『簡単DIY』高座椅子に合う机をツーバイフォーと合板で安く自作
一番最初は座椅子+座卓で食事をしたりノートパソコンをしたりだったのですが、高座椅子を導入してからは高座椅子+座卓で生活していました。
しかし座卓は高座椅子にとっては低すぎて、食事は出来てもパソコンをすることは出来ませんでした。
パソコンをがっつりするときは座椅子を取り出して座椅子+座卓スタイル、軽くやるときは高座椅子に座っている時に膝を使う「ラップトップ」スタイルでした。
でもなあ…やっぱり高座椅子に座ったままパソコンもしたいものです。
そこで高座椅子用テーブルを手に入れようと画策するようになりました。
ネットで調べると以下のようなものが色々と出てくるのですが、パソコンをする時は高さ調整がとても重要で、高さ調節機能の無い高座椅子ではそこそこの値段をする机を買っても合わない可能性があります。
そこで今回、今所持している高座椅子の高さに合う机を、自作することにしました。
すでに持っている材料で出来るだけ進めていこうしましたが、結局使用した材料は「ツーバイフォー(2×4)」と「合板」と「野地板」だけで完成しました。
材料の加工
机の自作で最も重要なのは、机の高さであり、それを決める脚です。
高座椅子の肘掛の高さが500mmでしたので、最低でもそれ以上の高さの4本脚が必要です。
2×4の8f材(2,440mm)なら1本所持してましたし無駄なく使用できそうなので、これを使うことにしました。
ベストな高さが分からないので、まずは8f材を丸ノコで4等分にして610mmの脚を4本作ります。
高さの微調整をするため、脚を仮置きしてその上に適当な板を置いてどんな感覚なのかを確かめてみます。
ふーむ、やっぱり高さはちょっと高すぎですね。
天板の厚み、ノートパソコンの厚みを考えたら、肘掛の高さより若干高いくらいで良さそうです。
というわけで結局、脚は530mmに切断しました。
で、仮置きした野晒しで汚くなった12mm厚合板の端材ですが、偶然にも縦横の長さが完璧でした。
横750×縦455mmですが、これくらいならノートパソコン+マウスパッドも置けるようです。
また、他の人の机のDIY事例を見ると、厚さ30mmくらいの天板を使っている人が多かったので12mm厚合板だけでは強度に不安があるだろうと思ってましたが、750幅+12mm厚でも人間の体重くらいなら耐えられるようでした。
もちろんその上でジャンプしたりすると危ないのですが、物を軽く置くだけならこれで十分のようです。
合板はデザイン性が微妙ですが、サイズがピッタリなのでこの端材を本採用とすることにしました。
4隅の角はそのままだと危ないので、45°で切断。
丸くしたほうがデザイン的にも良いし危なくも無いですが、この方が楽ですねw
丸ノコで切断すると少なからずバリが出るので、小さなカンナで面取り。
天板の裏面には、どこに脚を付けるかをマーキングしておきます。
墨壺や差金があると作業しやすいですよ。
幕板表面から天板端までの間隔は、約30mmとしました。
これくらいあれば指を引っ掛けて机を動かすことも簡単そうです。
マーキング出来たら、脚の位置から位置への長さを測っておきます。
上記の脚から脚への長さを利用して、幕板を作っていきます。
「幕板なんてデザイン性の意味だけでしょ?」と思ってましたが、短い脚の机の場合、この幕板が脚の歪みを無くしてくれます。
基本的に正方形・長方形だけの軸組では平行四辺形になるように変形してしまう恐れがあるのですが、幕板がその変形を少なくしてくれます。
一面の上から下まで全てを幕板にしたり、斜めの材である「筋交い」を付けるとさらに固定力が増すのですが、脚が短い場合は幕板だけで十分です。
で、今回使用した幕板ですが、すでに所持していた120mm幅野地板を1枚だけ使うことにしました。
野地板は合板くらい安く、一応無垢材なのでデザイン性もそこそこあるものです。
安上がりにDIYをする場合はおススメの材ですよ!
4本の脚、天板、幕板3枚(手前側に付けると人間の足を入れにくい)を加工して、材料が用意出来ました!
なお、デザイン性やささくれの有無にもっと拘る場合、サンダーによる「やすりがけ」や、塗料を購入して「塗装」をしておいたほうが良いでしょう。
というか、家具の自作では普通やるもんですけどね…
組立
さあ待ちに待った組立に移りますよ!
こんな記事を書いておきながらグラつきを減らす机の組立手順について知らないので、自己流でやっていきます…。
順番は「脚と幕板の接続」→「天板に脚を留める」でいきます。
幕板と脚の接続は、インパクトドライバーを用いて、スリムビスで行うことにしました。
スリムビスは一か所2本ずつ。
幕板側面が脚の上端を超えないよう、脚が垂直に立つように気を付けます。
コツは、知りません!すいません!
幕板と脚の接続が出来ました。
上手くいけばこの状態で自立し、グラつきも無いはずです。
次に天板と脚の接続です。
デザイン性に拘るのであれば天板表面にビスや釘の頭を見せないようにしなければなりませんが、今回はそういうのに拘っていませんから、普通に取り付けちゃいます。
まずは天板の裏面からマーキングした脚の位置の、中央にドリルで下穴を開けます。
そして側面から見ながら、脚の上端中央に天板を留められるように微調整!
…これは素人の方法です。
もっと上手い方法があるかもしれませんが、お手軽なDIYであり出来は完璧で無くて良いという前提で、こんな感じで作業しました。
ビスや釘で天板と脚を繋げられれば、机の完成です!
写真ではちょっとずれているように見えるけど、それは君の目の錯覚だ!そうなんだ!
高座椅子に座ってどんな感じかを確かめます。
裏面から見てもやっぱり無骨なデザインですが、突っ伏すことも出来るし、グラつきもほぼ無し!
案外、イケるもんだな…
グラつきあれば以下のようなアジャスターを買おうとも思ってましたが、大丈夫そうかな?
まとめ
今所持している高座椅子に合う高さの机を安価に手に入れるべく、ホームセンターに売られている材料だけで自作することにしました。
使用した主な材料と価格は、以下の通り。
- ツーバイフォー(2×4)の、8f(2,440mm):250円(定価500円が半額セール)
- 120mm幅野地板1枚:約120円
- 端材12mm厚合板:約200円
⇒合計570円でした!
やっすいな!
さて感想ですが、天板が荒々しい合板だしビスの頭が見えているのでそのまま使うにはちと使いづらくもあります。
しかし100均で売られているテーブルクロスを使うと、デザイン性も機能性も少しアップしたように思います。
というわけで天板のデザイン性も、塗装やテーブルクロスでごまかせると、私個人は思いますよ!
また、高座椅子に合い、ノートパソコンを使いやすくするという機能性の目的ですが、これも上手く果たされました。
この記事はこの机で書いていますが、タイプしていて腕が疲れることも少なくなりました。
机の自作は、市販のものを購入するのに比べるとデザイン性が少し悪くなったりグラつきが出たりする恐れがありますが、好きなサイズのものを非常に安価に手に入れることが出来るというメリットがあります。
机のDIYはDIYとしてかなりオーソドックスなものであるため私の事例なんかより遥かに綺麗で機能的なものを作り上げている人も多いです。
そのような事例をネットで調べるのも面白いものですね。
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