪割り前の湿量基準含水率を25%としてコナラの全乾比重を0.55としたら、直径50cmなら約47kg、直径40cmなら約30kg?
背負うだけなら50kgでも何とか持てるけど、この大きさのこの重さで両腕で担いで斜面を上がるなら、このくらいの重さまでにしといた方が良いかも。

コナラは元口と末口部分で斜面に引っかかっているので、普通に切ると転がり落ちてしまう。
そこで、一方をチルホール、一方をロープで近くの切り株とつないで確保しといた。
切り離すと両方大きく動いたが、転がり落ちることは(しばらく)なかった。

チルホールのレバーを何度も動かして、斜面上15mほどにある平地まで動かすが、東方敷地でやったときより距離が倍以上になってるので、めっちゃ疲れた。

何とか4m分やったが、もうヘロヘロ。
チルホールもレバーを動かし過ぎて、何だか寿命減らしたような感覚がある。

 

残り3mの時に、転がり落ちる力が強すぎてロープが緩み、丸太が斜面下へ少し落ちた。
しかしよくよく見ると、落ちた場所はちょっとなだらか。

 

「なだらかなら玉切りしきって、現場割りして担ぎ上げたほうが良いんじゃあ?」

というわけで玉切りしていく。
かなり太いのでガイドバーが届かず、転がしながらの作業。

 

試しに割ってみるが、薪割り台より衝撃が吸収されるし足場が悪いので一回割るだけで息切れしそう。

でも、斜面下方向に枕木を置き、その上に玉を置いて斧をふるえば、何とか割れていった。

どれも繊維が通直だったのが不幸中の幸い。
斧で全ての玉を半割完了。
これなら人力で上げていける。

チルホールで集材しているときは「今日中に終わりそうにないな」と思ってたけど、現場割りが出来たことでほとんど集材できた。

後はその下にある中径木1本と、斜面上に上げた玉たちの薪割り、そしてチェンソーで縦切りしないといけないもの全て集めて、今季の薪づくりは終わり!

 


2月7日、午前に斜面下のものを玉切り&集材。
大径木は無くなったので、疲れるだけのただのルーチンワーク。
2時間ほどで終了。

その後はひたすら薪割り。
大径木の玉はころがして少しだけ移動させ、玉の上に置いてから半割り。
そしてタイヤの中で薪割り。
しかし繊維が曲がったもの多く、外周から少しずつ削ったり。

特に難しいことはなかったが、斧の柄が傷ついている気がする。
思いっきりミスヒットすることはないけど、斧の柄に当たるように横に割れる奴が少なからずあり、少しずつ傷ついていく。
Isocoreは元々柄の補強がされてはいるが、やはり磨り減るものだ。

今日で集材はほぼ終わり。
後は縦切りしないといけないものなど、ロスタイム。
今季のメイン作業終了記念に、またキャンツーでも行こかな?

 


2月8日、午前中作業。
厄介なやつばかりの薪割りが残っている。

まず、堅くなった玉は普通に割ろうとすると斧が刺さって抜きにくくなる。
そこで、チェンソーで十字に切れ込みを入れて、硬い表面を避けてみる。

が、やっぱり抜けにくくなる。
突き刺さってしまった時はハンマーで衝撃を与えると抜きやすい。

結局、いつも通り外周からはぎ取っていくことに。

コナラは辺材と心材がはっきりしているタイプの樹種だが、心材よりも遙かに強度が低く腐りやすいのか、どんなものでも辺材だけははぎ取れた。
心材だけにして軽くなったら、タイヤ薪割り台に乗せて、ちまちま割っていく。
玉切り後ほったらかしにした堅い玉でも、外周からの剥ぎ取り方式で割れるようだ。

分枝の玉が残っていたので、チェンソーで縦切り。
どの方向で切るのが最も強度を低下させられるだろうか。
枝断面の間を切るのか、枝断面どうしを縦切りするのか。

何にせよ、縦切りすると繊維が分かりやすくなり、斧で割りやすくもなる。
完全にねじ曲がったものは全部縦切りせにゃならんけど。

1日で全部終わるだろうと思ってたが、結局面倒なものばかりだったので斧をふるう回数多くなり、疲れるし時間も食って終わらなかった。

チェンソーで縦切りしまくって薪を作っていると、「このガソリンを燃やした方が楽なんじゃないのか…」と思えてくる…。

 


2月9日、後に残ったのは面倒な玉ばかり。

繊維が曲がったものだと、斧で外周から剥ぎ取ろうとしても、上写真のようなことになる。
縦切りするしかない!

規格外のものは自家用薪に使うべく小さくしていくが、積み場がいっぱいになってきたしまだこれだけ必要とも思えないので、やる気でない。

全て処理完了というわけではないけど、無理にやっても売り物にならないのが量産されるだけだし自家用薪積み場もいっぱいなので、今季の薪作りはこれで終わり!

 

 


最終日の2019年2月9日に薪作りを終わった後もちょくちょく薪に関する作業をしていますが、がっつりやることは無くなりました。
なのでこの日が山小屋暮らし3rdシーズンメイン作業終わりの日です。

ビシッ!と終わって感無量を味わいたかったけど、結局グダグダw

 

ずっとひたすら肉体労働でしたが、何も考えずに出来る単調な労働かと思いきや、身体の使い方とか道具の使い方とかで、頭を使うことも多かったです。
極めようと思えばどんな作業でも奥深いもんです。

2017年にコナラの使い方を調べて、「細い部分はキノコ栽培に、太い部分は薪にしよう」と思って、2019年にようやく一通りの作業が完了しました。
あとは出荷とか販売とか考えないといけないけど、ようやく本格的に考えられるレベルに至れたことについては、感慨深いです。

原始的な燃料である『薪』ですが、どこでどのように育った木が、どうやって伐られて、集められ、割られて、乾燥して、手元に届くのか、ということを考えると、何だか一つの物語のようにも感じます。
自分の薪にも自分のストーリーが乗っていくんだろうか。
仕事はやっぱり、面白い。

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