運搬車修理記録 ガソリンタンクの錆処理

機械

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中性洗剤とチェーンで下処理

2017年11月27日、タンクの錆処理用の花咲かGはまだ手に入れていませんが、とりあえず下処理だけやってみようということでやりました。
鉄腕ダッシュのレストアダッシュと同じく、チェーンと中性洗剤を用意。
中性洗剤は健康に気にしなくて良いから安くて強力なもの、ということでトイレ用のクレンザー入りのもの(198円)をホムセンで買いました。
チェーンはホムセンで切り売り出来る安いもの、1m150円くらいのを2m(300円)、やすー。

ガソリン出口をテープで塞ぎ、チェーン入れて、中性洗剤を少し水で薄めて入れて、ひたすら振り回す!

で、出してみると、うわぁ、きたねえ…
この錆の混ざった汚水は小屋の床下に撒いて、雑草とか虫とかを防止するようにしました。

水を入れて振り回してさらに中を洗浄しますが、中を覗いてみるとある程度綺麗にはなったもののまだまだ錆はあります。

もう一度やってみる。

2回目。
錆の無い箇所は増えましたがタンクの隅のほうはまだまだ汚れています。
この後もう一度行いました。

3回やってもまだ完璧に綺麗にはなりませんでしたが、これ以上はタンククリーナーに任せることにします。
ひとまず錆が出てこなくなるまで何度も水で洗浄。

ちと実家に帰らないといけないので、タンクは扇風機で完全に乾燥させておくことにしました。
花咲かGは実家から帰ってから届く予定です。

 


 

実家から帰ってきた12月1日、タンクの中を覗いてみると錆が侵食していました…
錆というのは被膜の無くなった鉄が空気や水に触れることで発生するものだと思いますが、水気をほぼ完ぺきに無くしていれば急速な侵食は無いと思ってましたが、空気だけでも発生するようですね…

というわけで教訓です。
タンクの下処理をしたら、間隔を置かずに薬品で錆除去・被膜を張ること。

給油口フィルターも錆がこびりついていたのですが、これにはキャブクリーナー使ってみました。
キャブレターの洗浄でその威力を実感したのですが、このようなこびりついた錆にもかなり効果的であることが判明しました。

 


花咲かGで本処理

12月2日、花咲かGが届きました。
裏面の説明書きを読むと、最大20倍まで薄められるそうで、薄めるほど処理時間が長くなるようです。
時間はたっぷりあるので、20倍希釈としました。

長時間処理しますから、蓋もちゃんとしなければなりません。
流石にテープだけだと水が少しずつ漏れ出てしまっていましたからね…
については地味に悩みましたが、使いかけで固まりきってしまったシリコンコーキングを使うことにしました。
円錐状になった先端をハサミで切り取って、ぶっさして、テープでぐるぐる巻きして抜け防止したら終了です。
試しに水を満タンまで入れてみても漏れ出ることはありませんでした。

ちなみに満タンまで水を入れたことで容量が分かりましたが、このタンクの容量は3Lでした。

容量3Lであり20倍希釈なので、花咲かGは3000ml/20=150ml。
中性洗剤でタンク内を少し洗ってから、ロケットストーブで雨水を沸かして触ると熱いくらいの温度でタンクに入れました。
タンクとキャブレターまでの間にも錆や汚れが詰まっていますので、そこらへんをゆっくり洗浄しながらタンクも処理していくことにしました。

 


 

4日後の12月6日、花咲かGを取り出してみます、
なお一度使用したものでも再利用できるようなので、空のチェーンオイル容器に入れることにしました。
もちろん利用回数が増えるほど効果は減っていくようですが。

で、出してみたら真っ黒!
本当に漉したら再利用できるのかと疑問が…
この後タンクの中に水を入れて出してを繰り返して残った錆を取り除きますが、なかなか出し切れません。
最近は山水の取水が上手くいってないから雨水を利用していますが、無くなってしまったので水汲み場で錆出ししました。

 

さてこれでタンクの錆処理終了か、と思ったらガソリン出口に若干ガソリンが腐ったようなドロドロがあったので、ヘッドライトで照らしながら中を覗いてみたら、タンクの隅辺りにまだ黒いのが残ってました…。

下処理のチェーンが届かなかったのか?
とりあえずこのまま放っておくとまたすぐに錆で色々詰まりそうなので、ブラシ突っ込んで磨いたり、キャブクリーナー吹きかけたりしました。
それでもまだ残っていたので、この日はタンクを傾けてキャブクリーナーで残った部分を漬け込むようにしました。
新品のキャブクリーナーがもう無くなりそうだ…。

タンクからキャブレターまでは多くのフィルターがありましたからフューエルフィルター足さなくても良いかと思っていましたが、やっぱり足した方がよさそうかな?
それともしばらくはストレーナーキャップから頻繁に掃除した方が楽?

 

やり直し

12月7日、キャブクリーナーに漬けてもまだ若干の汚れが残りました。
まあこれだけやって溶けないくらいこびりついているなら、大量に錆が発生してキャブを詰まらせることもないか?
汚れの下側は花咲かGが行きわたっていない可能性がありますから、2度目の錆処理を行いました。

花咲かGは昔100均で買った汎用布で濾して、もう一度タンクの中へ入れました。
今回はこぼれそうなほどまでは入れずに、振り回してガシャガシャと出来るくらいの量だけ。
漬けこんでいる間はたまにガシャガシャと振り回したりタンクの向きを変えたりしました。

 


 

12月8日、花咲かGを抜いて水で洗ってタンクの中を覗いたら、ガソリン出口に若干の汚れが見えるものの、そこ以外は大分綺麗になっていそうなのでこれで良しとすることにしました。
またタンクの錆処理やる羽目になったとしても、もうタンクの外し方から錆処理のやり方までほぼ完璧に分かったのですぐにやり直せるでしょう。

 

ちなみに錆処理ビフォー。
まったく、ガソリンタンクは錆との戦いの連続だぜ!

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