山の暮らし小ネタ集 18年10~12月

山の暮らし

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10月

10月6日、秋なのに小屋外(日陰)で気温30度を計測。
こう暑いと厚手の作業着で作業出来ない⇒怪我しやすくなるってのが嫌ですね。


穴の開いた靴下の先端を切って開き、アームカバーにしてみました。
人前では使いたくないので、暑い山仕事時の消耗品としてのみ使用します。

使い古しの靴下は、他にも掃除用に流用したりしています。


小屋近くではたまにヘビが出ます。
写真のはシマヘビ。
他にもアオダイショウを見ました。

大抵のヘビは食べられるようですが、ネズミを食べてくれるので乱獲はよしたい。


最近の自分のアバターにしている案山子(カカシ)ですが、上写真のような感じで、小丸太を角縛りや三脚縛りなどで固定して作りました。

ヘルメットと防護ズボンとスパイク地下足袋装備させれば、立派な林業作業員コスプレの完成だぜ!
この案山子君はずっと小屋前にいさせて、守り神みたいにしています。


近くで森林に関するイベントがやってたので、ちょっと様子を見に行くことに。
お土産でブルーベリーの苗木もらえました。
果樹園予定地に植えることにします。


林道を散歩してたら、くくり罠にかかった猪を発見。
こんなに近くで生の猪を見たのは、実は初めて。
やはり迫力があり、こいつを棍棒で仕留めるのはかなり難儀しそうだと思う。

罠標識を見て設置者に連絡しようかと思ってましたが、スマホ持ってなかったので諦めました。
後日同じ場所に行くと、ちゃんと処理されていました。


夏の間に生えた草をまとめ、焚火で一気に処理。
結局10~12月では1回しか焚き火しなかったな…

 


11月

11月8日の小屋周辺の様子。
他の樹種より紅葉が少し遅いコナラでも、どんどん色づいてきています。
キノコ栽培するなら、この時期くらいが伐採最盛期かな。

11月は低木伐採をしていた時期がありましたが、片付いた後の森林はとても気持ち良いです。
地面には落ち葉が降り積もっているので、そのまま寝転がっても体は湿らず、気温もまだあるから寒くもなりません。
そのまま寝られそうなくらい。

秋は好きです。


小屋近くにはカメムシだけでなく、カマキリもよくやってきます。
なぜか共食いしようとしていたやつがいました。


昼飯の基本は、納豆&大根菜の菜飯。
食後は緑茶。

…肉体労働しまくっている割にはちょっと質素すぎるけど、こんなんでも十分美味いから全然飽きないんです。


落葉期間は雨が降る前かつバイクで下山する前には、レーキで道掃除。
初年度は「毎年こんなのしなくちゃならんのか…」とちょっとげんなりしてましたが、今は慣れて「そういうもんだ」の精神でやってます。


下界との高低差はあまり大きく無いですが、小屋のすぐ近くで雲海を見ることも出来ます。
交通の便が良い下界も良いですが、景色の良い山の上で暮らすのも良いもんですよ。


11月27日、この時期の割には暖かくなった日ですが、テントウムシが大発生して冬眠場所を探そうとしていました。
ちゃんと扉は締め切っていたので小屋内にはほとんど入らず。

過去記事読み返したら、去年も11月27日に発生してました。
昨年と今年では気温も少し違うはずなのに、面白いもんだ。

 

12月

12月5日、コナラの落葉もほぼほぼ終わりそうな時期。
道路も落ち葉で埋まっています。

落葉広葉樹が優占するこの山では、落葉が終わると林床が明るくなります。
太陽光は弱々しくなりますが。


低木伐採時に出た、真っすぐな雑木を集めておくことにしました。

最近はロープワークと木工技術がちょっとずつ上達して、こういうものを道具や資材として色々利用出来るようになってきました。
自分の中で真っすぐな材の需要も増えてきたので、腐る前に保管しておきます。

保管場所はデッキの床下。
根がらみがあるとその上に置けてちょっと便利。
木製床束は横材取り付けやすくなるのもメリットかも。


12月10日、朝にバイト行こうとしたらバイクのキーが見当たらなくなりました。
しょうがないのでスペアキーで出勤。
夕方に帰ってから捜索。

バイクは9日に使いましたが、その時ポケットに穴の開いたズボンを履いてしまっていました。
なので駐輪場から小屋までの間に落としたのだろうと思って探しましたが、見当たらない。
「…そう言えばあの日、少しだけ山の中を散策したな」と思って駄目元で山の中を歩いてみる。
落ち葉が溜まった林床だから見つからないだろうと思ってましたが、奇跡的に見つかりました!

教訓としては、

  • ちゃんとポケットの穴は縫っておくこと。
  • キーには紛失防止タグを買って、付けておく。

自分のバイクはイモビライザーなので、スペアキー1本作るだけで1万くらいかかるらしいです。
鍵を無くして作り直すよりも、無くさない工夫をすべし!


というわけでポケットを縫ったり、ついでに裾のほつれを直したり。
こういう針仕事は得意なわけでも好きでも無いですが、他人が針仕事しているのを見るのは好き。

何か、見ていて落ち着くんですよね…


引っ越しバイト最終日の次の日の12月23日に、「SIDE B CAMP」さんを利用してとある場所にキャンプしようとしていました。
がしかし、その前日に事業の休止を知ることに。

…う~ん、遊休地を使おうとする姿勢は共感できたんですけどね。
それに他人の家に遊びに行こうとしたとき、邪魔をしにいくんだからせめてその対価を支払いたいという思いもあるし。

ヤフオク・メルカリみたいなCtoCの、土地活用サービスがあるべきだと思う。


しばらく洗車してあげてなかったNC750Sを洗車。
シャワーで洗い流せないから、バケツに水汲んで作業。
濡らしたウェスで泥落とし、スポンジ+洗剤で洗い、スポンジ+水で流し、ウェス+コンパウンドで拭き、乾いたマイクロファイバークロスで仕上げ拭き。

結局バイク全体を4回も触ることに!
でもおかげでピカピカになりました。


年末バイトの出発前には、消費しきれなかった野菜類を乾燥網に入れておきます。
18年の11,12月くらいは、大根や白菜が妙に安かった記憶あります。
おかげで買い出しの度に1玉・1本買ってしまって、在庫が増えまくる…


出発前の12月25日の小屋周辺はこんな感じ。
(レンズにゴミが付着したまま撮影してしまった)

冬至が近いと太陽高度が低く、昼でも斜光になるので、何だかちょっとノスタルジックな雰囲気。
ギラギラした光より、このくらいのほうが好きです。

 

個人的に、10~12月くらいが1年の中で一番好きです。
花粉も無ければ虫も少なめ。
日が短いけど気温がちょうど良くて野外作業がしやすい。
イベントもそこそこあって生活に飽きがありません。

今後の人生においても、この時期は山の中にいることでしょう。

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