コナラ伐採2日目 17年11月13日 点検と動画撮影

2017年11月19日伐採

前回

 

このブログ初の動画あります!

 

チェーンソーの点検

2017年11月11日、雨の予報だったが早朝で止む。

先日のコナラ伐採で新品のソーチェーンが焼き付いたみたいな状態になったので、チェーンソーの総点検をしてみることにしました。
ソーチェーンを新品に替えたから、目立てが下手くそすぎて焼きついたわけでもあるまい…
チェーンソー本体が悪いのか?と思って。

超久しぶりの教科書を見ながらチェーンソー全体を洗いながら、月イチレベルの点検しましたが異常は見あたらず。
ちなみにチェーンソーの点検整備作業は、毎日レベル、毎週レベル、毎月レベルの3種類くらいに分かれています。
ネットで調べたりしてもソーチェーンへの木屑焼き付き現象は、「目立て不足」か「チェーンオイルが吹き出さないこと」が原因であることがほとんどのようですが、しかしコナラ5本程度伐っただけで目立てしないといけなくなるとは思えないんですよね。

 

チェーン外してエンジンかけてみたら、ちゃんとオイル出てるし。
ガイドバーの溝は毎日掃除してるし…。
う~んどうしてこんなに熱持つのだろう?
コナラ伐採ではそんなものなの?

とりあえずチェーンが汚いので、明日買い出し行ったときに灯油も買ってドブ漬け洗浄でもしようかと考えました。
「チェーン 洗浄」で検索したら、『自転車などのチェーンは灯油で洗うのが一番。ただし、シールチェーンのドブ漬けは駄目』とのこと。
コナラ伐採時ではチェーン2セットくらい用意して、焼き付いたら交換して、作業終了後に洗浄という感じで使い回すのはどうだろうか…。

 

ていうか久しぶりに教科書読み直したら、意外に勉強になること多いな…


11月12日、ホームセンターで灯油を10Lほど買ってきました。
灯油容器で一番少ないのはこの10Lのやつでした。
もちろん容量辺りの価格はよくある18Lのほうが安いですが、まあバイクにも積みやすいし。

ステンレスのボウルに灯油を入れてチェーンを漬け込んでみます。
更にブラシでこすってみると黒いのが取れていきますが、木屑が固まったものまでは取れず。
焼き付きは灯油には溶けないか…。
少し綺麗になっただけで諦めました。

チェーンソーを組み立て、軽く目立てして、オイルが無くなったと思われるソーチェーンに直接オイルを垂らして、手でチェーンを回してオイルを行き渡らせます。
エンジン始動したら、今までちょっと渋い動きだったのに、アイドリング中でもチェーンが止まらないレベルの潤滑性のように見えました。
ダンボールに向かってエンジンふかすとオイルの飛沫もちゃんと飛ぶ。

いったい何が問題だったのか?
ソーチェーンそのものではなく、クラッチ辺りに抵抗があって熱を持ったのか?
どうしても理由分からなかったらプロに見てもらうか…。

 

コナラ伐採2日目

11月13日、また死を覚悟しなければならない日がやってきたか…。

今日は天気も良いので一日中伐採。
次の日は雨なので体力使い切るで!

まずはチェーンソーの状態を確認しながら、4mスリングベルトの救出です。
スリングベルトにガイドバーを当てないようにして、枯れ松に切れ込みを入れて分解します。
キックバックを起こしたら即オシャカですから、低回転で慎重にやりましたよ…
ある程度切れたらハンマーで叩いて割り、スリングベルトを引き抜いて終了です。

ちなみにこのときはチェーンの引っかかり無し。

次は30cmクラスのコナラを2本ほど伐っておきます。
こいつらは重心が小屋逆側だと分かりやすかったので、チルホールは無しです。
チェーンソーの試運転にちょうど良し。
なかなか良い色づきしてまんな!

枯れ松伐っているときは大丈夫でしたが、コナラを伐るときはやっぱりチェーンが引っかかります。
で、以前焼き付いた理由がわかりました。
ソーチェーンが樹体に引っかかったことで、ブレーキかけながらアクセルふかしたようになってクラッチ辺りが熱を持ち、チェーンやその周辺にも熱を持って切り屑が焼き付いた、ということかな。
だからまずは刃の引っかかりを防ぐ必要があるけど、これはコナラの特性と目立てが影響するだろうから、なかなかこれといって上手い対策がとれません。
とりあえずソーチェーンに負荷がかからないように、コナラなど堅い木を伐るときはガイドバー全体を使って伐るのは避けて、先回し切り、元回し切りでゆっくり伐るしかない、ということでしょうか。

次は遂に太いコナラです。
重心は空き地の方に向かっているように見えますが、やっぱり太いのでチルホールをセット。
以前伐採したコナラの根株を加工してスリングベルトをかけてみましたが、ちょっと適当すぎかなw
ずれそうで怖いよう!

根株にスリングベルトをかけるときは、荷重をかけたときにどのような方向に向くのかを吟味した上で、引っかかり部分をチェーンソーで作った方が良いでしょうね。
また、切れ込みは根株裏側全体に入れるより、端だけにしたほうが出来の良さに集中できるかも。

20mワイヤーを延長するときは12mm径ロープを使っていますが、先端のカラビナは写真のようにそのまま付けるのではなくて折り曲げて付けてます。
こうしたほうがカラビナに荷重が集中しないのかな?と思って。
(間違ってたら教えてください…)

かなり太いコナラなので、受け口や追い口作るときはまず表面に薄く切れ込んで何回も形を確認です。
どうせ両側からガイドバー入れないといけないので、こうやって慎重にしないと思いっきりミスりそうで…

方向や高低角決まったら切削開始です。
が、受け口作っているときに燃料がもう無くなりました。早い!
樹芯付近の受け口は合わせるのが難しかったので、ある程度切れたら大型ハンマーで半月状のやつをぶっ叩いて割って取り出し、その後中央に残っていたものを切って修正しました。

追い口はちゃんと水平になるように気をつけます。
退避場所は斜面上側なので、まず最初に斜面下側の追い口をある程度切って、仕上げは斜面上側から切るようにポジションを考えます。
先回し、元回し切りでガイドバー全体を使わず、刃の引っかかりに気を付けてゆっくり切ると、前回のような過熱はありませんでした。

樹芯付近まで伐っているとガイドバーが少し挟まれたので、クサビとハンマーで救出。
「こりゃそろそろだな」と考えてその後ちまちま切っていると、追い口が若干開いたのでエンジン切って小屋の方へ退避。
30秒くらいかけて徐々に傾いて、綺麗に倒れてくれました。

追記
自分で確認したらなかなか表示出来なかったので、フルHDから1280×720の低画質版(7MB)に変更しました。

追い口切り、退避、「あっ、倒れるなこりゃ。でもこっちには絶対来ないな」と判断して、カメラ取り出して、録画ボタン押して、とやってたら倒れる瞬間の10秒しか撮れませんでしたわ!
まあおかげでMOVからMP4に変換するだけでファイルサイズ抑えられました。
えっ?「三脚とか据えておけ」って?
いやあ、流石にそれは面倒で…

 

心の中で「ウェーイ、やんややんや!」と喜んだぜ!やんやって何だよ!
動画撮ってはみましたが、万が一退避場所に倒れてきたときに緊急回避が出来ないので、ちょっと危険かも。

長径はついに60cm。(短径は52cm)
ネットで調べてみたら、「コナラの直径は最大で60cm、樹高は20m程度」だそうな。
ほぼMAXじゃねーか!

チルホールセットなどを含めたら倒すのに2時間近くかかりましたが、大木だからまあ良しとします。
慎重にやったから切り株もそれなりに綺麗で満足です。
疲れたのでお昼休憩。

休憩時に宅配便がやってきて、注文した目立てガイド(ゲージ)が届きました。
ちょっと使ってみた感想としては、セットが簡単でグラつきが少ない!
「こりゃあ来たな」と思いましたね!
目立てのコツは色々ありますが、その一つに「丸やすりの径1/5を刃の上に出す」というのがあり、自分はこれが苦手でした。
でもこのガイドを使えばそれが簡単に出来る!気がする。

休憩後に伐ったのは根元で別れた姉妹のコナラ
40cmクラスと30cmクラス。
つるを処理して、チルホールはさっき切った大きなコナラの時に使った状態で使えそうなので、そのままの位置で使いました。
目立てガイドを使って目立てしたからか、何だかかなり切りやすい気がする!

1本目は普通に完了。
…と言いたいですが、枝やつるがちょっと2本目に絡んでいたので、倒れる時に枯れ枝があちこちに落ちまくって怖かったっす。

2本目も一応チルホールを使ってはみましたが、ほんの少し追い口切るだけで倒れてしまい、思いっきり芯抜けしてしまいました…
まあ、太い部分は薪にしてしまうから材木用のものに比べればそんなに気を付ける必要は無いんだけど、チルホールの多用はダメかな?

伐採終了後は14時半。
次の50cmクラスのコナラも切れる時間ですが、多少疲れている状況で難しい作業したら駄目かなとか次の日は雨降るからAmazonで購入したシートを薪棚に設置するか、とか考えて本日の作業は終了。
というわけでこの日は30cm級3本、40cm級1本、60cm級1本切ったことになります。
燃料は2回補給。
仕事は間違いなく遅いでしょうが、ホビー用チェーンソー使っているし自由気ままな自営業だからまあいいか!

 

日差しは物凄い量になり、バッテリー電圧もMAXです。
西日も強くなり、小屋の中も明るくなりました。
遠くから見たら小屋周辺の開け具合とは対照的に高密度の森林で囲まれているから、逆に陸の孤島感が強くなった気もする…。

とりあえずチェーンソーやチルホールを使っていて分かったことがあるのですが、何でも力任せにやるのではなく道具に負荷が掛からないようにするのが大事なんだと思いました。
道具を持って使うのがプロではなく、道具に最大の力を発揮してもらうのがプロなんだろう。

 

『汝、我が子を愛するが如くチェーンソーを愛せよ』って聖書にも書いてるから。
(大嘘)

6