調理場ウッドデッキDIY 間柱と金属板壁

調理場ウッドデッキ

前回までで屋根と壁が出来上がってウッドデッキとしてはもう完成なのですが、今回はロケットストーブ設置のための防火処理ということで、ガルバリウム平板の壁を張ってみました。

 

メインに使用する材料は3×6尺ガルバリウム平板です。
ホームセンターの波板のコーナーにありました。
単価は1,580円、3枚購入。
ガルバリウムなのでカラートタンよりも錆びにくく、波板よりも密閉性が高くて一枚あたりの大きさが大きいのが利点か?

合板と同じく1820×910かと思いきや1830×915mmという、合板より若干大きいもの。
ひとまず留め方を実験してみますが、木材と繋ぐなら32mmビスなどで大丈夫そうです。
一本繋ぐだけでもしっかり固定出来ました。
体勢が良ければドリルで下穴を開ける必要も無さそう。

 

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天井板

2018年4月16日、施工開始です。
調理用ロケットストーブを使う場合、最も熱が滞留するのはその上方だと思われますから、天井の防火処理はやっておいたほうが良いでしょう。
垂木→石膏ボード→ガルバ平板とする方法とか、垂木→長いビス打ち込みによる隙間→ガルバ平板とする方法などを考えていましたが、結局漆喰塗った垂木に直接ガルバ平板を打ち付ける、という最も簡単な方法としてしまいました。
ま、まあ木材は直火で炙られずに輻射熱などで熱されるくらいならそうそう燃えないし、大きめの金属板ならすぐに熱が放散していくだろう、と思って。
またここでロケスト使いだしたら、この方法だとどうなるかの観察記録を付けてみたいと思います。

さて、施工のことですが、これは単純に455ピッチで取り付けた垂木に、約200mmピッチで32mmビスを用いて留めつけていくだけです。中央は倍の400mmくらいのビスピッチとしました。
しかし小屋建築時でもそうでしたが、やはり天井板となると仮置きがかなりしにくいので、今回も苦労しました…

 

綺麗な床板にコンクリブロックを置き、背伸びして頭で板を抑え、予め下穴開けたところにビス打ち。
1本ビス打ちするまでは全身の筋肉を使う苦行でしたが、何とか1本打つとかなり楽になりました。
手が滑って板を落としても、その1本が外れることもなく。
やはり金属は強いですね。石膏ボードは弱いけど!

2本目のビスを打つ時は全体の角度を微調整しながら、慎重に留めつけます。
3本、4本と打っていくともう大丈夫。
後は既定のビスピッチで打っていくのみです。
薄い板なので外周と中央部分を全て留めつけても、押すとボヨボヨとたわんだりするところもありますが、今のところ特に不都合は感じません。

 


西側面

次は柱と桁を保護するための西側の側面です。
固定の下地ですが、平板の大きさに合わせた位置にSPF2×4の間柱を一本取り付けました。
この間柱は建物全体の剛性をアップさせるのではなくて、単に板の下地なだけですから、桁と床板に突き付けで平金物使って固定しました。
確か1枚20~30円程度の金物でしたから、安いものです。
メジャーで正確に位置を合わせて、スリムビスで固定。簡単!

間柱を取り付けるとこうなります。
水性白塗料で塗っておきました。
方杖と干渉しそうでしたが、ギリギリ大丈夫でした。あぶねえ…

内側からガルバ平板を留めつけていきます。
側面は柱と間柱、上方は桁としましたが、下方は床板の側面に固定しました。
中央部分は固定していないのでポヨポヨしますが、何かを重い物を立てかけることは無いのでまあいいでしょう。

天井板との隙間には、いつの間にか購入していた銅テープを使用してみます。
アルミテープよりかは耐熱性あるような気もしますが、でも外れるときはその粘着剤が燃える時ですから、テープとしての性能の差は無いかもしれない…

 

2面張ることで一応垂木と柱と桁の保護が出来ました。
遠目で見たらなかなかの違和感で、笑えますw

「別にもうこれで良いかな、奥の方は張らなくても良いかな?」という気にもなったのですが、雨天時の降り込みのことを考えたらやはりもう一面あったほうが良いだろうと考え、北側の側面の施工開始です。

 

北側面

北側面には下地が一切ないので、西側面より少しだけ工夫。
まずはこちらもSPF6f(1835mm)を間柱として用いますが、こちらはカットせずに使用。
柱の側面から915mmの位置に間柱の端が来るようにして、金物で固定。

下方は床板と角金物で固定しましたが、上方は垂木側面と平金物で固定です。
垂木との間には若干隙間が開いてしまいましたが、これだけのためにSPF8fをカットしたりするのは嫌だったので、そのまま固定しました。
まあどうせ突き付けですから、隙間が少しあったところで固定力に大きな差が出るとは思えないし…

 

留めつけるとこんな感じとなります。
垂直確認に下げ振りを使用。
こちらも白塗料で塗っておきました。

さてこれでガルバ平板の固定下地の一辺が出来上がりましたが、内側から固定する場合はもう3辺をどうにかしなければなりません。

下地の追加として、端材の横桟(24×48mm)を柱や床に固定していきました。
こういうのは増やし過ぎるとごちゃごちゃしてデザイン性に欠けますが、まあしょうがないということで…
こちらも白塗料で塗装。

4辺が出来上がったので平板を内側から取り付けて、ガルバリウム板壁完成です!
これでそれなりに防火性能上がって、雨の降り込み対策となりました。
実際ロケストで強火調理しても大丈夫なのかどうかは、これから観察してくことになります。
なかなか参考となるブログやサイトが見つからず、自分なりに考えて独自と思われる方法を採ってみました。

裏側だとこうなります。
便所かな?

最後に、100均で購入した赤ちゃん用保護テープでガルバ板の端を覆って、手をかけても傷つかないようにしてみました。

 

これでひとまずは調理場ウッドデッキDIY完了といたします。
ロケスト設置したり電球取り付けてみたり椅子やテーブル設置するのはまた別の機会に。
まとめ記事でかかった費用の公開とかしていく予定です。

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