山小屋暮らしセカンドシーズン開始 その2

2017年11月3日山の暮らし, 家具・家電・収納

前回

 

日常生活の再開

2017年10月25日、快適な睡眠を与えてくれた布団から起きると、何とそこは山の中。
いやまあ当たり前なんだけど、「始まったな!」という感じが致しますね。

実家暮らしの頃は朝起きたらコーヒー淹れてくれてましたが、今日からは自分で。
スマホのネットラジオを聞きながら、コーヒーと食パンの朝食。
山小屋で飲む、いつもの味。僕にとって新鮮みがないことが、成功の証だと思う?

 

今日は生活環境を整えてみようかと思います。
まずは作業着に着替えて、草刈です。

鎌が錆びまくっていたのでまずは軽く研ぎます。
小さな平ヤスリでパパっと研いで完成です。まあ刃先だけそれなりになれば良いでしょう…。
鎌で草刈っている時に食べられそうな野草を探してみましたが、茨とヨウシュヤマゴボウという毒草くらいしか見分けられませんでした…。
田んぼの畔に生えているような野草なら見分けられるのになー。
野草を野菜代わりにできれば家庭菜園作らなくていいから楽なのになー。

草刈りは30分もかからずに終わりました。
とりあえず生活上よく歩く場所さえ綺麗になればいいのです。
ちょっと残っていても踏みまくっていれば勝手に枯れていくでしょう。
完璧にやるよりも9割ずつやるほうが楽なもんですよ。

 

 

低木伐採が終わった場所も見てみましたが、コナラによって日が遮られているからか、それほど草は生えていませんでした。
広大な山林を毎年草刈りしないといけない、というわけでもなさそうです。
とりあえず必要な場所、必要なタイミングでのみ刈っておけばいいんじゃないかと。

 

次は山水の整備です。
まずは取水桶の中の石や泥を取り除き、中間点で空気抜きすると、すぐに出てきました。

この後他にも、ロケスト周辺の掃除をしたり、外トイレに便器置いて整備したり。
復旧作業は数分単位で終わっていきます。

 

残りの午前は公道の掃除を行いました。
軽トラとかなら普通に走れるのでしょうが、バイクだと枝葉があると滑りそうになって怖いのでちゃんとやっておくことにしました。

プラレーキ(熊手)で掃いていく地味な作業です。
定年退職後に妻にべったりする夫のようなやつはうっとうしいですね。(素直に濡れ落ち葉と言え!)
期間工の頃はあまり手のひらを酷使してなかったからか、掃除中にマメが出来て潰れてしまいました。
う~ん、やっぱり体力落ちてる。

昼飯はロケストでスパゲッティ。
プラダン屋根が吹っ飛んで薪が乾燥しておらずまた不慣れのため、火をつけるのにかなり時間かかりました…。

 

午後は実家から持ってきた棚を組み立てて物を片付けることに。
古い棚だからか棚板手前側中央がたわんで危ないので、適当な棒を拾ってきて横からビスで留めて補強しておきました。
これで本を入れまくってもたわまない!
棚に荷物入れていくと、物が一気に片付いていきました。
やっぱり高さ方向に空間を活用できる棚は便利です。

この日は妙にカメムシが多かったので窓やドアを締め切って溜まっていた郵便物を読んだりしていたら、もう夕方。
晩御飯はロケストで作った焼きそば。
出稼ぎ前の日常が戻った。

 

年金・国保の手続き、開業届の提出

10月26日、今日は役所関連巡ります。
超快晴なのでバイクで走るの超気持ちいい!

出稼ぎしている間に国民健康保険の保険料計算式が載った請求書が届いており前年の所得割が少なかったので少し免除できると思っていましたが、全く軽減がありませんでした。
役所に行って担当に聞いてみると、国保自体所得(給与所得の場合、収入ー給与所得控除)から33万円引く基礎控除みたいなものがあり、それが一定値以下なら2割・5割免除、0円なら7割免除というような感じでした。
国保の手続き担当もよくわかっておらず、税務課の人に調べてもらってようやく根拠が判明しました。
国民年金より免除の条件は厳しいですね。
均等割も高いし…。

国民年金は前年どおり、書類に署名と押印して終わり。
ついでに免除申請もやっておきました。

この後税務署行って、遂に開業届と青色申告承認申請書の提出です。
書類は税務署内にありました。
合わせて提出するものは無いので、印鑑だけ持っていけば大丈夫っぽい。
職業は『林業』にして、開業日はキリの良い10月1日にした。
開業届けは開業日から1ヶ月以内に提出しないといけないらしいですが、26日なら問題なし。
何か色々言われるのかなあとか思ってましたが、何も言われず受理されました。
人生の一大イベントだと思ってたのにかなりあっさり!

これでもう失業しても雇用保険金はもらえませんが、青色申告することにより、経費の算出、赤字のときは別の所得(給与所得など)を減らす『損益通算』や3年間の『赤字繰り越し』が出来るようです。
ちなみに林業と言うと材木の生産を思い浮かべる方が多いと思いますが、キノコ栽培などの『特用林産』も林業の範疇だから!
特用林産の生産額はそれなりに多いのに林野庁発行の林業白書での記述少なかったりするから日に当たりにくいけど!
キノコだけに!

更に県民局の林務課に寄って、昨年忘れていた狩猟免許の住所変更
申請書は担当から直にもらってその場で書いた方が、提出も同時に行えて楽でしょう。
わな猟の場合は前住所の免許、本人確認できる物、印鑑が必要です。
銃猟だともっと面倒だと思う。

 

ちなみにこの日は快晴だったので小屋の窓を開けっ放しにして中を乾燥させようとして、帰宅したら、カメムシ入りまくってました。
くせえ。

これで小屋内外の整理や行政手続きも終わったので、山小屋暮らしセカンドシーズン本格的に開始です!
とりあえずこのシーズンは事業に関連する作業を優先し、合間合間に住環境を更に整えることにしましょう。
住むための開拓から、事業のための開拓になっていくかも…。

ブログの記事もこれからは各作業ごとに分けていくことにします。

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