ライン内での組立はやっぱりきつい!~とある期間工の独り立ちまで

出稼ぎ・バイト

マツダで期間工やっているYUです!

入社3日目に、実際に工程の習熟(教育)が始まりました。
ホンダの時はライン外での組立でしたが、今回はライン内での組立となりました!

ま、まあ期間工やるなら、最もキツイと言われるライン内組立は覚悟しなければなりません。

夜勤もそうでしたが、ライン作業も人生初です。

結論から言うと、正直キツかったですが、何とか独り立ち出来ました。

 

今回の記事は、とある期間工の習熟の始まりから独り立ちの模様を、日誌的にご紹介します。

特定を避けるために色々ぼかしてます。
分かりにくいかもしれませんが、ご容赦ください!

 

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1週目:一部作業のみ担当

1日目の最初、まずは前任者がやっている作業をひたすら見るだけ。
ライン内作業は初めてなので、「これを自分がやることになるのか…」とちょっと憂鬱でしたw
ライン外よりもマイペースに出来ないのが、恐ろしい!

昼食後、実際に少しやってみることになりました。
自分の工程の場合、作業は大きく分けて2種類あります。
1種類は単純なもの、もう1種類は車種によって大きく作業が変わるものでした。

とりあえず最初は、工程内に前任者と自分の二人が入って、自分は単純な作業部分のみを行うことになりました。
1日目の残りはその作業を終わるまでやりましたね。
でも、工程の半分程度の作業なのに、ずっとやっていると身体のあちこちが痛くなったし、疲れました…。

 

2日目、単純作業はそれなりのスピードで出来るようになったので、もう1種類の作業をしていくことに。
ライン内で動き回りながら教わるので、慌ただしく、ゆっくりと教えてもらうことが出来ない!
ライン内作業でのOJT(On the Job Training)は、ライン外よりも大変ですね…

でも、一番難しい車種以外は一通りやれるようになりました。
まだまだ遅いし、1/4くらいはどこかにミスがあったりするけどね!

 

3日目、2日目同様、引き続き作業。
まだ完璧には出来ず、何個か失敗しました。

この日の最終ラウンドに、遂に全車種、全工程をやってみることになりました。
前任者は後ろの方で確認や修正作業。
難しい車種が連続で来るとすぐに切羽詰まってくるし、なかなかミスも無くません…

まだ春だというのにかなり汗をかきました。
休憩毎にジュースを買っていると結構な額になってくるので、水でも持ってくるほうが良いかな。
この動きを毎日10時間近くやると、かなり体力を消耗しそう。
食事と休息は怠ることなかれ。

 

2週目:確認&改善の連続

2週目の初めは、別の工程で簡単な手伝いやってました。
楽なもんでした。

 

で、引継工程の習熟4日目。
今日は最初から最後までほぼ自分だけ、全作業です。
毎ラウンドの終わりに、確認している前任者から「〇〇の××が出来てないところが△台あった」と言われる。
「クソ―!」と思いながら、指先の動きや確認作業をちょっとずつ変えながら、自分なりにミスの起こらない方法を模索しました。

後半のラウンドになるにつれ失敗も無くなって、前任者から「もう引き継げそうだ」と言われました!
でも、疲れました…。
最後のほうは力が入りにくくなってきてましたよ。
ミスは無かったらしいけど。

 

5日目、この日もずっと一人で。
でも、なかなかミス一つもなく1日終わることが出来ません。
自分の工程は押し込みクリップ(ファスナー)が多く付いた部品を留めていくのですが、クリップがここまで嫌いになるのは人生初。
全部カチン!と入ればいいのに、ミリ…と微妙に入ってないやつがいるのがむかつく。
入るか入らないかの2択にしかならない構造にしてくれ!

 

6日目、やっぱり1ラウンドで1,2台ちゃんとクリップが入ってないものがありました。
こういう僅かなやつのために、確認作業を一回増やさないといけなく、手間と必要時間が増えます。
しかし大体は出来るようになったし、スピードも何とかラインに追いつけています。

というわけで、「来週月曜日から独り立ち」だと上司に言われた!

 


3週目:独り立ち

入社してから3週目、独り立ちとなりました。

工程内に一人だけですが、緊張度合いは今までと特に変わらず。
何だか以前より楽に作業が出来ていけるようになったと感じました。
休日にしっかり休んだというのもありますが、基礎体力が付いてきたと思う。

でも、やっぱり何回もリリーフ(助っ人)を呼んでしまいます。
いつも通り作業してるはずなのに、妙に押し込みクリップが入らなかったりとかで。
不具合あるものをそのまま流すよりかは良いでしょうが、出来れば少なくしたい!

…と思いつつ、体力の低下で若干持ち方やバランスが変わって、作業のしやすさも変わって、なかなか一定には出来ません。
手袋は滑りにくい専用のものですが、汚れるにつれて滑りやすくなってきたりもするし。

「さっきやった車、もしかしてミスったのかな…」と次の車の作業しながら思うこともありますが、今さら確認なんて出来ません。
それが本当にミスなのかは2日後の作業開始前のミーティングで発表される、ミスの総数でのみ分かります。
1日前なら何とか覚えているけど、2日前の作業のことなんて覚えてませんわ。
毎休憩時に、ミスだったかもしれない箇所をメモする、なんてことをしないとちゃんと覚えてられぬ。
まあ所詮期間工だから、そこまではしなくて良いか。
班長から「〇〇の××でミスになっていることがいくらかある」と作業中に指摘されたら、作業方法を若干変えるとしよう。

 

相変わらずクリップが嫌いです。
部品そのものにクリップが付いていますが、取り付け中にずれたりすることもあります。
元々、指で簡単にずらせるような構造となっています。
そういう、作業者のことを考えてない設計を見ると、「マツダはやっぱり、2流だな」と密かに思ったり。

クリップなどのズレで治そうと数秒ロス、結局治らずリリーフ呼んだり。
そういう時間ロスが出ると作業開始ラインからかなり遅れますから、急いで作業することになります。
その時にまた確認作業がおろそかになって、更にミスが出そうになったりもあり。

でもやっていくうちに何とか挿入感が分かってきて、確認するべきものかしなくてよいものかの違いが分かってきました。
普通は片手で入るところなのにちゃんと音がしなかったら、両手で押しながら振動させてみる。
部品が動かなければヨシ、カチンと入ってもヨシ、でもいくら押してもグラグラするならクリップの様子を確認。
外れてたりずれてたらリリーフ呼ぶ、という感じ。

 

3週目の終わりになると、大分安定してきました。
リリーフを呼ぶことも、1日に1回あるかないかくらい。

 

まとめ

というわけで、ライン内組立の習熟初めから独り立ちまでを、日誌的にダラダラと書いてみました。

配属される工程によって作業内容や難易度は大きく異なりますが、自分の場合は3週目で独り立ちとなりました。

これが早いか遅いかは、よく分かりません。
ホンダの時は2週目でほぼ独り立ちしてましたしね。
まああれはライン外作業だったから、というのもあったでしょうが。

何にせよ、やっていく内に慣れていくものです。
最初がキツイのは、私にも大変よく分かります!
しかしどれだけきつかろうが、日が経つにつれて体力的に作業的にも少しずつ慣れて楽になっていくはずです。
「明日は今日より楽になる」という希望を持って、最初を乗り切りましょう!

 

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