2018年キノコ栽培 植菌模様 2月21~23日

キノコ原木栽培

2018年2月21日、食料無くなってきそうなので買い出しに行きたいですが、まず朝にシイタケの植菌です。
5Ahバッテリー二つの消耗度から計算するに、充電器二つ、バッテリー3つ以上無いと連続作業はきついかも。
今のところ1000駒打つ度に大休憩や別の作業挟まないと、バッテリーの電力が足らなくなります。

午前中に軽く1000駒打って、買い出しへ。
とりあえずシイタケ3000駒購入してみましたが、この日で早々に無くなる。

買い出しから帰ってきて3時半。
500駒くらいなら1時間半ほどで打てそうなので打つことに。
椎茸は10000駒追加注文中なので、とりあえず買ってみたクリタケ3000駒に移ることとします。
クリタケは中央の心材も腐朽出来るらしいので、太いものが使えそうです。
ということで、薪にもしにくい分枝部の多いものから消化していくことに。

太いものはまだ乾燥しきってないように見えたので、仮伏せは枕木の上に横積み。
ちゃんと乾燥したものに打つなら「接地伏せ」or「横積み&大量散水」にしたほうが良いらしいですが…

重くて太いので作業台には載せず、枕木の上で打ち込み作業。
太いから直径をさしがねで測って何列にするかというのは考えずに、列間は5~6cm程度になるように打ちました。
クリタケは成長が遅いので、90cmの原木には3,4,3,4ではなく4,5,4,5と打っていった方が良いらしい。

結局、500駒使って太いもの12本程度しか打てませんでした。
駒数結構消費する。
一駒は2.5円ですから代金も馬鹿になりません。
発生するかどうか、売れるかどうかすら分からないものにいくら金をかけるべきだろう?
一事業につき年間10万円まで投資、ということにしておこうかな。
資金計画考えるのが大変です。
生活費は切り詰めれば年間50万円で大丈夫そうだから、それを元に資金計画立てるか?
時間的にはもっと作業出来るが資金が足りないという場合は、大人しくバイトでもするのが定石?

う~ん、かなり戦略的な人生になってきました。
まあこれはこれでゲームみたいで面白いんだけど。
資金計画と作業計画と自分の労力(リソース)計画を立てねばならぬ。
世の中の経営者はすげぇや。
そういう計画を立てられるなら労基法遵守するなんて片手間ならぬ片手の小指手間くらいで出来そうだけど、出来てないところが多いのは何でだぜ?

でもまあ少額投資型里山ビジネスでは大面積利用が物理的に出来ないからこそ、資源が半永久的に使えて、環境的にもビジネス的にも持続可能性のあるものに出来るのかもしれません。
将来の多額の利益を得るために設備投資や人件費に多額投資すると、資源が枯渇して山を買い足す必要が出来たり環境的にも悪いのかもしれない。
それにそのような多くの問題に立ち向かわなければいけないから、結局楽して儲けるというのが出来なくなりそう。
はあ、そろそろ気分転換したくなってきた。
俺、植菌がひと段落したらツーリングに出かけるんだ…(フラグ)

 

2月22日、とりあえず朝から太い原木にクリタケ500駒打つことに。
インパクトドライバー使用による手のひらの痛みの保護と、種駒を掴みやすいように指先を露出することを両立するため、古くなった軍手の指先を切り取りました。

集積したものの内、極太が無くなってきたのでちょっと打ち込めた本数が多くなりました。
今のところ細いものには椎茸を、太いものにはクリタケを打つという2種栽培は、原木の使い方としては不満点無しです。

追加注文した椎茸が届くまでもっと打ってもいいですが、太いものの乾燥がイマイチだし上に乗っかった細い原木をどけるのがちょっと面倒で悩む。
作業スケジュールを重視するか、栽培成功率を重視するか。
ちょっと考えて結局別の作業することにして、クリタケ植菌はお休みです。
この日の後は下屋の壁掛け収納を改良したり、ネズミサシを玉切り・集材・皮むきしたり。

やはり自由な個人事業においては、年収(年間利益)よりも生産効率(時給、日当)を重視したほうが良いかなと思います。
空いた時間余暇を楽しんだりバイトしたりしてもいい。
設備投資などは生産効率の上昇が目的なら行っても良いでしょうが、(労働時間の増加を伴う)年収の増加を目的にすると、人生の柔軟性を損なう恐れがありそうです。
だから自分が常に考えているのは、年収ではなくて生産効率。
欲を言えば同じ利益でも経費が少ない方法を望んでます。
売上1000万円経費600万円と、売上500万円経費100万円では、新規参入難易度や最初に用意するべき資本金が異なるから。

最近の夜は記事を書かずに、経営の方法とかきのこ栽培技術のことばかり調べてます。
やっぱり動画とか見るのが一番分かりやすい。

自分はマキタのTD138、14.4vのインパクトドライバーで穴開けてますが、専用ドリルに比べたら遅い。
というか専用ドリルすげえ早いっすね。
でも使うとなるとAC100Vだから小屋から遠くなると発電機必要だし…
駒打ち速度は同じくらいもしくは自分の方が早いくらい?
駒をいくらか仮差ししてから打っていく方法と、一つずつ打っていくやり方がありそう。
前者のほうが一見早いかもしれないですが、打っているときに振動で落ちるときがあるから、駒を探す手間を考えたら今のところ自分は一個一個打っていくかなあ。
こういう単純作業のコツは、工場労働と共通点も多いです。
一つのことだけやり続ければ絶対に上達し続けるとも限らず、全く違う仕事から学べることも多い。

 


2月23日、追加の種駒は本来は昨日届くはずだったのに届かなかったので、今日は朝からネズミサシの皮むき。
昼前に電話。
ミスで別の県に行ってしまったらしい。
なので早くて今日の18時届く予定に。
まあ、自分も仕分けのバイトしたことあるからそういうのあるのは知ってますけどね。
やっぱりこういうトラブルもあるので、作業計画は余裕のあるものにしたほうがいいでしょう。
空き時間は環境整備など、いつでも出来ることすればいいし。

午後に、仮伏せ中に運ぶかと思ってた最後の原木を運搬です。
これで後は植菌、原木が足らない場合の追加の玉切り、本伏せ場所の整備するくらいかな。

また夜に栽培方法についてちょこちょこ調べてみたら、仮伏せ中は散水する例もあれば、しない例もあるよう。
今回は東方敷地の分は散水しないようにしてみます。
散水しないといけないならバケツと天秤棒と柄杓で水やりしようかと思ってましたが…
つまるところ、今シーズンでは方法や環境が異なる区画が4,5区が出来るということ。
どれが最も良いかは今のところ分からないけど、もしかしたらそんなに分かりやすい差は出ないかもしれない、というのが今の所の印象。

そこそこの経費と多大な労力をかけて失敗するかもしれない。
でも元々結構難しそうなライフスタイル送ってるんだから、「失敗したらどうしよう」じゃなくて「成功したら嬉しいな♪」の心構えで挑みたいものです。
むしろその心構えでないとやってられへん。
決して儲けるためだけにやってるわけじゃない。
好きなことを仕事にするというより、好きじゃないと出来ないこと。
でもどうせ小屋建築の時のように、いくらか失敗しても「この俺様が失敗しっぱなしでいられるか!リベンジだ!」って気分になるかもね。

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