18年山小屋バイト 仕事内容への不満点と小屋番について

出稼ぎ・バイト

今回と次回はかなりグチグチネチネチ書いていくことになりますから、あまりそういうのを読みたくない人にはおススメ出来ないかも…

 

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仕事内容への不満点

休憩時・夕食時のことですが、話で長くなることが多かったです。
個人的にはさっさと食べてさっさと各々で休憩したりするほうが好きなんですけどね…
僕みたいなピチピチのヤング(?)は「何時まで好き勝手にしていい」みたいなほうが休憩になるんだ。
バイト部屋に通じる呼び鈴みたいなのがあり、何か仕事あったら呼び出されるようなシステムにして欲しかったです。

全体的に、この平成も終わりそうな時代なのにまだまだ昭和かよと思えるようなシステムとかが散見されました。
外国人もたまに登ってくるような山だというのに、表示板やメニューに英語は一切無く、日本人にすら誤解されるようなことも多かったです。
一体私は何度「すみません、そっちではありません!危険です!こっちでお願いします!」と言ったことやら!

掃除の時も色々と不満点はありました。
毎日雑巾で床を拭いていく理由としては「拭いていくとツルツルになっていくんだ」と言われましたが、凸凹のある古い床板はサンダーで削ってツルツルにしてワックス掛けとかして、床の大半は棒に雑巾付けるような道具でサッサと拭いていったほうが楽で早いんじゃないかなあと思いました。
細々した箇所は手で拭くのは分かりますが、私が中学生の時ですら雑巾取り付けモップを使ってたしさあ。

壁には張り紙などが貼られていますが、何年も前に終わったイベントのものが今でも残ってたり、大事な情報がどうでもいい情報のおかげで見づらくなっていたり。
毎日掃除して綺麗にしておくことは大事だと思いますが、人目に付くところの物は極力倉庫内に入れて雑然性を減らすなど、もっと根本的に綺麗にしていく必要があると思います。
まあ、昔からのしきたり・やり方(笑)ってやつ?

 

仕事があるのか無いのか分からない状態が続くのは嫌でした。
最初の頃は暇になればすぐに「何か仕事ありますか」と聞いてましたが、小屋番から無理に引き出した仕事は一瞬で出来るものばかりだったり、「休憩するか」という返事だったり。
…なるほどなるほど、つまり仕事が無いときは無いってこと?

何度も何度も何度も何度も「何か仕事ありますか」と聞くのも相手のストレスを上げるのかなあと思って小屋番の目につくところで暇そうにして『指示待ち状態』になっていたら、

小屋番

(タイミングが必要な業務を例に出して)とかあるだろ!
もう少し考えて行動しろ!

YU

いや、ついさっき確認してまだだったから待ってんすけど…

暇そうな人間は仕事をしている人の近くにいて急遽手伝ってほしいことがあったら手伝わせるほうが合理的だと思っていましたが、反感を買うようでしたね!反省!反省!
それ以降は小屋番の目につかないところでタイミングを待つようにしました。
厨房ではたまに食器が洗い場に入れられるのでそれに気づいたら随時洗っていましたが、それもほとんど無しとなりました!
指示待ち状態でいるより仕事をしているふりのほうが好感度上がるようだったので、目につかないところではダラダラ長々と仕事をするようになりました!

…やっぱり歯車として扱われる工場労働のほうが気楽です。
例えば朝のルーチンワークが終わったら毎日今日の仕事内容とかをホワイトボードに書いたりして、「優先的な仕事が一つも無くなったら夕方までゴミ拾いや登山道整備に行かせる」みたいにプログラミングしてくれりゃあ良いんだが。
バイト自身で判断させたら雇用主の思い通りに動くとは限らないよ。
動くと思ってるなら、それは甘えだよ。

 

仕事について改善点は色々挙げられますが、そういうこと言っても上司が不機嫌になったりするし自分の待遇上がらないだろうから何も言わないけどね。

 

小屋番の性格について

山小屋というのは大企業などがやっているのではなく、経営者・管理者である小屋番個人の考えが全面に押し出されるものっぽいです。
「それはするけどそれはしないのか」みたいなダブルスタンダードも多く見られました。
盛り付けとかは細けえところいっぱい指摘してくるというのに、小屋番が接客するときに客の前でぶらぶら動いたりポケットに手を突っ込んだりするのはどないやねん!と思ったり。
自分のルールを他人に押し付ける、自称きっちりのA型かよっつうの。

登山者に対しては少しのルール違反に対して厳しくあるようだったのに、自分たちについては甘かったり。
自分に甘くて他人に厳しいみたいな考えを持っており、そういうところははっきり言って嫌いでした。
しかし老いた人間は性格も変わりづらいから、基本的にそういうことに気づいても無視して済ませていました。
怒りと諦め、どちらが辛辣だろう?

 

バイトは私以外にももう少し雇う予定だったようですが、自分の他には一人も来ませんでしたので小屋番と自分の二人体制の期間がそこそこありました。
たまに小屋番のお姉さんが手伝いに来てくれていたりしましたが。
一度女性の方からの問い合わせがあったようでしたが、その後は連絡なし。

小屋番

聞くだけ聞いて何もしないだなんて、失礼だ!

YU

いやいや、色々聞くのは当たり前やろ!
他のバイトと比べて特殊な環境なんだからさあ!

とか思ってました。
登山経験のある私ならあまり細々と聞かずとも仕事内容や生活環境が分かっていましたが、それは特殊事例だと思いますよ。
登山経験無しの人が応募してくる可能性だって十二分にあるんだし。

 

結局、人と人とは分かり合えないものであり、良い感じの間をとることで人間となり、社会が作り上げられていくのだろう。(ということを中学の国語の先生が言っていた)
なので、同じ人間と顔を合わせやすい環境ならば意識して間を取った方が良好な関係を築き上げていけるのかもしれません。
元々顔を合わせにくい環境ならば合うように意識したほうが良いかもしれないけど。

と考えたりして意識して避けるようになり、徐々にお互い素っ気なくなり、小屋番のお姉さんが会話の仲介役みたいになってきた頃、「あいつは雇用主として失格だ!」と思った出来事が発生したのです。
そのお話はまた次回に。

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