運搬車修理記録 分解と錆処理計画

機械

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 運搬車分解

 

2017年11月24日、ひとまず手動ダンプを稼働させて分解しやすくさせることに。
購入当初に2、3回ダンプしてみたときは大丈夫だったのにレバー握ったら稼働しなくなったので、ひとまずレバーの点検ということで割ピン外すと、折れた…

でもまあ取り外しは成功。
ワイヤーを手で引いてみるものの、ダンプ出来ず。
う~ん、どういう機構なの?

下に潜って構造を調べると、単にワイヤーで引っ掛け用の鉄板を引くだけのようでした。
外側から棒を突っ込んで鉄板動かして、ダンプ完了です。
この辺の修理はまた後で行うことにしよう。

 

外せるカバーは外しながら、運搬車がどのような機構なのかを見ていきます。
普通の4ストバイク同様、ガソリンタンク、キャブレター、エアフィルター、エンジン、マフラーがあるようで。
エンジンの下には走行用のギアがあって、エンジンとギアにそれぞれオイル給油口が付いてたり。
でもオイルゲージがどこにあるか分からず。

 

ネジやボルトは錆びたものが多いので、ドライバーをハンマーで叩いてから回そうと思ってましたが、ふとインパクトドライバーを使ってみるとかなり簡単に回せた!
インパクトドライバーは強力ですからなめる危険もあるかもしれませんが、手回しするよりも上手くいく場合もあるかも。
こういう、木工・機械いじり全般に応用効く道具は好き。

錆びだらけのガソリンタンクはどうせ錆止め処理するので、ひとまず外します。
フューエルホースもやはり固着していてなかなか面倒でしたが、ネットでちょいとコツを調べてみたら、ラジオペンチでホースを回してから手で引き抜く、というのが定番のようですね。

写真で細々撮影しながら分解を続けていきます。風が冷てえ。
ボルト位置とか向きとか忘れそうなので、写真は何度も撮りましたよ。
古い機械いじりでは定番の方法。
デジカメって便利ね。

 

ホースはいくつか破れている箇所がありました。
…こんな状態でも動くもんなんですかね?

まあ何とかタンクからキャブレターまでのフューエルホース分解完了です。
よく見ると錆がどこかしこも…
本当、よくこんなんで動いてたな!

そう言えば点火プラグはどこにあるんだろうと探したら、エアフィルターとマフラーの間にありました。
一回エンジン稼働したから火花自体は飛んでる?
調子悪かったら交換することにします。
高価なものじゃないしね。

アクセルワイヤーらしきものを外していきます。
この辺は機構がちょっと面倒そうなので、分解前は撮影必須!

キャブレターとついでにマフラーも外してとりあえずの分解完了です。
タンクの錆がキャブに詰まってたことでエンジンかからない可能性が濃厚なので、流石にエンジンの分解は無し。
しばらくこの状態で屋外保存する予定なので、エンジンへ通じる穴には適当な紙を突っ込んでゴミ防止&シートがけ。

さて具体的に必要な道具と方法を調べるとしよう。

 

錆処理計画

「タンク 錆」と検索したら、やっぱり出るわ出るわバイクの修理。
同じガソリンエンジンだから大体応用効くから助かりますが、ライダーはどいつもこいつもレストア好きか!?
まあ私も、生まれる前に作られた古いバイクを細々修理しながら乗ってた過去があるので、若干の修理経験ありますが。
でもキャブのオーバーホールとかはバイク屋にやってもらってました…。
なのでそんなにレストア得意というわけでもなく、です。
なおその古いバイクはエンジンのコンロッドが外側へ突き出て修理不可になったので、バラしてヤフオクでちまちま売り払いました。
エンジンオイルはちゃんと入れてたはずなのにね…

何はともあれガソリンタンクの錆除去と錆防止です。
これは物理的に汚れを取り除く前処理と、化学的に錆を無くして再発生を防ぐ後処理があるっぽいです。

前処理はシンナー、中性洗剤、お湯、塩素系洗剤(サンポール)などで洗う液体処理と、チェーンやボルトなど金属部品も一緒に入れてがしゃがしゃと洗う物理的処理があるようで。
ここはレストアダッシュのモノレール回みたいに、チェーンと中性洗剤を使うことにします。

後処理に使う薬剤ですが、調べていたらやはり定番は花咲かGで、その他は花咲かGに似ていてちょっぴり安い物たち。
やっぱり定番の花咲かGでしょ!ということで注文です。
これでタンク処理の準備は整いました。

 

キャブレターのオーバーホールですが、この作業に必要なのはキャブレター用のクリーナーくらいのようです。
キャブレター自体はそんなに大きなものではありませんが、細かな部品が多く構造もちょっと複雑ですので、一人でやるには不安が残ります。
そう言えば私の親父はバイクいじりが趣味で(最近は治まってる)、キャブのオーバーホールもやってました。
近々少し野暮用で実家に帰る予定があるので、キャブレター持ち帰って実家で直すことにしましょう。困ったら親父に聞くので!

その他のパーツはすでに持っている薬品などで何とかなりそうです。
今のところの修理計画はこんなものかな。

 

ヤフオクで再度近県調べて多少高値でも良いかという目で見ると、やっぱり中古運搬車は今回と同じような状態と価格ばかりです。
あの当時の自分の能力と選択肢考えたらまあ、しょうがないかと思っておきます。
中古農機具屋をもっと巡り巡って、多少高くても整備士に整備されたもの買った方が良かったのかなあ。
でもそれだと価格も高くなって、新車買ってもいいかなと思えてくるし…。
「中古の機械を格安で手に入れましたー」という事例は世の中には多いですが、やはりその裏側には色々苦労があるのかもね。

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