小屋のDIY日誌 床束の修正と木材防腐剤のタフソートを塗装
独立基礎の小屋を作っています。
「サンドイッチ工法」ではなくて「大引き工法」を採用していますが、強度がある反面、床束の長さを正確にしなければなりません。
今回の記事では、前回の記事で慎重になりすぎたために余分にカットし過ぎ、結局カットしなおすことに。
また、安価な木材用防腐剤の「タフソート」を塗装し、床束を腐りにくくしました。
前回はこちら↓
床束を修正
カップブラシで沓石上端を綺麗に
2016年10月31日、ホムセンで手に入れたカップブラシでまず沓石周りを削って、設置時に付着したモルタルを取ってみます。
沓石上端にモルタルが付着していたら、床束を置いてもぐらついてしまいますからね。
そこそこきれいになりましたが、羽子板部分を削るとちょっとメッキとれそうで危険。
インパクトドライバーに取り付けられる六角軸タイプのやすりないかな~と思って見つけたのが、この「カップブラシ」というものです。
ディスクグラインダーで使うもののほうが強力ですが、持ってなくて…
やすりでは数mmも削れない
次に、断面に段差が出来た床束を削って、滑らかにしてみます。
…が、カップブラシや目の粗い#40紙やすりでは、案外削れません。
1mm削るのでもかなり時間がかかります。
これじゃあ、5mmも作った余分をやすりで削ることは出来ません…
丸ノコガイドで正確なカット
丸ノコをもう少し精度よくできないかと思って、カットの方法を色々と試してみる。
その結果、12mm厚野地板を手頃な大きさに切って、丸ノコに当ててカットすると、綺麗に切れました!
これでフリーハンドよりも真っ直ぐに切ることが出来るようなり、必要な長さピッタリで切れる!
正確に1mm単位で削ることも可能になったので、結局全部丸ノコで余分を切り直し。
無駄に煎餅を量産しただけだった…
床束づくりに無駄に時間かけてしまったけど、丸ノコの経験値が溜まったからまあいいか。
(ということにしておこう)
試しに床束の上に棒を置いて水平を測ってみると、ぴったり水平です。
このような確認はすごく不安になりますが、やらなかったら取り返しのつかないことになるんだよなあ…。
ノコギリで断面の段差を無くす
11月1日、あと少しで床束の修正が終わるので、朝からセルフビルド作業。
この記事には書いてないけど、最近は進入路造成作業も半日やり続けているのです。
丸ノコのガイドを付けても、やはりちょっと断面が段差になることがあります。
しょぼい紙やすりやカップブラシでは削るのに時間がかかるので、ノコギリでの削りに挑戦しました。
何回か試してみた結果、片手で鋸の横を押して削りたいものに接着してゆっくり鋸を前後させると、段差を綺麗に切れることがわかりました!
気を抜くとギザギザになったりしますが、慎重にやるとかなり綺麗な断面を作ることが出来ました。
まあ、電動カンナでもあればそれでやったほうが正確だし早いだろうけど…
全ての床束の修正、水平の確認終了!
ふぅ、遂に初めての木工作業の一つを終えることが出来ましたよ…。
木の加工のしかたとか、色々学べました。
これからそのまま防腐剤の塗装に移っていきます。
床束に防腐剤を塗装
防腐剤はタフソートを使用、使い方と必要な道具
床束は外気に晒されるし地盤からも近い場所にあるので、腐らないように対策する必要があります。
腐朽対策としては表面を焼いて炭化させたりする方法もありますが、ここはおとなしく市販の防腐剤を塗ってみることにしました。
使用した防腐剤は、「タフソート」というものです。
いつも行くホムセンには多くの種類の木工用防腐剤があるのですが、このタフソートが量の割には最も安いものでしたので購入しました。
値段によってどのくらい性能が異なるのでしょうか?
まあ、安いものを様子見ながら何回も塗りなおしたりしたら大丈夫なんでないの?
追記
タフソートは安価ですが、2年半経っても防腐剤として劣っているように感じられません。
コストパフォーマンスに優れる、良い商品だと思います。また、床束だけでなく外壁やウッドデッキの基礎などにも防腐剤は使うので、容量の割に安く買える一斗缶サイズがおススメ!
使い方は、振って攪拌してから出し、1度塗り、5時間以上置いて2度塗りする、ようです。
刷毛は、amazonで安いものを購入。
密閉出来て取っ手の付いた、「丸缶」を小分け容器としました。
塗装の様子
さて早速塗ってみますが、第一印象は「…黒い」
これは…!塗り終わったらどういう色になるのでしょうか。
シックでオサレな色合いなら、他の塗料で塗りなおしたりする手間が省けるのだけれど!
追記
最終的には焼杉みたいな色になりました。
シックでオサレなので気に入ってます。
1度塗り完了です。
1度塗りでもなかなかの色合いとなりました。
側面だけでなく、上端も下端も塗っていきました。
沓石が黒く汚れてますが、まあ気になったら後で削って綺麗にすればいいやあ~。
乾燥時は、それぞれの沓石の上に置いていくことに。
沓石の上に立てておくと、余分な防腐剤が沓石上端に溜まって床束下端も腐りにくくなりそうだし?
どんどん塗っていますが、こういう簡単な塗装は面白いですね…。
これまでは色々調べながら、失敗が無いようにと神経質になってあまり楽しいとは思えなかったのですが、この防腐剤塗装では初めて楽しいと思えました。
そう言えば、沓石設置後にはもう用済みとなった遣り方ですが、防腐剤塗装後にようやく片付けることとしました。
初めて作ったセルフビルドにおける構造物ですが、やはり邪魔なので片付けます。
杭や板はまた何かに使えそうなので、ひとまとめにして保存することに。
この後進入路造成作業を行い、塗装後5時間以上経ってから2度塗りを行いました。
最初に比べたら大分黒褐色になりましたね~。
まあ元々シックな色合いを目指していましたから、こういう色合いになるのは大歓迎です。
この色なら、床束以外にも色々なものに塗れそうだぞ!
二度塗りが終わり、防腐剤の塗装完了!という運びになりました。
防腐剤注入済みベイツガで作った床束には塗りませんでした。
色に統一性がありませんが、まあどうせ床の中央部に位置して見えにくくなるし…
結局、タフソートは14Lの内1.5Lほど使ったのかな~?
明日は遂に床束の取り付け!
床束が終わったら土台が作れる!
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