開拓の開始、テント生活のために灌木刈り・整地・土台作り
何もない山の中で開拓生活を送るため、当分の拠点としてテントを建てることにしました。
今回の記事は、ジャングルみたいな山の中に、テントを建てるための準備をしていく模様をお送りいたします。
前回は軽自動車で荷物を搬入しました。
移住・入植の開始
2016年9月3日、貴重品を持って我が愛車である大型バイクNC750sと共に入植を開始。
現場に来る前に当面の食料を買い、とりあえず2,3日は山にこもれる装備を整えました。
この日に初めての水汲みも行いました。
以下の記事にまとめています。
灌木刈り
まずは当面の拠点となるテントを設営するため、設営候補地の邪魔な木を切っていきます。
比較的道路から近いところに、尾根上でありながら平坦な場所があったので、そこを拠点とすることにしました。
というか、この山林を購入することを決めたポイントの一つが、この平地だったのです。
この平地近くにも大きな木がいくつか立っていますが、小・中の木を切ればテントくらいは普通に建てられそうなものです。
大木を切らないとテントも設営できないところでは、場所を変えた方が良いでしょう。
小屋建設予定地とちょっとバッティングするかもしれないけど、とりあえず今は拠点設営が重要です。
数年前にホームセンターで購入した鉈と鋸で、邪魔な木を一つ一つ切っていきました。
間違いなく邪魔になるものは根際から鋸で綺麗に切り、ぎりぎり邪魔になりそうなものなどは手で曲げて鉈で切りました。
次の日に他のテントやタープを張ったりすることになりますが、テント設営時に周辺の木を伐りすぎないでよかったと思います。
切りすぎてしまうと、張綱を結ぶ場所が少なくなって難儀しますから。
最終的に杭を打って張綱を結ぶことになりましたが、一番最初ではその杭すら用意するのが面倒です。
小さな木でも、無計画に切りすぎるのはおススメしません。
整地
灌木を切っただけでは落ち葉や枯れ枝が大量に落ちているし、地面も平坦ではありません。
整地をする必要があります。
整地を怠ると歪んだ土地でしばらく生活をすることになるので、出来れば長く時間をとって不満点をゼロにしたほうが良いでしょう。
山の腐葉土は良い肥料になりますが、建設には邪魔なだけなので除去していきます。
私の場合は、所持していたアメリカンレーキで除けました。
これがあれば簡単に邪魔なものを取り除ける!
と思っていましたが、地上に露出してきた大量の根っこなどに引っかかってなかなか思うようには行かなかったです…。
次は、鍬(くわ)で土を掘り返しながら、大体の平行を取っていきました。
と言っても、どうせコンクリートブロックによる独立基礎にします。
ブロックを置くであろう場所の高さを大体同じくらいにする、というような適当な感じで最初は平行を取りました。
土は掘り返すとほぐれて体積が増えますが、踏みしめないとだんだん重さで形が変わっていきます。
盛り土部分はしっかりと踏みしめました。
スタイロフォームでテント土台づくり
父からもらった古いテントは、約210cm×210cmの3,4人用のものです。
検索してみたら、以下の物が近いかなあ?
このテントを当面の寝床とします。
晴れの日だけのキャンプなら、土台も適当で大丈夫です。
でも長期間のテント生活なら、雨が降る日だっていっぱいあります。
ですので、まずはテントの大きさに合った土台を作り、雨が降っても快適に過ごせるようにする必要があります。
最初のテント土台は、ホームセンターで購入した『スタイロフォーム』としました。
スタイロフォームは発泡スチロールのような断熱材で、住宅にも多く使われています。
断熱性があるのはもちろんのこと、そこそこ堅いし、腐らないのが良いかな…と思って選んでみました。
スタイロフォームの大きさは、合板同様1820×910mm(1畳)のものがほとんどです。
テントの床面は210cm四方くらいだから、3畳半(2,730×2,730mm)使うのが良いでしょう。
でも、今回は節約のため、2畳分だけ使用。
最初に2枚を地面に置いて、大体の位置を確認。
スタイロフォームを触るのは初めてですが、やっぱり発泡スチロールみたいなもんだから、ちょっとブロックに当たったりするとすぐに欠けてしまいますね~。
当初は、「支点は6つくらいで大丈夫だろう」と思ってました。
とりあえずブロックを置いてスタイロフォームも置いて、その上に座ってみると、ものすごくたわむ!
これはやばいぞ、こんなんじゃあまともに暮らせないなと思って、急遽そのへんにあった石と持ってきたワイヤーを巻いたドラム(?)を用いて支点を二つ増やしました。
それでもなお座ってみるとたわんでいましたが、この日の体力の残りも考慮してとりあえず今はこれで妥協する事にしました。
雨雲も近づいているから、早さが重要だったのです…
というわけでスタイロフォームを土台とした場合の教訓は、以下の通り。
- スタイロフォームは50mm厚でも、テントの土台とするには剛性が少なく心もとない。
- もし土台とするなら。支点間の長さは最大でも60cmまでとする。
- でもやっぱり、合板よりもクッション性と断熱性と耐腐朽性に優れていそう。
支点の位置もとりあえず決めたことだから、いよいよ基礎の平行を取っていきます。
使用したのは、水平器と、鍬。
ぱっと見平坦な場所に見えるのですが、実際測ってみると写真奥側が上方にあり手前に向かって下っているというのが現状でした。
地面を上方に合わせて下方を盛るのか、下方に合わせて上方を削るのかは悩みどころですが、私は深く考えずに上方側に合わせることにしました。
まず上方側にブロックを置いて、その上にスタイロフォームを置いて、Amazonで購入した水平器で水平を測り、傾きがあれば対象のブロック下の土を掘ったり盛ったりして、また測定し直し。
地道な作業です。
簡単そうに見えて体力と時間を多く使う作業ですから、時間をたっぷりかけて行ったほうが良かったのでしょう。
私の場所はすでに体力も少なくなって来ていましたから、下方の盛り土部分は随分と妥協する結果になりました。
おかげでテント設営後も奥側から手前側への傾斜はとれないままとなっていました。
でも、奥側に頭を向けて寝ると案外普通に寝られましたよ。
支点の水平調整後、その上にスタイロフォームをポンと置いて土台も完成!
何とも適当な基礎と土台となりました。
この日の後は「テントの設営」に続く!
後日談:切り株埋没による整地
テントを無事設営した後の9月10日、チェーンソーを入手して、テントの近くにあった邪魔な木を伐りました。
その模様は以下の記事で。
これでテントを自由自在に位置の変更が出来るわけですが、このままでは切り株が邪魔となります。
切り株の除去には、バックホウなどによる重機での抜根、切れ込みを入れて爆薬で爆発させる過激な方法、地道に穴を掘って根を切っていく方法などがあるようです。
しかし今回は、テント設営のための切り株除去ですからあまり深く抜根する必要はありません。
そこで、今回はいくらか鍬で切り株の周りを掘って、チェーンソーで切って埋め戻す作戦を取りました。
まずは鍬で、切り株の周りを掘ります。
やはり根っこが周辺に伸びているからか、小さな根によく引っかかりました。
こういう場合はチェーンソーで切ると石も切ってしまって一気に切れ味が悪くなりますから、安い手鋸を使い捨てる覚悟で根を切っていった方が良いでしょう。
土を掘り、根を切り、そしてまた土を掘り…と進め、チェーンソーの刃が難なく入れる程度、埋め戻しても邪魔にならない程度まで掘っていきます。
チェーンソーで切る前に、切り株の土を丁寧に払いのけていきます。
見えないところに石が挟み込まれていたら、これまた切れ味が悪くなってしまいますからね。
十分な準備が出来たら、石を切らないように気をつけてチェーンソー作動!
流石チェーンソー、最高の力だぜ!すぐに切れちまう!
ガイドバーを斜め下に入れた場合、逆側からも斜め下に切ってV字状にすれば、小さな穴でも深く切ることが出来ます。
切った後は切り株や根をいくらか取り除き、土で埋めて、足などで締め固めたら完了です。
この日はこのような切り株除去を合計5か所も行い、これまた体力の使い過ぎでへとへとになりましたよ…。
後日談:土台に合板を追加する
9月16日、いい加減な基礎と土台のままテントを張って生活していたところ、テント入り口側のスタイロフォームに大きなひびが入って歪んでしまいました!
ヤバい!と思ってすぐに乗せていた身体を支点の上にずらし、現況確認と思案を巡らせます。
さてどうしよう、支点を増やすかそれとも剛性のある厚めの合板を購入するか…
これまで生活していて分かったものとしては、スタイロフォーム単体を土台とするには無理があったんじゃないか、ということです。
そこで結論としては、次の日にホームセンターで軽トラを借りて合板を購入することにしました。
今はまだ車持ってないですからね。
バイクだけです!
とりあえず割れた部分にはかすがいを打って応急処置をしました。
まあ本当にただの応急処置で、歪みは全く取れず、この日は支点の上だけに加重をかけて就寝しました。
9月17日、この日は朝7時30分から営業している、軽トラも借りることのできるホームセンターで以下のものを購入しました。
- 塗装合板2枚(1800×900×12mm):1,680×2=3,360円
- コンクリートブロック2つ:118×2=236円
- かすがい3つ:11×3=33円
金額計:3,629円
(ついでに一輪車とスコップも買いました。進入路造成用です)
ホームセンターで軽トラを借りるのは、人生で初めてです。
軽トラは90分まで無料で借りられるようで、サービスセンターで免許証の提示と住所氏名等の記入だけで大丈夫でした。
このとき借りた軽トラはスバルのサンバーで、オートマだったので運転はかなり楽なものでした。
久しぶりの運転は楽しかったですね~。
仕事しているときは2tのロングのMTトラックを運転したりもありましたから、軽トラは楽ちんです。
自分の山までは片道30分で来れて、返却時は鍵の返却だけで済みました。
さて、ようやく合板の設置です。
まずはテント内のものを粗方外に出す必要があります。めんどくせぇ~。
と言っても多くのものは別のテントに入れていますから、自分の所持しているもの全てを出していく必要はありませんでした。
次にペグを抜いていき、テントを半フリー状態にします。
まずは不足していて応急処置をしていた二つの支点を、ちゃんとしたブロックに替えました。
記事の上述どおり、土を盛ったり削ったりしてブロックを置いて水平測ってまた調整の繰り返しです。
初めての土台設営時とは違って時間に余裕がありましたので、ちゃんと水平をとりました。
基礎設置後、テントを少し持ち上げてスタイロフォームの上に塗装面を上にした塗装合板をゆっくり滑り込ませていきます。
塗装面を上にしたほうがささくれなくて、テントの保護になる、よね?
2枚ずつのスタイロフォームと合板が動かないように、接合部にかすがいを計三つ打ち込んで完成です!
塗装合板の上に乗るとやはりスタイロフォームに比べてクッション性と断熱性に劣るように感じましたが、剛性があるのでかなり安定感があり、生活にも安心感を持てるようになりました。
これでテントの土台は完成!
※追記:小屋へ移住するまで、テントの土台はずっとこのままでした。
補足
どうせなら合板を下にしてスタイロフォームを上にしたほうが、身体の熱を合板に奪われにくかったかな?
なおこのとき、降水確率が20%ほどだったのに急に強い雨が降ってきて、テント外に出していた多くのものを濡らされました…
もうちょいタイミングずらしてくれないかな?
バババーッ!っと荷物を入れたので、テント内はメチャクチャ!
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