猛暑を乗り切れ!期間工の熱中症対策、工場毎で異なる方法を紹介
毎年真夏に出稼ぎやっているYUです。
正直、夏の暑さは大嫌いです。
だから毎年山から降りて、下界でクーラーで涼みながら生活と労働を行っています。
今まで2か所の工場で働きましたが、それぞれでしてくれる暑さ対策が違いがありました。
それが少し興味深かったので、今回記事にしてみました。
また、暑くなるに従って暑さ対策の基本がまとまったので、そのことも記事にしてみますよ。
この記事を読んで、暑さ対策を全て実践すれば、ぶっ倒れずに猛暑を乗り切ることが出来るでしょう!
工場がしてくれる暑さ対策
真夏の暑さで作業員が倒れないように、辞められないように、各工場では様々な暑さ対策を施しています。
共通することも多いですが、案外それぞれで方法が異なっていて面白いです。
自分は今までに2か所の工場で働いていたので、その具体的な内容を紹介しましょう!
例:マツダ
2019年の夏に働いているマツダの工場ですが、自分の工程では以下のような暑さ対策をしてくれてました。
- 500mlスポーツドリンク支給(昼勤では1日1本、夜勤では1週間で2本)
- 塩飴支給
- スポットクーラーあり(向きや位置の調整可能)
- 扇風機あり
- 自動販売機が多い
マツダの暑さ対策で面白いのは、スポーツドリンクの支給でしょうか。
勤務前のミーティングで、無料で頂けました。
銘柄は様々で、イオンウォーター、グリーンダカラ、アクエリアスゼロなどで、味が薄めでガブガブ飲めるものばかり。
もちろん常温だから生温いですが、無いよりはマシです。
昼勤では1日500mlは全く足りないですが、無いよりはマシです。
「スポットクーラー」という、一部の場所にのみ冷風を吹かす機械があります。
マツダのスポットクーラーは、上記のような独立型ではありません。
天井部に巨大なダクトがあり、そこに強力な冷気を通し、小さなダクトで下に降ろして作業員に当てる、というスタイルです。
小さなダクトは位置や向きを微調整しやすいので、作業中でも冷風が当たるようにすることも可能です。
自分の工程では小さなダクトが2本あるので、1本は扇風機の裏に設置し、1本は部品台車の上に調整しました。
これで扇風機の風が冷たくなったし、台車から部品を取る一瞬に身体を冷やすことも可能になった!
…真夏の直前までは全くダクトの位置が調整できていませんでした。
同じ工程の反対番も、職長も何もしなかったから、結局自分で調整してやったぜ!
やっぱり、自分が望む環境は、自分で作り上げていくべきだよな…
例:ホンダ(埼玉県狭山)
2017年の夏に働いていたホンダの工場の、自分の工程(組立)では以下のような暑さ対策が見受けられました。
- 工場内強力冷房
- 扇風機あり
- 冷水器あり
- (スポットクーラー一部あり)
ホンダの暑さ対策で特徴的だったのは、工場内全体が強力なクーラーで冷やされまくっていること。
ライン外の組立だったから身体をあまり動かさないってのもありましたが、真夏で長袖のツナギを着て作業してもほとんど汗をかきませんでした。
真夏になればなるほど工場外と工場内の気温差が大きくなり、真夏では逃げ込むように工場に入ってましたねw
また、クーラーが効きすぎているのも問題なのか、腹を冷やしちゃうことが多かったのがデメリットと言えばデメリットw
ドリンクの支給などはありませんが、冷水器が備え付けられていて、無料で水を飲むことが出来ました。
自動販売機もありますがやはりお金がかかるので、自分は冷水器を使いまくりましたね~。
個人的には、金払ってジュース飲むより、気兼ねなく水を飲めるほうが好きです。
ホンダではマツダのように、ほぼ全てのライン内工程にスポットクーラーがあるわけではありませんでした。
でも、全体的にクーラーが効いているので、スポットクーラーもほとんど必要無さそうでした。
ホンダはクーラーが効きやすいようにするためなのか、工場内の天井自体が低く抑えられていた感じがありました。
マツダのデカいダクトでのスポットクーラーも面白いけど、全体的にはクーラーを効かせたホンダのほうが良かったかなと思う。
工員自身で行う熱中症対策
工場はそれなりに暑さ対策をしてくれますが、それだけで熱中症を完璧に防ぐことは出来ません!
自分たちの身体は、自分たちで守る!
ということで、自分がやっている熱中症対策を以下に示しました。
水分&塩分補給
熱中症対策、きほんの「き」!
子供でも誰でも知ってますが、水分と塩分(ナトリウム)は意識的に補給しましょう。
特に、作業中に補給できる水分が無くなるのは危険です!
毎日過剰とも言えるような量を準備して、余らせても良いから足りなくなることが無いように!
マツダで働く自分の場合、寮から水分を2L持っていき、足りない場合に備えてロッカーに500mlペットボトルを常備しています。
猛暑(最高気温35℃以上)でも1日に飲む量は1.0~1.5L程度ですが、やはり2Lは常備しています。
まあ、昼食時にお茶を湯飲みで4杯飲んでますが!
「水分」の内容ですが自分の場合、スポーツドリンクの粉末を規定の2倍に溶かしたものか、麦茶にしています。
麦茶は安いですが、スポーツドリンクよりも熱中症対策の成分が不足するので、「クエン酸入り塩飴」もたまに舐めてます。
クエン酸は疲労回復に役立つので、一石二鳥!
カロリー補給も忘れずに
暑い時も涼しい時も運動量に大きな変化はないはずなのに、暑くなってからは作業中に腹が減ることが増えました。
暑さで食欲を失っているのもあるかもですが、何にせよ作業中のカロリー不足は体調不良の原因です。
常に体の調子を万全にするため、自分の場合は休憩中にお菓子を食べるようにしています。
食べてるお菓子はカロリーが補給しやすい、ビスケット、かりんとう、クッキーなど。
お菓子の中にも塩分は含まれているので、塩分補給にもなります。
わざわざスポーツドリンクを購入せずとも、真水+塩辛いお菓子でも十分効果的です。
そういう訳で自分の工程の脇には、飴玉、お菓子、タオル、ジュース、スマホが置かれてます。
…君はここで生活をしているのか?
速乾性シャツを着る
工場労働だけでなくスポーツでも同じですが、速乾性シャツは効果的です。
汗は乾く(蒸発する)時に周りの熱を吸収するので、乾きやすいシャツほど汗で体温を下げやすくなります。
特に扇風機との相性は抜群。
汗をかいてない時よりも、かいてる時のほうが涼しいと感じやすいほど!
肉体労働するなら、速乾性シャツは必須!
もちろん睡眠不足は気を付ける
これも常識の範疇ですが、睡眠不足は体調不良の元です。
昼勤・夜勤が入れ替わる交代制勤務ではなかなか寝づらい時もありますが、安眠のために出来ることがあるならやりましょう!
寮暮らしでは電気代が無料だったりするので、遠慮なくクーラーを効かせて室内を快適な気温に保たせています。
真夏はやっぱり、クーラーが必須ですね。
有給を使って休む
どれだけ対策をしても、疲労が蓄積することがあります。
毎日毎日暑い中で、残業続き…
1日経てば疲れは全て回復するとは限りません。
そういう時は、ぶっ倒れる前に週半ばで有給使っちゃいましょう!
貴重な有給を夏の暑さのために使うのは癪かもしれませんが、体調不良で突発的に休むのを避けるためならやむなしです。
職場も安定的な稼働のため、そこら辺は理解してくれるでしょう。
マツダ期間工の場合、勤務1か月で10日ほど有給を付与してくれます。
自分は夏までほとんど使ってなかったから、契約期間前に全て消化するという意味も込めて、昼勤の時はガンガン休んでやろうと思います!
地獄の6連昼勤(フル残業)しゅうりょう〜
次からは週半ばで有給使っちゃる!— YU (@YU_inakalib) July 27, 2019
まとめ
この記事を書くにあたって自分たちがやれる熱中症対策について改めて調べてみましたが、結局は誰でも知っているような基本的な対策方法しかありません。
だからこそ、一つでもぬかりなくやっていくべきです。
また、熱中症には暑さへの慣れも考慮する必要があります。
例え最高気温30℃程度であろうとも、いきなり上がるとかなりきついですし、実際きつかったです。
何度であろうと、気温が急上昇したら暑さ対策は万全に!
余談ですが、「工場経営者・管理者がちゃんと労働者の健康を考えている度合いが分かりやすい指標こそが、夏の暑さ対策だ」とも言われています。
夏に工場で働く場合は、夏の暑さ対策をちゃんとしてくれている工場なのかを調べたり聞いてから入社したほうが良いかもです。
あまりしてないなら、暑さ以外でも過酷な労働環境かもしれません。
工場労働では、夏の暑さが辛いのは仕方がない!
だから、労働者も経営者も、双方が出来る限りの対策をしていくのが重要なのでしょうね。
なお、帰宅後の風呂に入った後に飲む、冷えたビールや発泡酒はマジで格別です。
蒸し暑い日、風呂上がりに飲む冷えた発泡酒😊
— YU (@YU_inakalib) June 27, 2019
夏は色々と辛いですが、こういったもので愉しめたら、これはこれで良いものかもしれませんw
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