山小屋暮らしセカンドシーズン開始 その1

2017年10月31日山の暮らし, 家具・家電・収納

前回?

 

山小屋と敷地の様子

2017年10月20日、快適な小屋暮らしのためにテント生活中には持ってこれなかったものを、雨の切れ間に実家の車で搬入
持ってくるのを躊躇していた雑多な物を積み込むと、結局満載です。
でもこれでようやく布団で寝られるし、本棚やスチールラックで収納力アップだぞ!

 

4月12日の出稼ぎ出発前はこんな感じでしたが、半年後はどうなっているのかというと!

 

 

 

 

台風で倒壊していないか、いたずらとかされてないかとか不安でしたが、パッと見大丈夫でホッと一安心。
予想は出来てましたが、敷地中草まみれや!
人がいないとすぐみすぼらしくなりますねえ。
まだ落葉してないからか、南側のコナラが日を遮って少し暗いです。
ていうか物置テントのブルーシートめくれてるし、薪棚のプラダン屋根全部吹っ飛んでるがな!

一つ一つ見ていくか…

まず南北面下屋内ですが、季節がらジョロウグモの巣が多くて汚れているように見えますが、雨水を上手く遮っていたので草がほとんど生えていません。
草が生えなければ床下の通気性も確保されますので、小屋の耐久性もアップするでしょう。
そういう意味でも下屋は役に立ったようです。

柱下部もちゃんと塗装していたからか、腐りやシロアリは見られません。

しかし塗装していない部分は風や湿気で多少劣化したのか、白木のときよりみすぼらしくなっています。
雨水は直接かからなかったのでしょうが湿気だけでもカビが生えてくるようなので、結局みすぼらしくなるなら最初から塗装しておけばよかったと感じました。

 

劣化しやすい床下はどうかということですが、こちらも防腐処理した床束が上手く作用して劣化無し。
根がらみの上に置いた材木はもちろん、直接地面に置いた材木にもほとんど劣化は見られません。

 

雨樋は詰まってないか見てみましたが、少しゴミが溜まっているだけであふれ出るレベルではないようですね。
1年に1,2回掃除すれば大丈夫そう。

雨水は絶対にかからないと思われる波板下地の横桟ですが、こんなところにあるのにカビが生えてました。
垂木にもカビが生えているようなので、結局外気に触れる木材は全て塗装した方が劣化は少ない、と思います個人的に。

 

薪棚屋根のプラダンは全て壊れていましたが、おそらく原因は紫外線ですね。
指でつまむと粉々になっていきました。
プラダンが壊れたことで薪棚の水平剛性も無くなって柱が傾き、薪が崩れたところもあり。

再考が必要です。

 

 

前回製材した木材ですが、薄手(#1000)のブルーシートでは防水が出来なかったのか、キノコ生えてました!_| ̄|○ il||li
まさかここまで劣化するとは…
とりあえず材木の野外保管は厚手のシートが必須というわけでしょうか。

補足

キノコ原木栽培のほだ場は思ったほど薄暗くてジメジメした場所ではなくて、木漏れ日が入って通風のある場所が良いらしいです。
薄手のシートをかけただけでは直射日光を遮って雨水を通すだけだから、むしろキノコやカビを生やすのを手助けしてしまったというわけ!

 

ドキドキしながら玄関ドアを開けてみると、意外にもカビ臭さが皆無で、出発前と同じく建材っぽい香りがします。
調湿性のある木材と繊維系の壁にしたからか?
換気は一切してなかったのに、これにはビックリです。

 

隙間から小さな虫が入ったのか、ほこりのようなものやクモの巣が若干ありますが、掃除すれば良いだけです。
この程度なら特に耐久性に関わるものではありませんね。

外部・内部共に、闖入者によるいたずらや盗難も無し。
自分も何かされていたら、ベトコン式の対策するところだったわい!

車から荷物を降ろして小屋の中に入れまくっていたら、物で溢れかえってしまいました。
棚も持ってきたので、整理していけばまた広くなるでしょう。
建築道具などは木くずが付着しやすいので、下屋内などに保管しようかと。

 

この日の内に棚を組み立てたりしようかと思ってましたが、搬入で体力使ったので早々に帰りました。
10月だというのに台風が来るらしいので、過ぎ去ったらバイクで再入植しようかと。
それまでは実家でのんびり。


10月23日、風が強すぎるのでまだ帰省中。
せっかくなのでビバークやわな猟の体験に(勝手に)使っていた実家近くの山林へ、お礼参りに行くことにしました。

 

 

まあお礼参りと言っても特に何かするわけではありませんがね。
どうなっているか見てみたかっただけ。

かつての果樹農家の廃屋と竹林があり、最近人が入った痕跡も無い孤独で静かな場所です。
週末はよくここに来て、山暮らし・田舎暮らしの妄想をしていました。
廃屋内にも竹が入り込んで、屋根を突き破ったりしています。
早晩この廃屋も倒壊することでしょう。
侘しいねえ…

 

山小屋生活開始

10月24日、バイクで山小屋に帰宅しました。
台風が来たので小屋とその周辺の様子も少し変わるかと思ってましたが、道に枝葉が多く落ちているだけで敷地内に変化はありませんでした。
とりあえず今日は久しぶりの山の環境に慣れるということに専念し、食料の購入と物の整理のみ行います。
ひとまず食関係のものを点検。

 

保存食(魚肉ソーセージなど)や調味料は特に問題無さそうに見えましたが、インスタントコーヒーとクリープの容器に湿気が入り込んで、めちゃくちゃ固くなっていました。
コーヒーは灰色に変色して飲む気が失せたので、捨てることに。
クリープは色に変化無いし、カビっぽいものも生えてないのでそのまま使うことにしました。
塊はハンマーで砕く予定です。

プラスチックキャップだけでは湿気を通してしまうのでしょうか?

 

 

白米と押し麦と玄米を配合したものはジップロックで保管していましたが、若干蓋が開いていたのか、虫が発生していました。
よくあるコクゾウムシの幼虫でしょうか?
幼虫の数が僅かだったら「タンパク質だ!」として無視しただろうけど、糞のようなカビのような白い粒が大量についていて気持ち悪いので、結局堆肥場に捨てました。

白米はこれだけだったので良かったです。
プラ箱に入れていた押し麦と玄米は何ともありませんでした。

 

補足

調べてみたらノシメマダラメイガのようです。大量保存用に紙袋に入れていた押し麦は何ともなかったですが、玄米には大量に発生…。玄米含めて米類は密閉容器に入れたほうがよさそう。

この後スーパーに行って当面の食料を購入しました。

 

 

帰宅後はひたすら搬入した荷物含めて片付けです。

布団が来たことで用済みになった寝袋は干して、袋に入れて収納。
服の多くはハンガーにかけて保管していましたが、なぜかスーツにのみカビが発生。
それ以外の衣類は何ともないのに!
どうして!?

 

電気関係のものはほとんど大丈夫でしたが、なぜかインバーターのみ作動せず。
インバーターが無いとノートパソコンと電動工具が使えません。
USB充電と12V充電は出来るから、スマホや乾電池の充電は出来るけど…
どうせ正弦波24Vインバーター購入する予定でしたが、どうして壊れたのかがわからないとまた壊してしまいそうでおとろしいぞい。

(なおこの記事は図書館にノートパソコン持ち込んで書きました)

 

 

実家から持ってきたメタルラックを組み立てて、配線もちょっと変えてみました。
やっぱり棚あると便利だわ。
玄関近くに棚あったらよく使う道具が置けて超便利。
床掃除もしやすいです。

 

敷地を見回ってみたら、萌芽力強いと言われているコナラは案外発生少なかったです。
コシアブラも駄目ですねえ。若芽採って天ぷらにしたかったのに!
柿(↑写真)とヤマザクラは無茶苦茶萌芽発生してました。
「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」と言うように、サクラは萌芽力弱いと思ってましたが…もしかしてヤマザクラでは無かったのかいな?

もう10月下旬ですが、コナラの紅葉はまだっぽいです。
紅葉始まったら伐採して、キノコ栽培のほだ木にしていく予定です。
それまでは低木伐採でもしようかな。

山水は詰まってしまっているのか、パイプからは出ていません。
めんどいので今日は復活させず。
疲れた。去年の入植経験から分かっていたけど、新しい環境に慣れるまでは疲れやすいもんですね。

 

もう実家では使っていないらしい、オートキャンプ用の調理台をもらったので組み立ててみました。
台所も購入する予定ですが、今のところはこれで行くことにしましょう。
将来的には調理場デッキに置く予定。

(そう言えば前シーズンに取り付けたのに工程を記事にしてなかった)20w相当のLED電球は、実家の明かりと比べたらやはり暗いです。
でも、ゆっくり慣れていくことでしょう。

 

 

その2に続く予定。

 

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