発芽したコナラのどんぐりを苗木用コンテナ(ポット)に植え替えてみるが…
2019年のゴールデンウイークに小屋へ帰った時、発芽したコナラを苗木用コンテナ(ポット)に植え替えました。
前回同様、今回も適当な方法です。
まあ今年は実験ということで…
10月に植えたどんぐりを、5月に確認
段ボール苗床
段ボールの中に土(そこら辺で取った粘性土)を詰めて、10月にどんぐりを埋めてました。
5月になって掘り返してみると、ちゃんと発芽しているものばかり!
…おお、コナラは簡単に発芽すると聞いていましたが、こんなに適当でも大丈夫とは。
苗床の土も、あまり拘りなくてもいけそうですね。
山中の苗床
但し、山中に直接蒔いた分は、全く発芽しませんでした。
掘り返してみるとドングリすら見つかりませんでした。
ネズミや虫に食われたんだろうか?
コナラは、生理的には発芽用苗床は適当で良いですが、害獣・害虫対策はする必要あるようです。
ピートモスと腐葉土をコンテナ培土に
ポット・コンテナ苗の培土は、清潔で通気性良く、水はけと水持ちのバランスが取れたものが良いです。
基本的には赤玉土、バーミキュライト、ピートモスなどが良いようですね。
自分の場合は…
堆肥場に積み上げて分解が進んでいる「腐葉土」と、
ホームセンターで買ってきた「ピートモス」を使いました。
スギ・ヒノキのコンテナ苗栽培では、ピートモスとココナツハスクを使う例が多いです。
今回は節約のため、腐葉土をココナツハスクの代わりにしてみた、というわけです。
配合割合、方法は適当ですw
腐葉土は自家製だから、大きすぎるものが混ざってます。
害獣ネットくらい荒いもので、ふるったほうが良かったかな!
コンテナに培土を充填
土を作ったらコンテナに充填していかないといけません。
一個一個の穴に手作業でちまちま詰めていくのは大変なので…
培土をコンテナの上に撒いて、
別のコンテナを上に載せ、その上に自分が乗って踏みます。
どの穴にも圧力がかかって、土を詰められました!
こういう地味なテクニックはかつての職場で学んだものです。
やっぱり初めての分野を学ぶには、会社とかで働いたほうが良いのかなあ…と改めて実感する今日この頃。
コナラをコンテナに植え替え
コンテナに土を充填できたので、コナラを植え替えていきます。
スギやヒノキは浅根性樹種なので、植え替えもまだ楽だと思いますが…
コナラは深根性で、主根と側根があるから、スギ・ヒノキと同じような植え替え方法を使えない!
コンテナの土を杭で掘り返して植え替えてみますが、根が長いので非常にやりづらいです。
土を詰めたのに、結局大半を掘り返して埋め戻すことになったり。
時間をかけまくって、何とか1個のコンテナ(40穴)に植え替え完了…
う~ん、この方法は時間もかかるし植え替え時のダメージも大きそうだ。
コナラのような、発芽率が良くて深根性の樹種の場合、土を詰めたコンテナに直接播種のほうが良かったかな?
段ボール苗床ではほとんどのどんぐりが発芽してたし。
但し、補充用として苗床にも蒔いたほうが良いでしょう。
直接播種で発芽しなかった穴があるなら、4,5月頃に植え替えするとか。
どこで夏を過ごさせる?
コンテナ苗栽培では、土から浮かせて空気根切りを行います。
ただしその場合は土からの水分を吸収できず、乾燥しがちです。
なので普通は、夏場に散水できる施設が必須です。
今の自分の小屋の場合は散水施設が無いし、夏場はいません。
そこで…
粗朶の上にコンテナを置き、周りも粗朶で覆うことにしました。
直射日光が当たる場所でも、草木などの粗朶を置いておけば、結構保湿してくれます。
乾燥にも強いコナラですが、こんな方法でも夏を生き延びてくれるんだろうか?
まあ実験です。
将来的には、小屋の南側を苗畑にして、山水の余剰分と散水ホースで水やりしたいですね。
夏場留守にする場合は、遮光率30%(最低率)の遮光ネットをかけて乾燥を予防してみるとか?
ちゃんとやるなら、やっぱり麓の平地で散水しながら育てるほうが良いよなあ。
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