わな猟免許初心者講習の受講

2015年12月30日狩猟

取得の理由

私の周辺では狩猟をする人が全くおらず、実生活においては何の接点もありませんでした。
そんな私が狩猟に関心を持ったきっかけは、ありきたりですが「山賊ダイアリー」という漫画でした。

 

 

田舎で自給自足的な生活を送ってみたいと思っていた自分にとっては、基本的に個人消費などを主とする狩猟は、目的と合致するものでした。
その後、インターネットの狩猟に関するウェブサイトや「ぼくは猟師になった」という本などを読んでいく内に、増々関心を持つようになり、もし獲物を手に入れることが出来たらどうやって解体しようかということなどを、頭の中で想像するようになっていました。

 

 

さて、狩猟免許には以下の4種類が存在します。

・火薬を用いた銃と空気銃を使用できる、第1種銃猟免許
・空気銃のみを使用できる、第2種銃猟免許
・くくり罠や箱罠などを使用して主に4足獣を捕らえる、わな猟免許
・網を使用して主に鳥類やうさぎを捕らえる、網猟免許

山賊ダイアリーを読んでいると銃猟は面白そうに見えますが、警察への届け出や銃自体の危険性や高級さを考えると、わな猟のほうが手軽で始めやすいだろうと思われたので、とりあえずわな猟免許を取ってみることにしました。

 

狩猟免許試験初心者講習

狩猟免許に関するテキストや過去問は、基本的に各都道府県猟友会主催の「狩猟免許試験初心者講習」で手に入れる事が出来ます。
わな猟免許の初心者講習は、試験前に各地で行われており、私の県では県内3箇所で行われていました。
また、試験自体は年に3回行われていたので、講習も各地域で3回ずつ、試験2週間ほど前に行われていました。
なお、銃猟免許は申込者が少ないからか、県猟友会事務所でのみ、年3回行われていました。網猟はありませんでした…。

講習費用は、テキスト代含んで6500円でした。
受講の流れとしては、以下のとおりになります。

申込書をFAXや郵送で猟友会事務所に送る

テキストと講習費振り込み用紙が自宅に送られる。

振り込みの領収書とテキストを持って、講習会場に行く。

講習は午前10時から午後4時まで行われました。
当日配布されたテキストは以下の3種でした。

・狩猟免許筆記試験の過去問
・わな猟免許試験用狩猟鳥獣判別図
・狩猟免許試験の配点や注意事項

午前中は筆記試験に関する講習でした。
まあ、これは自分でテキストを読んで過去問を解いたほうが良いようなものでした…。

午後はわなの判別と設置の実技試験の練習でした。
わな猟免許の講習では猟具の判別と設置の練習が行われ、狩猟鳥獣の判別はテキストを見て各自で練習することになりました。

 

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・猟具の判別

くくり罠や箱罠の判別を行い、その猟具が基準を満たしているか否かを判断。
(例:よりもどしや締め付け防止金具がついていないくくり罠には「使用できない」と言わなれければならない)

 

・猟具の設置

くくり罠もしくは箱罠の設置。
箱罠のほうが簡単なので講習でも箱罠の設置をオススメされ、くくり罠の設置方法は教えてくれませんでした…。

箱罠の設置は基本的に以下の手順でした。

設置の宣言

手袋の装着

罠の設置

標識の設置

完了の宣言

 

講習は午後4時までということでしたが、実際は2時から3時の間くらいで終わりました。
家に帰ってからは2週間後の試験に備えて、テキストを読み込んで過去問をほぼ全て解けるようにし、狩猟鳥獣の判別の練習も行いました。

 

テキストや過去問集の入手や実技試験の練習を考えれば、初心者講習は絶対に1回は受けた方が良いと思います。
狩猟のことをちゃんと教えてくれるのは、多分この講習くらいでしょうし。

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