2018年キノコ栽培 道具の異変や計画の再考 2月28日~3月3日

キノコ原木栽培

2018年2月28日、夕方から雨。
ちょっと二日酔い…酒飲みすぎると腹が緩くなって困る。

前日に引き続きD区を植菌。
今日は1500駒打つことに。
雨は夕方5時くらいから降る予報でしたがもちろん早まる可能性もあるので、いつもより500駒減らしました。
雨で濡らしながら作業すると害菌が入り込みやすくなる、らしい…

余った時間には雨対策やネズミサシの皮むき。
3月末までにはちゃんと植菌終わりそうなので、そろそろ本伏せ場所の整備も視野に入れないと。
単純作業中は色々考えられるので、次の次くらいの作業内容を考えるのが効率良いかも。

最近ネットの記事で知ったけど、金銭的にも効率の良い作業してると思ってたアメリカの農家は案外低収入&長時間労働らしい。
繁忙期は一日12~16時間働いて、年収(利益)は日本から見ても少ないくらい。
日本の新規就農者も同じくらい頑張っているというのに、自分は一日8時間以上は絶対働かないだなんて、怠け過ぎかも。
設備無し、補助金無し、(まともな)住まい無し、資本金無しで農林業で起業するだなんて、普通に考えたら不可能。
でもどうして今の自分はこんなにも余裕ぶってるんだろう?
自分の心のことすら分からない。

 

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インパクトドライバーが壊れそう

3月1日、深夜は物凄い雷雨。
小屋の耐久度に不安を感じる。
まあこれは古い家とかに住むときも一緒でしょうが。

いつも午前はバッテリー3回交換で1000駒打てましたが、今日は妙に疲れるし3回交換で打ち切れませんでした。
バッテリーがへたってきたか?
来シーズン以降は小屋近くで植菌出来るので、AC100Vが使えます。
強力なドリル買っとこうかな。

午後、引き続きD区のものを植菌していると、インパクトドライバーから異音がしてきました。
カーボンブラシの摩耗か?と思って分解するも、まだ寿命ではなさそうです。
→写真の線を越えると摩耗限界のようで。

チャックのところがおかしいようなのでグリスを塗りたくってみました。

バッテリー電圧がある時は大丈夫なのですがほんの少し消耗してくるだけで、擦れるような、がたつくような動作。
打撃の使いすぎ、もしくは回転させながら引き抜く動作のしすぎか?
何にせよ今のままだとバッテリー、体力、時間を今までの1.5倍消費するようになっています。
このまま使い続けると完全に壊れてしまいそう。

午後は500駒を何とか打ち、この日は1500駒のみ植菌。
もうブルーシートが無いので、近くに置いてあった枝葉で覆って仮伏せ。

今のところ、細い原木の在庫は上の写真分+玉切り終えてない分(10~20本分くらい)

今、選択肢はいくつかあります。
まず「AC100vの専用ドリルを買う」のは決定。
この先もキノコ栽培は継続するつもりだし。

①このままバッテリー式インパクトドライバーで東方敷地の植菌を続行する。
インパクトドライバーが完全に壊れ、新しいものを買わないといけなくなる可能性が大きいです。
どうせドリルも必要になるから新しいインパクトドライバー代が損。
また、作業時間や体力消費大きく、効率的ではありません。

②発電機を購入し、AC100Vドリルを併用して東方敷地のものを打ちきる。
発電機は色々応用効きそうですが、今のところ植菌以外の用途が思い浮かびません。
副業の一作業のためだけに数万円の発電機を購入するべきか?
しかも小屋から遠くの原木に植菌するのは今年だけだろうし。

③細い原木のみ人力で小屋近くまで運び、打つ。
9cm以下のものだけなら一日あれば運びきれそうではあるけれど、今季植菌しないと中くらい以上のものは薪に使用するしか無くなる。
薪材の在庫ばかり増やすのは、どうなんだろう。

④東方敷地の原木の細いものは捨てる。
苦渋の決断ですが、楽ではある。

人生は選択の連続である。
道具の入手や整備、栽培物の性質と栽培法、資材、気候、土地の特性、資金、販売先、自分の身体、スケジュール、この先の展望…
まあ、最初は大変ということか。
スケジュールとかにもよりますが、とりあえず今は上記の③を選んでみることとします。
東方敷地から小屋近くまで運ぶのは大変ですが、道を整えれば何とかなる、かな?

里山の活用はライフワークとしてはやりがいありますが、果たして本当にライフワークとして良いものか?と未だに惑う。
かと言って期間工のような生活を一生続けたいかと言うとそうじゃない。
一つ不具合が出ただけで迷っていたら、この先進めないかもね。

 

歩道の整備と集材

3月2日、椎茸ドリルは新品だと13000円くらいするようですが、中古だと安そうなのでちゃっちゃと購入してみましょう。
ただし手元に届いて使えるようになるまでは時間かかりそうなので、それまでは歩道の整備や集材を再開。

東方敷地斜面下部から小屋に行くまでは谷を通ったほうが近いので、道中のほったらかしにしていたコナラを処理です。
↑ビフォー

↑アフター(撮影向きが逆ですが)

複雑な枝張り&別のコナラが乗っかっていたので最初は少し怖かったですが、手が届くところから玉切りしていけば何とかなりました。
だいぶ暖かくなってきたのであさイチのチェンソーのエンジンもかけやすくなっていますが、やっぱりソーチェンが外れやすいです。
派手に外れることはありませんでしたが、なぜかガイドバーの溝からずれる…

直径50cmレベルのものの玉切りはやはり辛いものがありますが、道を切り開く程度の回数ならまあ出来ます。
「チェンソー使用時は鋸のようにギコギコと前後に動かす必要は無い」というのはよく聞きますが、ガイドバー全体を使うと引っかかりが発生するような状況なら前後に細かく動かすのは効果的だと思います。
しかし、何だか最近ソーチェンの動きが渋い気がします。
クラッチ辺りの抵抗が大きいような…
クラッチがおかしいか、ブレーキバンドが干渉しているか?
いい加減プロに診断してもらわないと。

 

今日の午前で道は開かれました。
元々はかつて谷に存在した水田へのアクセス道だったりするのでしょうか。
平坦で歩きやすいです。

今日はかなりの快晴で暑いくらいなので、仮伏せしているものにどんどん笠木を足していきました。
伐採跡地に転がっているゴミのようなものをポイポイ投げて載せまくっていますが、こんなもので良いのだろうか?
不安です。僕にも菌の声を聞ける能力があれば!

 

午後は少し洗濯して、東方敷地に残っていた細いものを地道に小屋近くまで運びます。
1/3日消費で結構運べました。
どうせ東方敷地で本伏せするつもりだから東方敷地内で植菌して仮伏せして本伏せするのが一番効率的なのでしょうが。
この集材作業、賽の河原作業になるのかならないのか…

まあ伐採してから大分日が空いたものですから過乾燥気味な気がします。
なので散水出来ない場所で植菌するより出来る場所で植菌したほうが良い、のかな?
でも日当たりが良くて散水出来る環境というのは、逆に言えば高温多湿にする事も出来るから、成功も失敗も大きいのかも。

 


3月3日、この日の午前に東方敷地に少し残ってた枝払い&原木用の玉切りほぼ全て終了です。
枝葉などはD区の仮伏せ場所にポイポイとゴミのように投げて処理。ええんか、こんなんで…

何度もチェーンの張りを確認しながら玉切りしていきましたが、何だかガイドバーの溝が広くなってきた気がします。
寿命が早すぎる。
前回(最初に付いていたもの)のガイドバーとは違って、今回はちゃんとドライブリンクにバリが出たらすぐにヤスリで削ってたのに。
もっと高価で頑丈なタイプ、先端交換型のほうが良いのかな。
薪用の玉切りはほとんどしない今季くらいは135eだけで保ってほしいが…
プロ用チェンソー買うのはなるたけ来季にしておきたい。

午後にはまた地道に細いものを小屋近くまで運びます。
そろそろスパイク地下足袋が破れそう。
色々と経費がかかります。
何もしなければ金も出て行かないのに…
やっぱり雇われ労働のほうが合理的なのかもしれぬ、と落ち込む。
また出稼ぎ行きたくなってきた!

明日は何しようか。
東方敷地のコナラの太い部分を2mくらいに玉切りして、上の方にチルホールで上げておいて、本伏せ場所の確保&薪用の玉切りしやすくするのがいいかな。
今季分の本伏せ場所確保まで終わったら、ようやく進入路造成作業再開。
もちろん植菌が最優先ですが。

そう言えば今日辺りが正味で山暮らし1年記念くらいか?
悪辣で愚鈍な私を何も言わずに受け止めてくれる山よ、ありがとう。

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