運搬車の小屋前までの移動と点検
2017年11月23日、日課の伐採を終えて午後から運搬車を見てみることに。
正午は暖かいのでエンジンもかかりやすいだろう、と思ってリコイルスターターを引くものの、やっぱりかからない。
色々触っていたら手動ダンプのロック解除レバーがスカスカになる。
何か外れた?
こういうボロい機械をヤフオクで購入するときのノウハウを購入前に色々勉強しておいたら良かったのにと思いましたが、まあ初めてだからしょうがないかと諦める。
運搬車が働いてほしくなるのは、5月頃のきのこ原木栽培の本伏せ場所までの移動だから、一応修理の時間はあります。
「やっぱり修理無理ー!新品買う!」なんてことにならなければいいけど…
とりあえずがっつり点検しようにも小屋から遠いと作業しにくいので、公道から小屋前まで降ろしたいのです。
ニュートラルにすれば押したら少し動きますが、登り坂はかなりきつい。
でもエンジンがかからない今は無理矢理動かすしかない…
しかしまあ、走行レバーを「停車」にするとどのギアにしても普通に動いて、「走行」+「ニュートラル以外のギア」にしてようやく坂道でも動かなくなるとは…運搬車で言うところの「停車」とは一体。
小屋前まで移動
まだ進入路が出来上がってないので(というか運搬車で盛土する予定)、45度くらいの法面を駆け降りないといけません。
道路挟んで向かい側にチルホールセットしてゆっくりワイヤー緩めて降ろしていこうとも考えましたが、面倒くさがってロープを運搬車に取り付けて斜面上側の木に少し巻き付けて、摩擦でゆっくり降ろそうとしたわけです。
で、やってみたら、木に巻き付ける量が少なすぎて摩擦が働かず、一気に降りていってしまいました…。
それでも転倒とかはせず、倒木にコツンと当たって停車しました。
結果、オーライ?
さてここから小屋までは、先日伐採したコナラとネズミサシが倒れていて道を塞いでいます。
葉枯し中ですからあまり枝払いはしたくないのですが、流石に運搬車修理よりかは葉枯らしの優先順位は下なので、鉈で枝払いしていきました。
幹がどうしても邪魔になるところは、コナラは90cmに、ネズミサシは2mに玉切りです。
コナラはきのこ栽培原木に、ネズミサシは柱にしますからね。
しかし90cmって結構短く感じます。
このシーズンで何本の原木が出来上がるだろう…
玉切り時にチェーンが動かなくなったのでガイドバーを見ると、先端のスプロケットギアが動かなくなっていました。
小屋に持って帰って金槌やマイナスドライバーを駆使してみましたが、治らない。
遂に寿命か…。
購入しておいたノーブランドの互換のガイドバー取り付けて、ギアにグリス塗り付けて始動。
若干動きが渋いような気がしますが、チェーンオイル行き渡れば良くなるかな?
何とか無事に運搬車を小屋前まで持ってこれました。
本番はこれからだけど。
単純そうな機構だから、ネットとかで勉強しながらゆっくり直してみよう。
点検開始
機種は、筑水キャニコム製、BFP402。
最終販売は2006年8月。(公式サイトにパーツリストあり)
エンジンはGM130L。
筑水キャニコムは運搬車業界の中ではトップシェアらしいです。
なので人気もあるし中古もよく流通している、のかなあ?
フォワーダのやまびこは聞いたことあるけど、「筑水キャニコム」という会社はこの運搬車を購入することで初めて知ったよ…
運搬車の操作や維持など全く何も知らないので、まずは「取扱説明書 運搬車 筑水キャニコム」で同じようなシリーズの説明書をネットでダウンロード。
基本的に運搬車は、レギュラーガソリンと、4stエンジンオイルと、ギアオイルの3種類使うらしいです。
チェーンソーのように混合ガソリンを使う必要はないということですね。
燃料は自動車用無鉛ガソリン、つまりレギュラーガソリン。
エンジンオイルとギアオイルはAPI分類とSAE分類とかがありますが、正直ようわからんw
そもそもギアオイルって何なんですかー!
エンジンオイルやギアオイルで求められる機能が異なるのは分かりますが、もうちょい表記に統一性をだな…
補足
ホムセンなどでオイルを購入するときは、基本的にSAE分類で見たほうがよいでしょう。
例えばこの運搬車のエンジンオイルは10W-30、ギアオイルは♯90と覚えておけば何買えば良いか分かる、はず。
本格的な点検は次の日にします。
何だか、また手の掛かる子がやってきちゃった予感。
まあ定価で最低20万円はするものを4万円で買ったから、ある程度の不具合は織り込み済み。
修理がてら色々勉強することにします。
最終的には、むしろ不具合見つけたらニンマリするような変態猛者になりたいものよ!
錆
11月24日、さてこれからは昨シーズンの小屋セルフビルドと進入路造成みたいに、午前中に体力使う作業して午後は運搬車点検でもしていくか。
そう言えば何でエンジンかからないんだろう?
ガソリンエンジンがかからないのはエンジンが焼き付いているか、エアフィルターにゴミが詰まって空気が供給されてないか、点火プラグが壊れているか、ガソリンが供給されてないか辺りが怪しいです。
出品者は「かかる」と言っていたけど…
そう言えば給油口のフィルター、何か変な色しているねえ。
もしやと思って手押しポンプを突っ込んでガソリンを抜き出してみると、大量の錆が出るわ出るわ!
タンク内は大量の錆で覆われていました。
Shit!タンクからキャブレターまでのオーバーホールほぼ決定やんけ!
ちゃんとタンクの錆くらいは商品説明に書いておけよ!
あーあ、どうせレストアじみたことするなら、最初からエンジンのみ正常のジャンク品扱いのものを安く買っておけば良かったですねえ。
引き取り時はレンタル軽トラを長時間運転して早く帰りたかったから、現車確認後に「程度悪し」として引き取りと支払い拒否をしにくかったのも原因かな。
出品者は一応他のエンジン系機械も出品していたから、趣味で機械屋やってるような人でありこういう問題はちゃんと把握できる人だと思ったのに…。
一回エンジンかかったから評価良いにしちゃったけど、まあこれはええわ。
勉強代が少なくて良かったと思っておきます。
FXで20万ほど吹っ飛ばしたことに比べればマシですよ。
やっぱりこういうこともあるから余裕持って現車確認するために、近くの出品者から購入したり中古農機店で購入したりした方が良いかもです。
というわけで、レストアダッシュの始まりですよ!
機構自体が単純なものですから、基本的な修理例はネット上にも多くあるので参考にしていきます。
小屋づくりみたいに適当にネット検索していきゃあ何とか出来らあっ!
(修理が)終わるまでは(やる気が)終わるんじゃねえぞ…
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