コナラの玉切りと集材 18年2月9~14日 一区切り 

キノコ原木栽培

ちょっと休憩

2018年2月9日、4日連続全力で働いていましたが、朝起きると腕にかなりの疲労感がありました。
握力も落ちてます。
「まだ身体が慣れてない内にやりすぎたのか?」ということで、今日はお休みです。

次の日から天気悪いらしいので買い出しすることに。
冬の終わりを感じさせる陽気。
週間天気予報見ても最低気温が氷点下になるときが少なくなりました。
そろそろ植菌時期か?
植菌時期の考え方も色々あると思いますが、今の自分の場合は、山水が凍らずに使えるほどの気温となった日~3月末までの間くらいじゃないだろうか?と考えています。

この日に頭を悩ませたのは、本伏せの場所
椎茸のベストは東南方向の斜面で風通し良く、密度調整した常緑、落葉混交林らしい。
でも環境全てをベストにすることに拘ると、自分の山林栽培のコンセプトでもある「省力」、「粗放的」に反するとも思いますから、やはり自分の今の環境を最大限に活かすようにしていきたいと思ってます。
だから、やっぱり北・西向き斜面で皆伐地となっている東方敷地に本伏せしよう。
収量が下がってもその分労働力が少なければトントンだ。

椎茸というのは元々海外原産で、昔の日本では貴重なものだったようです。
だから元々はあまり日本の気候に合わない種。
椎茸ばかりに拘るのではなく、日本原産の作りやすいキノコを作って、販売に力を入れてみるっていうのも戦略の一つ。
販売が楽だけどライバルの多い椎茸と、生産自体はそこまで難しくないだろうけど販売が難しそうなクリタケを作るっていうのは一応理にかなう気がしてるんだけど、結果はどうなることやら。

 

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作業再開

2月11日、二日空けての作業。
まだ朝起きてすぐは握力弱いくらいですが、作業を始めたらそんなに違和感ありません。
多少の痛みくらいなら動かした方が良いかも。腰痛も同じく。

玉切りの出来は多分目立てが全てというわけではなく、姿勢も大きく関与してくるのでしょう。
良い姿勢、良い足場、良い対象物、良い目立て、これこそ玉切りの極意なり。
今日はあまり苦労することは無かったと思います。

東方敷地の北側は午後になると直射日光が差し、南側は今のところどの時間帯でも日陰となります。
なので原木に直射日光を当てないように北側から南側へ運ぼうとしますが、まだ運搬車は使えないし道も整備されてないので、一輪車で運んでみることにしました。
細めのものなら4本程度運べますから人力よりかは効率いいです。
段差には弱いけどね。
不整地対応度は人力>一輪車>運搬車>軽トラという感じかな。
積載力は逆になりますが。

全ての原木を斜面上の廃道に持ち上げるのは大変なので、ところどころにある緩傾斜のところに薪積みしてたり。
直射日光を遮るため、杉の葉などの笠木で遮光。

原木を投げたりして傷を付けたり土を付けたりするのは駄目らしいですが、今回はめんどくさがってよくやってます。
さて、どれだけ失敗するだろうか。
今シーズンのキノコ栽培は失敗覚悟です。
種駒代もそれなりにしそうなのがちょっと気がかり…。
でもどれだけ力を抜いて良いか、どこに気をつけたらいいかが今はまだ分からないので、今シーズンはデータ採取や経験値溜めに集中することにします。

 


 

2月12日、若干積雪。

いつもチェンソーにブレーキをかけっぱなしにするとかはしてないのですが、別の作業している間に小丸太をブレーキに当ててブレーキ作動。
寒いのでチョーク閉めてエンジンかけて、そのまま使っていましたが、温度が上がってきてもチェーンの動きが渋いな~と思ったときにようやくブレーキかけっぱなしで使っていたことに気づく…
チョーク閉めた後にエンジンかけたときはブレーキかかりにくい?
エンジンかける前に毎回チェーンが手で回るかの確認したほうが良いかも。

最初に日当たりのいい場所に置いてあった原木を集材。
急斜面で足場も悪いのですぐに疲れます。
腰をいたわった動きをするように心がけていましたが、丸太を担ぐときは手首も痛めやすそうだということが分かりました。
なので極力前腕(肘から先)と腰で保持して歩くようにすると、各関節を痛めにくいかもですね。

金を儲けるというより「地域資源を活かす」ことに重きを置きたいので、乱雑な伐採跡地が片づいていく様子を見ると少し感慨深いものがあります。
しかしまだまだ幹の部分はいっぱい残ってます。
これは、薪用に乾燥させているのですよ、そんなんですよ…

 


2月13日、まだまだ寒い日。たまに雪が降る。

いつも通りの作業を続けていきますが、そこそこ太い部分でガイドバーが挟まれて手鋸でも救出できなかったので、ソーチェンだけ置き去りにして分解し、外したガイドバーとストックしていたソーチェンでひとまず別の場所を片付け。

ガイドバーを挟んだ枝の、その先端が別の幹や枝に引っかかってたりしたので、そういう場所を中心に枝払い&玉切り。
重心が変わってのこ道が出来たら、手鋸で切断。

ガイドバーやソーチェンを挟んでいた様子がはっきりわかる断面となりました…

強力に挟まれた影響なのか、少し歪んだ箇所がありました。
ラジオペンチで無理矢理真っすぐにしました。

 

多くのコナラを同じような場所に倒したので一日かけても面積的にはなかなか進行しません。
でももうそろそろ玉切りはひと段落しそう
植菌は一日何本出来るものなんだろう。

 

ひとまず玉切り中断

2月14日、晴れ。
この日以降の週間天気予報では、最低気温がマイナス5℃とかにはならず、0℃程度。
もう真昼でも山水が凍りっぱなしにはならなさそう。
植菌時期か!

この日くらいで玉切りはほぼ全て終わるかと思いきや、結構面倒な配置だったので切りきれませんでした。
かかり木になりっぱなしのものもあるので、もう丸一日は必要か…
でも植菌可能になったら玉切りよりも植菌を優先したほうが良さそうなので、玉切りは一時中断とします。
隙間時間が出来た時にやっても良いしね。

昼の3時頃になると疲れが出てきました。
過去の疲れ状況から察するに、今の自分の場合、丸4日連続で作業すると疲れが出てくるよう。
丸一日肉体作業は3日までにしたり、非肉体労働を交えた方が良いでしょうね。

単に気にしなくなっただけなのか、玉切りで左に反れていくことはほとんど無くなりました。
でも代わりにソーチェンが外れることが多く、先端のスプロケットギアのところで外れるようなのではなくてスプロケットギアに引っかかったままガイドバーの溝からずれることがたまにありました。
溝からずれるタイプのソーチェン外れでは、エンジンも自動で停止。
カッター部分はまだ7mmほどだからソーチェンとしての寿命はまだまだですが、ガイドバーの溝に入るドライブリンクが摩耗してきました。
張りをもっときつめにしたほうが良いのだろうか。もしかして、やっぱりガイドバーの片減り?ソーチェン一本使い切らない間になってしまうもの?

キノコ原木栽培では原木の扱いなどに多くのコツがあるようですが、まだまだ素人ですし時間や体力も無限では無いですから、全てを完璧にこなすことは出来てません。
多分、結構失敗するだろうな…
多くの手間と種駒代かけても売り上げ無しだなんてことも覚悟しなければなりませんから、ナリワイづくりってのもリスクのあるもんなのでしょう。
でも何千万円もの借金を背負って新規就農するよりかはまだリスク低いかな。
みんな、すごいわ。
世の中の天才たちは成功することが保証されてないのに何千、何万時間も努力する。
そしてそのくらい努力しても成功できなかった人も大勢いる…
何にせよ、自分もやるしかないか。

 

次の日からは予報通り気温も上がり、種駒含め真冬の間は遠慮していたものを色々注文。
温泉やスーパー、ホムセン行って色々買い出しして、植菌と仮伏せ用意。
寒さのピークが過ぎ去ると体感気温も一気に上がって気持ちいいから、ツーリングしたくなってくる…

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