『悲報』薪が崩れる。斜面より平地が欲しくなる

平地の少ない山の中で暮らしてる自分ですが、薪の乾燥場所に困っているので斜面に薪棚を作っています。

安価に済ませるため、土台の一部だけを単管パイプで作り、薪そのもので自立するように積んでいます。
確かに安価で邪魔にならない場所に薪を保管・乾燥していけたのですが、やっぱり平地で積むよりも不安定なのです。

 

今回の記事は、不安定になった薪棚が崩れた様子と、その原因を書いていきますYO!(やけくそ)

 

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薪の崩れ記録

雪で崩れる

元々横から見たら歪んでいた薪棚でしたが、雪の重みで崩れてしまいました…

まあこれに関しては「いつか崩れるだろう。崩れたら積み直せば良いか」と思っていたので、精神的ダメージはそれほど多くなく。
4m薪棚の内、半分だけでしたし。

…いや、やっぱりげんなりしましたw

 

積み直しには約1時間かかりました。

最初の薪棚は以下の記事のように、列間を結ぶ薪を設置していなかったので、特に不安定でした。
積み直し時はしっかり列間を繋ぎ、横から何度も薪棚全体の傾きを確認しながら積んでいくと、安定したようです。

 


単管のたわみと雪が原因?

斜面に薪棚を作る経験値が増えて、横からしっかり確認するクセが付いてきたのに、なぜか崩れました…

この時はちょうど作業時に崩れたので、音をしっかり聞けました。

「ガラガラガラ!…カラン、コロン…」

 

薪割り時にちょうど来客が来ていて、話をしていた最中。
皆で「何だ!?」と振り返った思い出w

来客が帰った後に、すぐ原因の究明と積み直し。

斜面の傾斜がきつかったので、2時間ほどかかりました。
斜面下から一つ一つ腕に乗せて登って、積んでいくのは、辛いです…

 

今回崩れた理由は恐らく、土台の単管が薪の重さでたわんで、土台近くの薪が傾いて滑り落ちたからだと思います。

薪を積んでいない状態だと土台単管も真っすぐで、薪も斜面上方向に傾いていたでしょう。
しかし薪を積むにつれて単管もたわみますから、それを加味した上での傾きにするべきでした。

 

大崩落

一番大きい崩落は、幅5m×高さ1.5m×0.66m≒5㎥崩れたものでした…

この時はちょうど京都旅行に行っていて崩れる瞬間を見れませんでした。
帰宅して、何かが違うと思っていたら、こんなことに…

 

もうこれは本当に、唖然とするばかり。

苦労して割って積み上げた薪たちが、斜面下へ満遍なく広がり、まるで薪の海のようだ!

 

積み直しには半日。
斜面下から持ち上げるので、体力は全て消費しました。
薪割りよりも無駄手間な感じがあって、精神的にもひどく疲れましたよ!orz

 

原因は恐らく、これも上記と同じく単管のたわみによる土台の傾きかと思います。
積み直し時はつるはしで土台の傾きを変えて、水平器で一定以上の斜面上方向への傾きを確認しながら積んでいきました。
おかげで今度は斜面上方向へ倒れそうな圧迫感がありますが、まあ斜面下に倒れるよりかは良いでしょう。

段差の際に薪棚を作るより、段差の中央に積んだ方が良いのかなあ…
でも、そうするとかなり通りにくいし。

平地の少ない山暮らしは、やっぱり大変だということを実感しました。

 

斜面に薪棚を作るコツ

以前、斜面の際に薪を積みたいときはどうすれば良いか?と考えたことがあります。
その経緯は過去記事で↓

 

結論としては、安価に済ませたいなら単管の土台1本を杭と固定する、ということに行き着いたのですが、これも色々とコツが必要のようです。

まず、斜面に薪を積む場合は斜面上に立って積むことになりますが、その時に水平感覚が狂って斜面下側に薪を傾けやすくなります。
「水平もしくは斜面上方向に傾いているな」と思っていても、水平器を置くと斜面下方向に傾いていたり、水平だったりします。
薪を積む場合、水平器も持参して、傾きをちゃんと確認しながら積むこと!

単管土台は、薪を積めば積むほど、重さでたわんできます。
土台だけの時の傾きと、薪を積み切った時の土台の傾きは異なるので、思ったより斜面上方向に傾かせること。

また、斜面下方向に薪棚が倒れやすいだけでなく、倒れた時の積み直しも斜面上方向の時よりも遥かに手間がかかりますから、斜面下方向にだけは倒さないように気をつけながら積むこと!

 

まあ、根本的に、斜面には薪を積まないようにするってのが一番の対策かもしれません…

でも、自分の山は斜面ばかりだからなあ。
数少ない平地や段差は建築や道に利用したいし。
伐採現場で薪を乾かすより、麓に丸太を運んでそこで薪を作って保管と乾燥するのがベストなんじゃろか?

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