小屋のDIY日誌 屋根を張る前の雨養生、シートは外と中に敷こう!

2017年1月25日6畳小屋

小屋のシート雨養生

山の中に広さ6畳、高さ3.6m~2.7mの片流れ、ツーバイフォー工法(枠組壁工法)の小屋を一人で作ろうとしています。

今回の記事は、上部壁パネルの製作と設置の続き、シートで雨養生です。
高い壁と低い壁が出来上がれば、その間に垂木を仮置きしてシートをかけて、ひとまずの雨避けが出来ます。

 

前回はこちら↓

スポンサーリンク

買い出しと高所安全作業の準備

バイクで買い物

 2016年11月24日、大きな材料はまだ不足と感じていませんが、ビスと合板受け材が無くなったので買い出しです。

2mの受け材だけ運ぶのに軽トラ借りるのはなあ…ということで、メジャーと鋸を持ってホムセンに行き、1mに切ってバイクに載せました。

他には高所作業用の12mm径ロープと建築用地下足袋も買いました。
構造用合板12mm厚は、まだ売り切れ…。
屋根用に買いたいのに!

この日の降水確率は20%くらいだったのに、昼前後にざっと雨が降りました。

小屋にはシートをかけていなかったので、買い出しから帰ってきたら床が濡れまくってた…
やっぱり壁パネルを立てたら、できるだけ早く屋根を作ったほうが良さそう。

この後は快晴。

 


ロープをかけて命綱にする

昨日読んだ屋根作業マニュアルを早速活かして、設置の終わった南東端部分と北西端部分をロープで繋いで、命綱にしました。

バランスを崩したときには、とっさに手を伸ばしてこの綱を掴もうと思います。
掴んだときに上部壁パネルが壊れるかもしれませんが、怪我するより遥かにマシです。

命綱の端はこんな感じで。
けらば部分は滑り止めマットで、滑り止め&養生。
ロープの端は床束に巻き付けて固定しました。
床束は命綱の固定点としても使えるので、便利ですね。

この後、OSBを張って南面上部壁パネルを仕上ていきました。
張れば張るほど揺れることもほとんど無くなり、頑丈になっていきました。

枠組壁工法は在来軸組み工法と違って、小さな材料を繋いでいくだけでどんどん強度が上がっていくのが面白いです。
ちまちま作業が出来るという点では、やはり一人でのセルフビルドに向いているのかも?
クレーンみたいな道具も必要ありません。
下から下から小さな材料で作っていますので、まるで積み木で作る家のようです。
在来軸組み工法では大きな梁を使ったりするので、一人でのセルフビルドではその設置が難儀しそうです。

大分はしご上での高所作業に慣れてきた気がします。
ちょっと楽しいと感じてきました。

 

上部壁パネルの製作・設置続き

11月25日、小屋の中を見てみると朝露で濡れていました。
床には適当にシートをかけていたので、床合板はほとんど濡れずに済みました。

壁は多少濡れても、水が滴り落ちるから劣化は遅いんじゃないかな?

今日は北面上部壁パネルの製作・設置です。

まずは北面下部壁パネルから飛び出ている合板の長さを測って、上部壁パネルにも合板を張っておきます。
北面上部壁パネルは、3つに分割。
これならどの壁パネルも縦枠が4つとなるので、重量も分散される!と思ったらやっぱり中央部のものが重い…。

力仕事前にしばし休憩。

今日は快晴で、空が青いので気持ちいい!
秋の空の深い青は美しい…。

先日購入した、滑り止め建築用地下足袋を装備。

精神を集中させて、壁パネルを押し上げるときの身体の動作をイメージ。
イメージが終わったら壁パネルを持ち、ロフト根太に立てかけ、膝の上に下端を乗せ、下端に手を移動させ、思いっきり押し上げる!

成功です!

はしごでロフト根太に上り、さらにイメージして手順を考えます。
う~ん、中央部に立つと仮設置したロフト根太が折れそうで怖い。

壁パネル上端を持ち上げて、合板に立てかけ、ゆっくり外側にもたれさせながら起こしていくか?

壁パネルを横から持っても起こせなかったので、ひとまず下に降りる。
下から梯子を伸ばして押し上げることにしました。

ある程度は持ち上がりましたが、このまま押し上げ続けると外側に倒れて落ちてしまう。
そこで、ひとまず下枠にロープをかけて床に置いた重りの丸太と繋いで、ちょっと倒れ止めしたり。

もう一度上部に移動して、壁パネルをちゃんと起こします。

3点支持状態で片手しか使えないので、持ち上げて浮かすことが出来ません。
そこで、パネルを歩かせるように片端ずつ動かしていきました。

内側にストッパーを付けて、ロフト根太を一本一本外して、何とか設置完了です。

早速壁枠どうしを接合…と思いきや、少し隙間があります。
何事か?と思って梯子をかけて外側を確認。

合板の長さはちゃんと測っていったのに、ちょっと合わない…

う~ん、いったん外して付け直したほうが良いのだろうか?
とりあえず、合板のビス打ちは後回し。

中央部の壁パネルよりも軽いので、北東端パネルは問題なく設置完了。
中央部パネルの微調整が済んでないので、こちらのパネルはまだ仮留め。

合板境目が合わない箇所の点検を行い、切る必要がありそうなところは、いったん取り外して切ってから付け直すことにしました。
合板を持って梯子を上ることは極力避けたかったのですが、合板を付けた状態で削ることが出来なかったのでしょうがない。
結局最大で5mmほど合わないところがありました。

はしごを最大に伸ばすと壁最上部にも届くのですが、やっぱり怖い!

結局北面上部壁パネルの間が少し開いてしまったので、平金物で無駄な抵抗しておきます。
…突きつけよりもスカーフジョイント(斜め接合)で繋げた方が良かったか。

外側からビス打ちし終わった後にちょっと内側に戻って確認してみたら、パネル自体が少しずれていたことも影響して、ビスの位置がずれまくってた箇所あり。
流石にこれだと強度も出ないので外し、今度は斜め打ちをするなどして何とか処理しました。

壁パネルを分割して設置するときは、ちゃんとぴったりの場所に設置すること!

北面上部の合板の修正とビス打ちしていると暗くなってきたので、この日の作業は終了。
これで垂木の仮置きが出来るようになったので、シートをかけて養生も出来るようになりました!

北面壁パネルは端材合板で作ってみたので色や形がバラバラです。
おかしいな…全ての材料はホムセンで購入した新品なのに、廃材かき集めて作ったバラックのようだ!
でも一応、端材合板や端材2×4材をほとんど消化or消化予定完了。

 

仮置きした垂木とシートで雨養生

11月26日、この日の夜から雨が降るらしい。
早速、完成した南北面壁パネルを利用して垂木を仮置きし、シートで雨養生することにしました。

屋根垂木用に購入していた12fのSPFを壁パネルの上に置き、その上にシートを2枚綺麗にかけます。
紐をハトメにかけて、シートを周辺の木々や木の根に固定していきました。

ハトメ一つ一つのために何度もはしごを設置して上っていかないといけないので、結構時間がかかりました。
早めに始めて良かった…。

中に入ると仮の屋根が出来て、小屋内部の完成図予想も出来るようになりました。

なるほど、このくらいの高さになるのね。
約3.6mの高さのある吹き抜け部分はやっぱり高いな~。
しかしちょっと、上側の明るさが足りないような気もする…。
北面上部に窓付けた方が良かったか?

とりあえず、このままだとシートとシートの間から雨漏りしそうな感じがありました。
そこでいったん小屋内部を片付けて…

3.6m×5.4mのシートをタッカーで留めて、小屋内部に広げておくことにしました。
屋根シートから雨漏りしても、その水滴は小屋内のシートの上に落ち、玄関のほうに傾斜を付けているので玄関から排水されていくというわけです。

 


次の日の11月27日、ずっと雨。

予想通りシートの隙間から雨漏りしました。
また、垂木を仮設置してもその間に水が溜まり、水圧で浸透して雨漏りしていました。
しかし内部に設置したシートが機能し、床を濡らすことはほとんどありませんでした!

大分、水の流れとかシートのかけ方のレベルが上がってきた感じはあります。
でも早く雨やんでもらって、屋根シートに溜まった水を出したい…。
壁パネルとかに負荷がかかってそうだし。

 

次回からは側面上部パネルづくりと設置。
雨養生が出来るようになったので、焦らずにゆっくり作業が出来るようになりました。

4