18年夏旅館リゾバ 散歩と旅行

出稼ぎ・バイト

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散歩する日々

寮の窓を開けると、そこには室外機の大軍が!
騒音もあるから窓も開けにくいです。
なので天気の良い日は外へ散歩に行かねば!

…ということでバイク持ち込みでもよく寮周辺を散歩してました。
観光地ですから遊歩道はよく整備されてたし。

また、7,8月の日中はずっと暑かったのでバイクに乗ることすら辛く、若干涼しくなった夕暮れに散歩することばかりやってました。

 

今回は中国地方の名山を望める海岸の温泉地で働いていたわけですが、見晴らしが良くて景色が綺麗なところでした。

徒歩数分で行ける砂浜でボーっと佇み続けた思い出。

海水浴も可能ですが、「一人で入るのも…」ということで一度も行わず。
波止場も近くにあり、釣りも出来そうでした。
せっかくバイクにロッドホルダー付けたから、実家から釣り竿持ってくれば良かったか…
まあでも、小学生レベルのオキアミウキ釣りしかしたことないけどね。
ていうか釣ったとしても捌ける装備がなく、魚料理はよく賄いで食べさせてもらえるし。

 

晴れの夕暮れ、あまり疲れてない時はほぼ毎回デジカメ片手に散歩に行ってましたから、色々な表情を楽しむことが出来ました。

海、山、川など色々な自然があるところはやっぱり美しい。
…良い場所だったんですよ。

 

2018年は直撃してくる台風もそこそこあったので、海が荒れることもありました。

「今日は天気が悪い」と予報されていても急に晴れることがありますが、住み込みならそういう時にすぐに散歩に出かけられます。
思いがけない景色と出会えることもありました。

 

いつも夕暮れ時に散歩してましたから、日の入りも何度も見ました。

平日は静かで、ゆっくりと潮騒を聞きながら佇んでました。

何か不思議な感覚、これは、ノスタルジー?
幸せって、何だろうな。

 

海岸で花火が打ち上げられていたことがありましたから、洗い場が休みの日にはたまに見に行ってました。

他の有名な花火イベントと比べたらしょぼいものかもしれませんが、おかげですぐ近くで見られ迫力も感じられましたよ。
花火が終わった後の海風も気持ちの良いものでした。

 

晴れの満月の日は部屋から飛び出して緊急のお月見散歩にも出かけました。

月明りと、街の灯りと、輝く水面と、潮騒と。

ゆっくりとした生活だからこそ存分に楽しめました。
1泊程度の旅行ではなかなか出会いにくい光景なのかも。

 

秋の空気となった9月の後半、海へ。

方向が変わってきたからなのか、綺麗に日の入りが見られなくなってきました。
暑すぎる夏はうんざりしますが、終わってみたらやっぱりちょっと、寂しいもんです。

 

 

旅行記

寮にバイクを持ち込んでましたから、休日にはよく旅行に出かけてました。
その一部の写真を以下に貼っておきましょう。

 

真夏でも少し涼しい、気持ちの良い高原道を何回も走りに行きました。

はぁー…わしのバイクかっちょええわ。

 

暑い時に街中を観光するのは大変ですから、こういう時は山中の滝巡りにいってましたね。

真夏の涼としていかが?

 

涼しくなってきた9月、晴れの休日では毎回観光に行きました。
旅館業者は平日が休みとなりますから、どこに行っても空いてて気持ちいいです。
工場労働だと土日が休みになるから、人ごみの中で観光しないといけないんだよなあ。

昔から一人だったけど、いい加減誰かと一緒に旅行したい気もしてきた…
はぁー、彼女欲しいわ!

 

寮近くの砂浜だけでなく、別の夕日スポットで眺めたこともあります。

観光が出来て、大抵のものは揃う店並みがあって、住みやすくて良い街だったんすよ…
この辺はほとんど観光に来たことなかったですが、今回のバイトで愛着を持てた気がします。

9月26日、最後の休日。
すぐ近くの観光地で、まだ行ってないところを行き尽くす。

重そうなこうべを垂れる稲穂と、早くも実を付けた柿と、真っ赤な彼岸花と。
すっかり秋なんですね。

 

飽きについて

何度も旅行に出かけたはずですが、バイクで&日帰りで行ける範囲の観光地を全て行き尽くせたわけではありません。

なので去年の期間工より期間が短いというのももちろんあるのですが、今回の3か月間のリゾバ生活で「飽き」を感じることはほとんど無かったです。
これがバイク無しの生活だと、3か月や6か月で行ける範囲の観光地を全て巡ってしまって飽きてしまうかもしれません。
長期出稼ぎならバイクなどの交通手段を持ったほうが、長く飽きずに楽しめやすいんじゃないでしょうか?

 

しかし観光し尽くせないと「もう少し続けていたい」と思ってしまいます。
去年の期間工では早く辞めて山に帰りたいとウズウズしていたので、大違いですよ。
もしかしたら飽きないということは、季節労働において諸刃の剣なのかもしれぬ。

「人間にとって、変化はストレス」らしいです。
しかし「飽き」もストレスです。
そう考えたら、「飽き」は変化を許容できる状態なのではないでしょうか?
人間が成長するには変化と向上心が不可欠であるが、新しいことを始めたりするのは勇気がいるしストレスもかかります。
しかし飽き状態はそのストレスを緩和してくれるのかもしれぬ。
だなら、今の状況でずーっと飽き状態が続くなら、それは変化のタイミングであるということなのかもしれません。

 

次の出稼ぎは、6ヶ月バイク有りにしてみようかな。
それならちょうど良いかもしれない。
飽きる寸前or飽きた直後で辞めるのが、個人的ベストです。

 

 

ノスタルジー

海岸を散歩している時、よくノスタルジーについて考えていました。

一年前の出稼ぎ先、埼玉県狭山での生活を思い出してました。
特に観光地も無いような地味なところでしたが、広大な平野と畑が広がる風景には今から思い出すと郷愁を感じます。
観光地巡りは新しいものに出会えて楽しいかもしれませんが、終わってからも長く感動を味わえるノスタルジーは、数か月以上同じ場所で生活してこそ得られるものなのかも。
出稼ぎ労働ではただの旅行では得られない感動も得られるから、人生を楽しむという意味でもおススメです。

案外、私の自宅である山小屋についてはあまりノスタルジーを抱かないのが不思議です。
「この先、もう来ることはほとんど無いだろう」という侘しさも必要なのだろうか?

 

 

やっぱり、第一印象どおりなかなか良いところで働けたと思います。
出稼ぎは避暑も出来て観光も出来て金も貯まるんだから、良いもんです。

またこの旅館に働きに来ても良いかなと思いますが、でも他にやりたいことあるから、次はいつになるか分からないけど…

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