『思い出話』教習所で大型二輪(バイク)運転免許を取得した体験談

機械

世界最大のバイク

中型二輪免許保持者による、教習所で大型二輪(MT)運転免許取得した体験談を、思い出話として記録しておきます。

最初から最後まで、初めての大型バイクの運転を楽しみながら教習を受けられましたよ。

 

前回では、初めて手に入れたバイクであるGPX250の思い出と廃車の理由を書いています。

 

※アイキャッチ画像はギネス認定の世界最大のバイク。

教習所に通えばこんなバイクにも乗れます。
(現実的に乗れるとは言ってない!)

 

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免許を取得しようとした動機

確か、今まで乗っていた中型バイクのGPX250が壊れる1,2年前、

YU

そろそろ新しいバイクが欲しいなあ。

大型も、良いよなあ!

 

と、思うようになりました。

GPXを乗り回してから5,6年経ち、日本各地色々な場所、色々な道を走りました。
その過程で大型バイクにも興味を持ち始めたのです。

250㏄でも高速道路は走れるし、車検が無くて維持費も安いです。
大型バイクだと車体価格は高いし、車検もあります。
「大型バイクを持つのは、完全に自己満足の趣味でしかない」
と、言われることも多いです。

しかしそれでも、以下の理由から「乗ってみたい!」と思ったのです。

 

他の人が乗っているのを見て

ツーリング中にはよくライダーが集まる観光地にも行ったりするのですが、大型バイクの割合が多い!
よく見るのは大勢で走る「マスツーリング」ですが、どの人もピカピカで大きくてカッコいい大型バイクばかり!

別に排気量が低いバイクをバカにしたり下に見ているわけではありません。
スーパーカブで日本一周したり宗谷岬で年越したりする人は、素直に「凄い」と思う。
排気量が低いバイクにだって、もちろん魅力はあります。

でも、他人のバイクを見て、「大型も欲しいなあ!」と自分が思ったのも事実です。

 

あと、親父が教習所に通って大型バイクの免許を取り、KTMに乗り始めたのも少なからず影響してますw

 

高速道路の走行をもっと楽にしたい

軽自動車よりも普通自動車のほうが高速道路の走行は楽です。
排気量が小さいと同じ速度を出すにしてもエンジンの回転数を上げなければならず、音や振動で疲れやすくなります。

それと同じように、バイクだって排気量が大きいほうが高速道路の運転は楽なようです。
250㏄でエンジンをぶん回して時速100kmまで出すと、何だかエンジンに過負荷がかかってそうな音や振動でしたよ。
オーバーヒートを起こすなどは一度も無かったのですが、不安にはなりました。

貧乏学生から卒業して仕事で金を稼ぎ始めたら、金に余裕が出る反面、時間と体力に制限が出てきます。
そのため、「今後は下道ばかり走るのではなく、高速道路も積極的に使うことになるだろう」と考えるようになりました。

「大型バイクを持つ未来はそう遠くなさそうだ」
そう予測して、学生の内に免許だけでも取っておくことにしました。

 

教習所で簡単に免許を取れるから

かつて、大型バイク(排気量400㏄以上)の免許は運転免許試験場での「限定解除」と呼ばれる一発試験でのみ取得が出来ました。
しかしその「一発試験」はめちゃくちゃ難しく、合格者は受験者のわずか1%ほどだったとか。

しかし1996年からは、外圧によってようやく教習所で免許を取得できるようになりました。
おかげで、免許保持者や大型バイク保持者は飛躍的に増加したようです。

この変遷は若い頃にバイク乗っていたけど仕事や子育てで一時はバイクに乗らなくなり、中高年になって再開した「リターンライダー」たちにも大いに受け入れられています。
私が見る中高年ライダーのほとんどは大型バイクに乗っている印象がありますが、そういう流れがあったからなのでしょうね。
新しいバイクで生き生きとツーリングを楽しんでいる方が多いです。

参考:wikipedia(大型自動二輪車)

 

中型二輪免許(MT)保持者の、大型二輪免許取得体験談

YU

まだ大型バイクを買う予定はないけど、とりあえず免許だけでも取っておくか!

というわけで、久しぶりに教習所通いを再開しました。

中型免許保持者なら学科は無いし、技能教習の時間も短くなります。
休暇中にパパッと取ってやろう、ということで年末年始に実家に帰省。
かつて中型バイクや普通自動車の運転免許も取得した、お馴染みの教習所で取ることにしました。

 

費用と期間

中型免許保持者の場合、費用は約10万円ほどのようです。
ただし、ちょうどキャンペーンなどをやっていると安くなったりします。
うちの親は8万円で取ったとか…(自分は10万円)

中型免許保持者の場合、ほとんど技能教習と卒業検定だけで免許を取得できます。
教習所を卒業したら、運転免許センターなどで免許証を発行してもらうだけです。
技能教習は12時間だけなので、1週間ほどで教習は終えられます。

 


中型バイクの運転経験があれば、教習は簡単

教習所で受付を終えて、いざ教習の始まりです。

基本的な流れは、中型バイクの技能教習とほとんど変わらず。
バイクを引き起こしたり、またがってみたりなどの基本的なことから始まり、教習所内のコースを走っていきます。

この時の車種は、HONDAのCB750でしたよ。
中型バイクよりもアクセルとブレーキがキビキビしていて面白く走れました。
また、やはりサイズが大きいので、教習帰りに乗ったGPX250がおもちゃのように感じましたw
今(2019年)だと、HONDAのNC750Lが多いようです。

 

中型バイクに無くて大型バイクの教習にあるコースは、「波状路」だけです。
段差のある一本道をゆっくりと進んでいきます。
個人的には、他のコースよりも遥かに簡単でした。
失敗したことは一度もありませんでした。

車体が大きくなったので、「クランク」はちょっと注意したほうが良いかもです。
バイクの運転経験があり、慎重にやれば大丈夫ですが、私は一度乗り上げたことがありましたよ…

「スラローム」は、中型だと8秒以内で良いですが、大型だと7秒以内に通らないといけません。
中型より更にアクセルワークが必要…ですが排気量が大きくて加速が良いので、これも慣れていれば大丈夫かと思います。
自分の場合、「自分に損害なく大型バイクを躊躇なくこかせられるのは、今しかない!」として、どれだけ倒せるかに挑戦してやりましたw
バイクを持つようになるとこかさないように慎重になって、無理しなくなりますからね。
結局一度もこかさず、教官から「上手い!」と言われました。
自分も、良い経験になりましたw

 

バイクの教官は良い人ばかりだった

中型バイクと大型バイクの免許取得の間に、普通自動車(4輪)の免許も取得してました。
ありきたりだから体験談は書きませんが。

しかし一つ書くなら、バイクの教官よりも程度の低い教官の割合が多かったように感じましたよ。
その点、バイクの教官はどの人も優しく、教習生の怪我に細心の注意を払い、コツなども丁寧に教えてくれました。

やっぱり自分は、4輪しか乗らない人よりバイクにも乗る人のほうが好きかな。

 

卒業検定

コースを覚え、見極めを通って、いざ卒業検定。
今までずっと順調でした。

 

が、スラロームで0.1秒オーバー、一本橋で0.1秒短くなって、それぞれ若干の減点!
失敗しないように慎重にやったら、0.1秒だけミスですw
いつもは結構余裕があったのに、卒業検定の時だけ0.1秒って!

 

でも、それ以外は大丈夫だったので、見事一発で合格出来ました!

教習所でいつも通り卒業証書などの書類をもらって、後日運転免許センターで免許証を発行してもらって、自分も大型二輪運転免許保持者となりました!

 

18歳以上なら、中型よりもいきなり大型免許を取ったほうがお得かも

自分は16歳の時にバイクの免許を取りたかったので、まずは中型二輪免許を取得しました。
しかし、もし18歳以上の人で新たにバイクの免許を取得したいなら、中型を取って大型を取るよりも、いきなり大型免許を取ったほうが金銭的にお得だと思います。

 

例えば、普通自動車免許持ちの場合、

中型二輪免許⇒大型二輪免許

技能教習17時限+12時限=29時限(卒業検定2回)

10万円+10万円=約20万円

 

大型二輪免許

技能教習31時限(卒業検定1回)

約15万円

 

というわけで、中型すっ飛ばして大型取ると、20万-15万=5万円の費用を節約できます!

緊張するし失敗したらまたやり直しの卒業検定も、1回で済みます。
免許の発行だってもちろん1回です。

免許は一度取得してしまえば、それ以降の維持費や手間はほとんどかかりません。
あなたが18歳以上で中型を取るか大型を取るかで迷ったら、とりあえず大型免許を取ってみるのをおススメしますよ。

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