直流24VのLEDテープライトを、スイッチ付き照明に配線

発電・配線

現在、太陽光発電で得られた電力をバッテリーに蓄電して使う、オフグリッド生活を営んでいます。

電圧系統は普通の家庭の交流(AC)100Vとは違って、直流(DC)24Vとなっています。

DC24VをAC100Vに変換するインバーターを使えば色々な家庭用電子機器も使いやすいのですが、変換には電力ロスが発生するため、極力DC24Vのまま使いたいのですね。

 

そこで今回、車やインテリアなどにも使われる、DC24Vで動作するLEDテープライトを照明に使ってみることにしました!

取り付ける場所は木製ビニールハウス(?)内の下屋内です。

 

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使用した照明

LEDテープライトは、Amazonで売られている5mのものを使ってみました。

  • 消費電力:60W(12W/m)
  • 発光色:白色
  • 両面テープ付き
  • 平面、曲面に貼付け可
  • はさみで切断して好みの長さにすることが可能

 

なお、このテープライトは始端と終端に+-の端子が付属していますから、2分割までなら簡単な加工だけで大丈夫です。
しかし、3分割以上にする場合は別途「コネクタ」を使ったり、はんだで電線と繋げたりする必要があるようですね。

 

テープライトが届きました。

今回は、スイッチでオンオフが出来て、少し離れた2か所に照明を付けたいと思っています。

取り付け前に、配線図を書いてみましょう。

 

スイッチ付き配線図

第2種電気工事士試験時に勉強した配線図の書き方を、ようやくリアルに活かすときが来ました!

今回は至極単純な配線ですね。
チャージコントローラーから伸びた電線を、北面下屋内の照明に使い、西面調理場デッキにも延長できるようにします。

配線図の書き方の基本は、確か次のような感じだったはず…

  • とりあえずマイナスを各機器に繋げる
  • プラスを各スイッチに繋げていく
  • ジョイントボックス内で結線する

 

基本に則って書くと、上のような感じになりました。
〇内がジョイントボックス、●が結線箇所。

このように配線すれば、スイッチのオンオフで2か所の照明を点灯させることが出来るはずです。
それでは配線作業をしていきましょう。

 

配線作業


LEDテープライト

まずは下屋の側面角材に、テープライト裏側の両面テープで取り付けていく…

はずだったのですが、木材には全く引っ付きませんでした。

そこで、VVFケーブルの固定に使われる、絶縁ステップルを軽く打ち付けて固定しました。

あまり強く打つと中の配線が千切れたりしそうなので、テープを引っ張ったらずれる程度の力で。
間隔は20~30cm程度の適当な感じで。

 

スイッチとジョイントボックス

配線図に則って配線していきます。
もちろん配線時は通電オフにしてから。

使用したスイッチは、ホムセンで売られていた防雨露出スイッチを使用。
ジョイントボックスは格安の「ナイスハット」
ケーブルは、普通のVVFケーブルで…

防雨露出スイッチはまだしも、ナイスハットとVVFはあまり屋外に使うのは微妙ですが、北面下屋内は木製ビニールハウスの屋内だから…(震え声)

 

結線は、VVFどうしなら差し込み型コネクタを使って簡単&拡張しやすく。

LEDテープとは、リングスリーブを使ってみました。
LEDテープの電線はかなり細いので、リングスリーブ小&ビニールテープをギチギチに巻いときました。
もっと安全で良い方法があると思いますが、今持っている道具と資材でどうにかしたかったので…

作業を終えて、電源オンにして、スイッチを付けると、無事点灯しました!

 

完成と感想

夜になってから付けてみます。

商品説明には「白色」と書いてあるのに、何だかすげえ怪しい色だわ。
真っ暗な山の中で怪しく光る小屋を見つけたら、皆どう思います?
魔女でも住んでんじゃないのか。

まあでも、これで北面下屋内ではヘッドライトを付けなくて済みます。
夜にちょっとした作業したり道具を取りに行くのも楽ですね。

 

チャージコントローラーに表示される電流量を見るに、消費電力は商品説明通り、60Wくらいでした。
60Wって、大きいよね…
小型の冷蔵庫の定格出力くらいです。

 

でも何だか、LED電球よりも光量の割に消費電力が大きい気がします。

小屋内では以下のような電球を使っていますが、消費電力は少ないのにちゃんと読書も出来るほど明るいです。

 

ですから、LEDと言っても、消費電力と光量は必ずしも比例するとは限らないのではないか?と思います。

LEDテープライトは廊下などの一時的照明ならば良いでしょうが、常設照明なら電球タイプの方が消費電力少なくなって良いかも。

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