山口県に半年間住んだマツダ期間工が、バイクで旅行に行った観光地

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山口県ツーリング

2019年3月~9月までの半年間、山口県防府市で期間工として働いてました。

今回はバイクを寮に持ち込んでたので、晴れの休日にはツーリングを楽しみまくりました!
今まで山口県内を観光したことはほとんど無く、がっつり旅行したのはこれが初めて。

だからどこも新鮮に感じられて良かったです。
しかも寮暮らしだから日帰りでどこにも行けて、旅費はほとんどかからず!

今回の記事は個人的な記録として、山口県内ツーリングを記録をしておきます。
こういうのは、また1年後とかに読み直すと感慨深いものがあるんだよな~。

 

久しぶりに日曜日が休日のライフスタイル。

走っている時に口ずさむのは、ハイロウズの『日曜日よりの使者』

 

愛車のNC750Sに乗って、さあ出発だ!

 

※半年の旅行を1記事にまとめたので長いです。
目次も活用してね!

 

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東部

上関

4月に行きました。
防府市で期間工として働き始めてからの、初のバイクツーリング。

防府市からずっと海沿いを走って、半島先端と長島の間の上関海峡へ。
久しぶりの海沿いツーリングだから、めっちゃ気持ちよかった!

上関に着いてからは島をバイクで1周。
どこも古い漁師町ばかりで発展しているとは言い難いけど、このこじんまり感に味があって個性があるよね。
自治体の合併は維持費が抑えられるけど、地方としての魅力は下がるような…なんて。

おススメスポットは、『道の駅上関海峡』、車で登っていける『上盛山』と、日帰り温泉『鳩子の湯』!
道の駅に車を停めて軽食を摂ってのんびり海峡を眺めるのも良し。
上盛山からの、風車と瀬戸内海の景色を眺めるのも良し。
温泉に入って食事をとるのも良し。

 

海沿いの気持ち良いところだから、バイクツーリングに持ってこいの場所でした!
釣りもおススメ!

 

周防大島

周防大島(屋代島)は、大島大橋で本土と繋がる島。
瀬戸内海では3番目に大きな島です。

他の島同様、漁師町が多いところですね。
島を1周出来るように道路が付けられているから、ここもバイクツーリングにおススメのスポット!
情緒のある町並みと穏やかな瀬戸内海の景色を楽しめます。

見どころはいっぱいありますが、とりあえず中部の道の駅『サザンセトとうわ』、島の最高峰『文殊山』が万人におススメか。

道の駅では名物を楽しみながら海でボーっと出来るし、観光情報もいっぱい手に入ります。
文殊山は山頂直下まで車やバイクで行けます。
山頂から大島大橋が架かる大畠瀬戸を眺めるのは最高!

また、周防大島は民俗学者の宮本常一さんの故郷だから、島民のかつての民具や文化が綺麗に残した民俗資料館も多いです。
宮本常一記念館、久賀八幡生涯学習のむら、ハワイ移民資料館など。
海好き・ツーリング好きの他にも、民俗学好きにもおススメの場所です!

 

岩国

岩国は、日本三名橋の1つとして知られる『錦帯橋』がある街として有名な場所。
山口県全体の中でもトップクラスの観光地ですね。

錦帯橋は元々お役人の通勤用だったらしく、そのため近くにかつてのお役所や城下町が集まっており、観光スポットも集まってます。
情緒のある古い建物、資料館、美しい公園があり、のんびりと散歩するのも良い場所でした!

 

再建された岩国城は、ロープウェイで登った山の上。
岩国の街並みと錦帯橋、錦川が美しい!

資料館を巡っていると錦帯橋と岩国城の歴史も分かってきましたが、なかなか面白いものでしたね。
岩国城に廃城命令が下っても、多額の建築費と維持費がかかる錦帯橋を維持し続けたのは、普通に考えれば非合理的です。

岩国は、かつて独立した藩として扱ってほしいのに長州藩からはずっと認められなかった歴史があります。
藩のシンボルである城を壊すことになったけど、自分たちの力量と意地を示すため城の代わりに錦帯橋を維持し続けた…という理由があるようで。

 

宮島(厳島)

山口県ではなくて広島県だけど、日本全体の中でも有数の観光地『宮島』も行ってきました!
観光客がめっちゃ多い場所なので、混雑を避けるため有給で休んだ平日に。
有給が使える出稼ぎだと、平日に観光地行けるから良い!
広島マツダで働く人にも行きやすくておススメの観光地です。

宮島はフェリーで行くことになりますが、車だとフェリー乗り場で駐車料金がかかります。
でも、バイクだと少し離れたところに無料駐輪場あり。
バイクはどこ行っても駐車料金がほとんどかからないし、機動性あるから観光に便利です。
出稼ぎ+観光+バイクは最高の組み合わせ!

 

宮島の観光スポットは厳島神社周辺に集まっており、朝早くの平日に行っても観光客多し。
厳島神社は美しい木造建築と、大鳥居と海峡の景色が控えめに言って神。

見どころは他にもたくさんありますが、個人的には『宮島歴史民俗資料館』がおススメかな~
宮島の歴史や人々の生活、昔から観光地だったことが分かって面白い。
そう言えば宮島って全島神域だから伐採は原則禁止のはずなのに、木工品のしゃもじが名産になってるのが不思議。
原木は別の場所から移入していたんだろうか?

 

ロープウェイに乗って、宮島最高峰の弥山まで登山!

瀬戸内海の多島美と街並み、フェリーの動きが美しい。
山頂には展望台があって、ここまでの疲れを癒すべくゆっくり休みましたよ。
山頂も観光客は多かったけど、下界に比べると少ないからのんびりできましたね。

 

山頂からは山道を歩きまくって、毛利氏が攻め込んだ『博奕尾』を超え、『包ヶ浦海岸』へ。
ここも景色は美しいけど、観光客が少なくてのんびりできる穴場のスポット。
管理棟でアイス買って、ボケーっと海を眺めましたよ。

島内バスに乗って、お土産屋が集まる表参道へ。

 

表参道を巡ってお土産を物色。
名物のもみじ饅頭も食べて、お土産としてしゃもじを購入!

とりあえず1日で宮島観光してみましたが、1泊してのんびり観光しきるのも良さそうなくらい見どころ多い場所でした。
防府マツダでも広島マツダでも、期間工として働きに来たなら一度くらいは行きたい場所ですね!

 

広島市

ここも山口県じゃないけど防府からは遠くないし、広島マツダ期間工が住むだろうということで、広島市を観光したことも記録!

広島市はやっぱり、原爆関連が多いですね…
原爆ドームは昔行ったことがあるので、ひとまず広島城へ。

中国地方の覇者だった毛利輝元が建てた城です。
広島の歴史を知れる場所でもあるので、一番最初に行くと他の観光地の意義や意味も分かりやすいかも!

長年広島藩を統治していた、浅野氏が作った庭園の縮景園へ。

日本式の庭園によくある「池泉廻遊式庭園」ですね。
ビルが立ち並ぶ中に美しく洗練された庭園があり、都会の喧騒から逃れて癒されることが出来ます。
広島マツダで働いていると、たまにはこういう所にも行きたくなる…かもね。

 

中南部


山口市・重源の郷

防府からすぐ近くで県庁所在地の『山口市』ももちろん観光しましたよ!

山口市街で最も有名な観光地は、立派な五重塔がある『瑠璃光寺』ですね。
この塔は日本3名塔の一つらしく、全国から大勢の観光客がやってきてました。
もちろん寺本体も良く、趣のある境内が美しかった!
古い建物が好きな人はおススメの場所ですね!

 

山口市は県庁所在地なので、県立の博物館などがあります。
なので山口県をゆっくり観光していこうとする期間工なら、最初に行って県全体を勉強するのが良いでしょう。

ただ、初めて山口市を訪れた人間としては、正直言って県庁所在地の割に見どころが少なかった(小声)

 

山口市街から東の山の中、『重源の郷』という場所にも行ってみました。

ここは平安時代末期、東大寺建築のために山口で木材を調達した『重源上人』に由来する、昔ながらの生活を再現したテーマパークです。
山の中だから涼しく、下界は暑くても快適な避暑地でもあります!

そば打ち、木工、藍染め、紙漉き、機織り体験が出来、家族でも一日中のどかに楽しめそうな場所です。

園内には重源上人に関する資料館や民具の展示などもありました。

古い建物や昔ながらの生活の雰囲気を味わえる良いところでした。
個人的には結構楽しめました。

出来れば、誰かと一緒に来て何か体験活動したかったけどね!
出稼ぎ労働者だって現地の友達欲しいんな~

 

秋吉台・弁天池

山口県内バイクツーリング・ドライブで屈指の観光地、『秋吉台』はもちろん行きました!

秋吉台は日本最大のカルスト台地で、秋芳洞を始めとする鍾乳洞が多いです。
秋芳洞は鍾乳洞としては日本最大の規模で山口県内で指折りの観光地の一つでもあります。
なお自分は大正洞に入ろうとしましたが、2019年8月31日の時は豪雨によって休業になってました。

 

秋吉台の道は自由にバイクで走れますが、めっちゃ気持ちよかったっす!
なだらかな草原の中に、露出する白い石灰岩と、青空!
日頃工場内でちまちまと働いている人間には、こういう広々とした場所で爽快に走らないと気が済まないぜ!
防府からはそんなに遠くないので、防府マツダ期間工におススメのツーリングスポットですね。

秋吉台西側には名水100選の『弁天池』という場所もあるのでそちらにも行きました。

池からは清廉な水がコンコンと湧き出て、エメラルドブルーの色が美しすぎる…
近くの水汲み場では水をいくらでも飲むことが出来て、暑い夏とかに行くと涼しめて良いでしょうよ!

また、近くではこの豊富な水でマスを養殖しており、釣り堀や料理も楽しめます。
避暑に良いところですね。

 

宇部(ときわ公園)

防府市の西側、宇部市の『ときわ公園』も観光。
ここは日本さくら名所100選の一つに選ばれているので、桜開花時期の3月末に行きました。

桜も楽しめますが、湖の周辺にあるウォーキングコースや観光施設ももちろん魅力です。
四季折々の花を楽しみながらまったり歩くのも良し。
遊園地・植物園・キャンプを楽しむのも良し。

個人的には熱帯植物園が良かったです。
熱帯の植物って日本の植物に比べると奇妙なものが多く、意外にかなり楽しめました。
収集者の情熱も感じられる、日本国内ではあまり無いような施設かも?

 

周南・光

防府市の東側、周南市や光市などは典型的な瀬戸内海工業地域。
街が広がっていて住んだり仕事したりするには良い場所ですが、美しい観光地も結構あります。

光市には室積半島という、天橋立のような陸繋島があります。
ここは穏やかな海の景色と、港として昔から栄えていたことで残った昔ながらの街並み『海商通り』が穴場の観光地っぽくて良かったです!
その中の『光ふるさと郷土館』では港としての歴史などが出来て、ちょっとだけタイムスリップした気分♪

また、室積半島近くにはそれぞれ渚100選・白砂青松100選に選ばれている『室積海岸』と『虹ヶ浜海岸』あります。
海水浴や夕陽を見たりして楽しめますね!

山口県内では有名な動物園、『徳山動物園』にも行きましたね~
(一人で)

トラ・ライオン・ゾウなどの定番は揃っているし、いくらかは動物たちと触れ合えるところがあって良いですね。
個人的には、餌場にいたミニブタがヒツジに押しのけられて「ブヒーッ!」と鳴いているのが可愛かったw

徳山動物園はリニューアルが続けられており、工事中の場所が多かったです。
1回行っても久しぶりに行くと様子も変わって新鮮かもね。

 

西北部

下関市

山口県内で最も有名で人気で歴史もある?場所の『下関市』へ!

下関は地政学的に超重要スポットなので、見どころ満載すぎるぜ…
自分は1日だけで観光しましたが、宿泊してもっとゆっくりしても良いかも。

源平の最終決戦地『壇ノ浦』はもちろん、武蔵と小次郎が対決した『巌流島』、様々な海鮮品が販売される『唐戸市場』に、展望の良い『火の山公園』とか色々!
現在でも下関は物流の重要地点であり、通る船の数も膨大。
火の山公園からは連綿と並ぶ船と波跡が美しく、ボーっと楽しめました…

下関はふぐが有名ですが刺身は高いので、唐戸市場でふぐ汁+海鮮丼を食べました。
美味しかった!

海峡からすぐ近くの『長府』は、城下町として歴史情緒の残る街。
博物館で歴史を知り、土塀が残り小径を散策し。

賑やかな関門海峡と違って、長府は穏やかな観光地ですね。
家々も何だかセンスが良いものが多く、こういうところで暮らすのも良いよな~とか思っちゃうよね。

 

萩・角島

毛利氏が治める長州藩の本拠地、日本海側の『萩市』を夏の終わりに観光。

ここも歴史的なものが多く残り、毛利氏関連の他に明治維新に大きな役割を果たした吉田松陰の『松下村塾』があったことが有名。
山口県内はどこも維新関連の展示が多かったですが、萩市は特に多いですね。

萩の観光では『萩博物館』・『明倫館』が中心となるので最初にここらに行くことがおススメ。
その後は美しい砂浜の『菊ヶ浜』で景色を楽しんだり、歴史的な遺構を見て回ったりするのも良し。

 

半年間の山口県防府期間工生活で最後に観光した場所は、今や山口県で最も人気となった『角島大橋』

休日に行きましたが、ここは観光客が凄い数だった…
単なる田舎町っぽいのに全国各地から膨大な車が集まっていて、賑やかでしたよ。
それくらい、山口県を観光するには外せないスポットでしょう!

角島へ伸びる橋と、エメラルドブルーの海、広がる空の景色はやはり最高だ!

 

屈指の観光地であるものの、全体的には田舎町なので自然が色濃く残っている場所でした。
角島先端の灯台に登ると日本海や島を一望できますが、何となく「沖縄っぽいな~」と思った!
確かに本州なんだけど異国情緒っぽさもあるのが、角島の魅力なんでしょうかね。

砂浜もいくらかあるので、旅館やホテルに泊まって海水浴をするのも良さそうです。
でも、晴れた真冬とかに行っても面白そうな場所です。
また行きたいな!

 

山口県観光・半年バイク有出稼ぎの総評

山口県は1か所がずっと地域の盟主として県(藩)内を統治していた、わけではなくて色々と変遷があります。
防府、萩、長府(下関)、山口、岩国など。
そういうわけで街が一極集中しているのではなくて、どこも都会過ぎず田舎過ぎずみたいな雰囲気がありましたね~。
だから、「山口県はここだけ行っておけばいい!」みたいな観光地は無かったような気がする。
それぞれの良さがありました。

ただ全体的に、各地の資料館などには明治維新関連が非常に多い!
学芸員の人に説明を受ける時に「ご存じのように〇〇は××をしていて~」という風に、維新の知識を持っていることが前提のような風潮がありましたw
ごめん、正直幕末はあまり興味が無くて、吉田松陰とかは名前くらいしか知らなくて…
更に正直に言うと、山口県内を観光しまくっても、未だに幕末の動きがよく分からない!

山口県は300名山に選ばれるような高山が無いこともあってか、個人的には観光地は山より海のほうが多かった気がしますね~。
重源上人など山に関する偉人もいるし、秋吉台も凄いけどね。
島育ちの自分としてはやはり瀬戸内海の島が面白くて、上関町や周防大島の景色には郷愁が感じられて良かった…
次は宿泊して朝日や夕陽をのんびり眺めたいもんだ。

 

半年間寮で暮らしながら、バイクなどの自家用車があれば、一つの県内の主要観光地は大体行き尽くせそうです。
3ヵ月くらいのリゾートバイトや工場派遣なら身一つで良いかもだけど、それ以上働くなら自家用車があったほうが楽しいです。
2017年は埼玉県で半年働いてましたが、バイクに乗りたくてしょうがなくなったし!

「旅行が趣味じゃないけど、たまに行きたいな~」って思う出稼ぎ労働者は、レンタカーやカーシェアを使うのが良いでしょう。
車を持つと維持費がかかるから、まれにしか使わないなら借りることを奨める!

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