休み…って美味しいの?18年11月後期の薪割り日誌

2018年11月19日、550XPのエンジン焼き付き修理が終わって、午前に引き取り。
チェンソー屋の焼き付き防止方法は自分が調べた通り、良いオイルを使い、エアフィルターを掃除し、冷気運転を行う。
ハスクの純正オイルは修理屋で買いました。2,160円也。

高額の取引だったからか、コーヒーをご馳走になりました。
その店の主なお客さんは高齢の農家の人ばかりで、私くらいの年齢でしかも林業家の客は結構珍しいようで。
わしゃあこうやって仕事を頼み頼まれで他人との信頼関係を築いていきたいんでやんす。

早速その日の午後から作業。
混合燃料は1L容器で慎重に計って作成。

修理直後で申し訳ないけど、いきなり大物の玉切り開始。
以前よりもかなり慎重に暖機したり、エンジンかけたり、玉切りしたり。
つい癖で切削直後にエンジン切ってしまったら、かけ直してアイドリングさせて冷機したり。
大きな玉を一つ切ったら少しアクセル吹かして、チェーンオイルがガイドバーに行き渡って飛び散ることを目視してから次に移ったり。

しかし、ようやくいつも通りの仕事が出来るからか、少しその喜びを感じてしまいました。
元々僕はあまり仕事したくないタイプなのになあ。
まあ、その土地でその仕事で生きる人、っていうのに近づいたのかもね。

 

直径50cm玉も33cmに切れば何とか人力で運べましたが、さすがに腰を壊しそうでした…。
腰と膝と腕に荷重を分散させるように持ち上げてはいましたが、頻繁にはやりたくないねw

クソでかい玉ですが、繊維が通直なら少しずつ周りから剥ぎ取っていけばちゃんと割れます。
IsoCoreタンマジ最高だお!

斧が妙に弾かれる玉があったので星形クサビを打ち込んで割ってみる。
伐採して1年経ったというのに、まだまだ水分があるらしく、クサビを打ち込む毎に樹液が飛び散る…

 

まあ何とか割れましたが、クサビじゃないと割れないものはやっぱり繊維がいびつで汚い。
結局薪棚の土台&薪割り台に流用。

前回の記事で列同士の薪を繋ぐように薪を置くと安定する、ということが分かったので、腰の高さ以上になったら2列を繋ぐように薪を並べてみる。
…こりゃあなかなか良いぞ!

久々のルーチンワークにやりがいを感じつつ、暗くなったので作業終了。

 

まあ、実際は大径木の玉切り最中に死角の石を切ってしまってチェーンから火花出したのが、本当の作業終了きっかけでしたが。
一瞬ミスって、はい、1時間目立てコース。
ぐぬぬ…ただの自分の注意力不足が原因なんだけど。

 


11月20日、朝に目立て15回ずつやってから作業開始。
目に見えるくらい刃が短くなっちまった…

朝は寒くなったからスターターロープが硬い。
焼き付き時の恐怖が思い出される。

崖から落ちそうな玉はロープで近くの切り株と確保してから玉切りしましたが、重すぎて動かせなくなりました。
後でチルホールで上げるか…
スリングベルトとか巻いてる状態だと玉切りすることもできやしねえ。

しかしこれでようやく東方敷地奥から次のエリアに行けます。
まだまだ大木のコナラはありますが、同じ場所に積み重なった丸太を処理するようなことは無くなりました。

大木の先端から玉切りして、小さいものは斜面上の薪棚へ一つ一つ運んで薪割り。
積むときはアンカー薪を使ってみたがなかなか効果的です。
こういうちょっとしたテクを学ぶことは、新たな機械や資材を手に入れるよりも遙かに効率的なのだ。

午前は目立てばかりしていたのでそこまで進まず。

午後遅めに作業再開。

まずは斜面中段にあった90cm原木を運び上げる。
一文だけで書ける作業ですが、体力と時間を浪費…
2月頃よりかは少し乾燥して軽くなっていますが。

次にその場所に薪棚作るべく掃除&玉切り…が、数回玉切りでガイドバー先端のスプロケットが堅くなる。
棒でコツコツしていたら動くようになりましたが、渋い。
もう寿命?
変形しているようには見えない。
軽くオイル漬け&グリス塗って作業再開。

チェーンオイルを行き渡らせるべく、毎回軽くアイドリング、そして燃料切れ。
暖機、冷機、オイル吐き出し運転しまくってたからか燃費悪くなりました。
これらの作業が部品の寿命上げるなら、まあ良いけどね。

早々と片づけて帰宅して、チェンソーの日常整備。
燃料満タンにすると400mlくらい入ります。
1Lブレンドタンクだと2,3日に一回混合しないといけなくなりますが、このほうが誤差も少ないから我慢。

 


11月21日、まずは斜面中段薪棚予定地の丸太を玉切り。
寒いとスターターロープが硬いが、デコンプ押すとかなり軽くなりました。
寒いときに役立つものなのか。

つるはしで整地して土台作成。斜面中段に作れるのはここの4mだけかなあ。
ここがいっぱいになったら遠くに運ばないといけない。
とりあえず近くのものを薪にしよう。

作業中に、引越しバイト応募先から電話。
本当は明後日からだったけど、「明日から行ける?」とのこと。
「行ける」と答え、急遽色々準備しないといけなくなったので、体力温存の意味も含めて作業中止。

バイクが通りやすいように、落ち葉の溜まった道路を掃除、頭を刈り、下界に降りて風呂、洗濯、買い出しを済ませました。
通いバイトで一番心配なのは、仕事内容でなくて通勤ですね。
片道20分くらいですが、雨とか雪とかバイクの不調が心配。

 


11月24日、2日バイトの次の日。
バイトが休みだから薪作りも休み?んなわけねえ!
筋肉痛我慢しながら朝から作業開始。

クヌギを薪にしていたら、伐採後1年経つというのに芽生えしたものを確認。
んなあほな…

玉切りしてたら急に全く切れなくなることがありました。
しょうがないから小屋に帰って目立てしましたが、倒木の場所をよく見たら枯れ枝や枯れ葉の山に混ざって石がありました。
また石切っちゃったよ!最近多いな!

慎重に玉切りしていきましたが、新しいソーチェンにしてから2回も石切ったからか切れ味も悪くなりました。
ソーチェンの刃が短くなると目立てが完璧でない箇所も出てきて全体的な切れ味も悪くなります。

午前でワンタンク、午後でワンタンク燃料消費。
仕事量に対する燃費が悪くなった。
気合いれて目立てせにゃ。

 


11月25日、目立てを完璧にすべく、刃の長さをノギスで測りながら全ての長さを揃え、一つ一つ間近で見て形を調整。
目視で0.1mmの違いが何となく分かるようになってきた。
新品から2.0mmほど削ると、最大で0.8mmくらいの差があった。
通常の目立て10セットくらいしたら、ノギスで長さ揃えたほうが良いのか?

午後から薪づくりをしていきましたが、気合入れた目立てのおかげでかなりチェンソーの切削速度が速くなりました。
切りくずも大きめで、燃料消費も少なめ。
ワンタンク消費せず。
ちったー目立て上達してきたのか?
まあ本気で目立てしたら最低1時間かかりますが…

斜面中段薪棚はほぼいっぱいに。
後は斜面を駆け上がっていかないといけない。
薪割りしてからコンテナに入れて背負子で運ぶべきか、一つ一つ玉を持って上がるか。

 


11月26日、朝起きると身体のあちこちが痛い。
今更筋肉痛?
でも作業始めたら何ともない。
玉担ぎにもあまり苦労を感じない。

斜面中段薪棚がもう限界。
シートをかけても雨水が順調に流れるような傾斜になるように、薪の仕上げ置き。

ちょこちょこ回収出来てなかった90cm原木をまとめて薪にしていきます。
小物が多いので2つ割りor4つ割り。
この日の作業はここまで。

またチェンソーの切れ味が悪くなってきた気がするので、午後からはデプスゲージ中心に更に完璧を目指して目立て。
その後はゆっくりと別の機械の整備。

 


11月27日、前日に割った薪を積んで片付け、次の薪棚を作ることに。

これからは廃道に薪を並べていこう、ということで最奥の廃道に放置してあったコナラを薪化して積んでいく。
廃道に薪を並べると運搬車の通る場所も制限されるのがちょっと嫌。
出荷しきれば片付くのだが。

チェンソーについては、気合入れた目立てのおかげで怖いくらい切れるようになる。
そろそろ目立て記事を書いても許される?

次の日はバイトなので、体力温存のため午後は小屋にこもってネットとか読書とか。

 

11月30日、2日続きのバイト空け。
いつも通り薪作りしていこう…としましたが、2時間程度でヘロヘロになってしまった。
流石に疲れが溜まっているのだろうか。
快晴で気持ちいいけど、作業は早々と終わり。
道具のメンテや洗濯、余暇で一日を過ごす。

 

引越バイトは短期で稼げますが、肉体労働の合間にやるにはやっぱりちょっと非効率かも。
応募前にその考えに至らなかったの?

え?うん。

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